はまちとぶりの違いは?見た目や味や旬の見分け方などをご紹介します!

はまちとぶりの2つの魚の違いは他にもいくつかあります。同じ魚と言われると外観や味など全てが違うと思う人もいますが、実はそうではないのです。どういうところに違いがあるのかなどを詳しくわかりやすいように説明していきます。

はまちとぶりの違い①見た目

素人が釣ったその場で見分けるのは、プロの漁師でもない限り、非常に困難なことなのです。しかし、捌いていくと違いがはっきり分かり、ぶりの身の色は赤黒くなっており、はまちは透明と白が混ざったような綺麗な色をしているのです。

はまちとぶりの違い②味

ぶりの味はすっきりした味わいがして、はまちの味は濃厚で脂身がたくさんある魚です。ぶりはまぐろの赤身の部分を食べているのに近いようなすっきりした味わいがする魚です。また、はまちはどちらかというと、多くの人が好きなトロのように口の中が溶ける感じがします。

はまちとぶりの違い③旬

ぶりの旬は基本的に寒い冬のまっさ中で、それに対してはまちは食欲の季節である秋ごろから冬に入るくらいの季節です。どちらも食べ頃は絶好の時期で、身の柔らかく、味も濃厚な風味がたまらなく美味しいので子供から大人まで人気な魚です。

はまちとぶりの特徴と生態の違いを解説!

ハマチとぶりは味や旬なども違ければ、魚自体の特徴や生態なども全く異なっているのです。この次では、いったいどういうところが違うのか、それぞれの魚は何番目の出世魚なのかなどを分かりやすく解説していきます。

この2つの魚の事をもっと理解して料理や釣りなどを楽しみましょう。

はまちとぶりの特徴と生態の違い1. はまち

こちらではまず、はまちの特徴や生態などを詳しく解説していきます。はまちはお刺身だけでなく、照り焼きや子どもの離乳食などに利用されており、とても体の良い魚でもあります。そんな普段食べているはまちは頭がとても賢く、様々な餌を食べているので栄養満点な魚なのです。

はまちはアジの仲間

はまちは体が全体的に幅が広いく、体の上部は薄い黒色で下部は灰色に近い色をしています。はまちはアジと同じ仲間の分類に入りますが、これと言って似ている個所はあまり見当たりません。また、尾びれは切れ目が深くて鋭い形をしており、出世魚の順番を関西で言うと2番目です。

はまちは集団で行動する

はまちは自分たちが獲物を捕まえやすくするためと、大きな魚やサメなどに攻撃されないために集団で行動しています。また、はまちは肉食で、普段は小さな魚を食べていますが、貝や海藻類なども食べることがあります。

はまちは北海道の近くの海から環東シナ海までの範囲に生息しており、成長度合いによって生息している場所が違います。

はまちとぶりの特徴と生態の違い2. ぶり

次に、誰もが煮付けなどで食べているぶりの特徴と生態をご紹介していきます。ぶりははまちと違って体の色も少し異なり、泳いでいる海の場所なども全く違うのです。また、ぶりが捕食している餌もはまちと少し違いがあるのです。

全体的に綺麗な色合いをしている

ぶりの上部は薄い青みがかかった色で、下部は白くなっていて見た目はとても綺麗な色をしています。大きさは全体的にふっくらしており、見るからに身が引き締まっていそうな体つきをしております。また、出世魚の順番は関西と関東共に4番目です。

回遊する場所が季節ごとに異なる

ぶりは日本全国に生息しており、満州沖付近やロシア東部にある半島周辺に生息しています。沿岸から沖よりの場所で集団で泳いでおり、普段の餌は小魚類やイカ類を捕食します。また、夏になると北へ上って行き、秋頃から冬にかけては南の方へ泳いでいく季節回遊をしています。

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