このシリーズの核になる、まさにオールラウンダーモデルといえるロッドです。河川、河口、サーフ、磯とどんな場面でもハイレベルにそつなく使えます。遠投性も高いですが、ショートバイトを掛けるような繊細な釣りまで、器用に使用できます。最初の一本におすすめです。
エクスセンスジェノスのインプレ
初代エクスセンスが発表されてから、エクスセンスシリーズは幾度となく進化を重ねてきました。まさにフラッグシップロッドともいえる性能は使用した人に驚きと感動を与えてくれます。このロッドの特徴を踏まえて、インプレッションを紹介します。
インプレ①軽さ、感度、柔らかさを兼ね備えている
新素材ナノアロイテクノロジーを用いたスパイラルXコアによって、軽さはもとより、美しい曲がりを魅せてくれます。ロッド全体が柔らかく曲がってくれるので、バラシの軽減にもつながります。また、ハリもあり、カーボンモノコックグリップを採用しているので、感度も素晴らしいです。
インプレ②高い操作性、抜群の感度とフッキング性能
ロッドが軽量化されたことによって、ルアーにアクションをつけやすいのと、新設計のガイドということもあり、キャストがしやすくなっています。グリップの形状やカーボンモノコックグリップによって、感度が上がりました。ブランクスのパワーもあるのでしっかりフッキングすることができます。
インプレ③ゆとりあるパワー感
新設計のスパイラルXコアによって、軽量化はもちろん、ロッドの粘り強さが上がりました。魚の動きにロッドがついていってくれるので、バラシが少なく、ロッドを曲げてためているだけで復元する力で魚が浮いてきてくれるため、大きい魚でも安心してファイトできます。
ポイントごとに使うエクスセンスジェノス
島国である日本は全国、基本的に本州であればどこでもシーバスを狙うことができます。また、エサを追って河川内にも遡上してくるので、川でも釣れます。代表的なポイントとして磯や河川などのポイントでおすすめのロッドを紹介したいと思います。
河川のシーバス
河川といっても東京湾奥のような河川なのか、雄物川などの清流が流れる河川なのかによって使うロッドは変わってきます。東京などの都市型河川は繊細な釣りを求められるのに対し、山間の河川は急流なためパワフルな釣りに対応しなければなりません。
都市型河川の場合、S810MLがおすすめです。ロッド全体が曲がるレギュラーテーパーなため、キャストもしやすく繊細なバイトでもロッド全体がショックを吸収するため、バラシが少なくなります。清流の場合はパワーのあるS97MHが向いています。ティップは繊細ながらバットにパワーがあるため、流れに負けることなくファイトできます。
磯のシーバス
磯では足場が悪く、ランディングできる場所も限られてしまうため、パワーのあるロッドでなければ対応できません。おすすめはS100MHです。硬さがあるロッドですが、レギュラーテーパーで全体が曲がる、硬くて曲がるロッドです。復元力を活かし、タフな状況でも魚を引っ張ってこれます。