アンティキティラ島の古代の機械の謎!古代ギリシャが誇った驚愕の技術

古代ギリシャの数々の施設は、とくに、水道設備などは、今現在においても、素晴らしいと評価されています。都市造り、建造物、科学、物理、そんな背景から、アンティキティラ島の機械も想像の手がかりになるかも知れません。

キリスト教の支配がなかったら、古代ギリシャの社会や人々はどのような未来を描いていたのだろうかと、手がかりを探してやまないのです。アンティキティラ島の職人は慎重で、丁寧な高い技術を持った人だと言われています。

アンティキティラ島の機械はどこで見られる?

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アテネ国立考古学博物館に、展示されています。1階の青銅器区画にデレク・デ・ソーラ・プライスの復元品と並んでいます。復元品は青銅製の最初の81のぼろぼろのパーツを元に足りない部品を推理し組み立てたとされています。

アテネ国立考古学博物館所蔵

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アテネ国立考古学博物館には国中の貴重な品が展示されています。1日では周りきれません。またアンティキティラ島の時計は常設ではありませんから確認して、行ったほうがいいようです。アンティキティラ島の機械は復元品と隣同士に並んでいます。一階の青銅器のコーナーに展示されています。

失われた技術は失われた時間に等しい。興味深い記事です。

現在でも研究が進む

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アンティキティラ島の機械の研究は、復元したから終了ということにはなりませんでした。まだ沈没船の謎もありますし、失われたパーツの研究も進めています。研究機関がしてきた3DやX線分析の結果が2006年に発表されました。ネイチャー誌にも取り上げられ世の中がざわめきました。

アンティキティラ島の機械には2000文字が刻まれていることがわかっていましたが、表面が傷んでいたため、読むことができませんでした。CTやMRIがある現在では読めるようになっています。まだ調査すべきことがあり、中でも失われた部品については調査を進めています。

こちらもご覧ください。科学が発達して、解明されたものとどうしても解明できないものがあります。

古代ギリシャ人が見上げた夜空

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星は人類が誕生するはるか昔から空で輝いています。でも、星座は空の星と星を見えない線で繋いで星座にしたのです。無数の光の点に壮大な物語を映していたのですね。アンティキティラの機械があれば、すでに恒星と惑星を見分けることができたのです。

古代の星座

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想像力を働かせて空に描いたのは古代の人なのです。初めて星座として空に登場したのはメソポタミア文明以前まで遡ります。シュメール人やアッカド人が作ったかも知れないというのが新しい説です。古代の人々が仰いだ星は今とほとんど同じです。失われた星はそれほどないのです。

口伝によると、アークトゥルスのことをジブジアアナと呼び、すでにうしかい座の原型が作られていたのではないかと推測されています。考古学的な解説だと紀元前4000年に初めて星座の名前が登場したとされています。

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