ゾディアック事件の真犯人は!?犯人像や暗号から真実に迫る【閲覧注意】

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ゲーリーが父であるアールをソディアックと結びつけた理由は沢山あります。アールとソディアックは非常に共通点が多いのです。それらの共通点をまとめてみます。客観的な事実の他に、ゲーリーの主観的な情報も含まれています。

似顔絵がよく似ている

テレビ番組でソディアックの似顔絵が放送されたとき、ゲーリの息子が叫びました「あれパパじゃん!」テレビに映っていたソディアックの画像は自分に非常によく似ていました。しかし、ゲーリーは自分に似ているにではないと直ぐに気が付きます。似顔絵は自分に似ているのではない、父親アールの顔にそっくりなのです。

オペラ「ミカド」への執着

犯行声明文にはオペラの「ミカド」からの引用文がありました。アールは宣教師だった祖父につれられ日本で暮らした経験があります。ミカドの一節の文章を口ずさんでいたという親戚の証言があります。ミカドは1853年イギリスで初上映された作品で、日本の風俗文化を紹介するドタバタ喜劇です。

被害者の女性が実母のジュディに似ている?

ソディアックの被害にあった女性はアールの実母に似ているという証言もあります。カップルを襲ったゾディアックは確実に女性を殺害しています。女性に対して特別な感情を隠し持っていたのではないかと疑われています。母親に対する異常な愛着が犯罪の根底にあったのでしょうか?

悪魔崇拝的な経典に凝っていた

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ソディアックの犯行声明の中には、現世で殺した人間が来世で自分の奴隷になると主張しています。奴隷狩りともとれる文章です。また、丸の中に十字を描きこんだトレードマークは『宗教的な意味」が隠されているとも言われています。

アールが服役していた期間はソディアックの事件が起きていない

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アークは犯罪で服役した期間があります。アークが服役した期間にはソディアックの犯罪は起こっていません。この事実をどうとらえるのかは賛否が分かれます。犯罪をした証拠ではなく犯罪ができなかった証明だからです。やっていないことの証明は無理だという事から悪魔の証明と呼ばれます。

ゲーリー・L・スチュワート氏の著書を読もう

殺人鬼ゾディアック――犯罪史上最悪の猟奇事件、その隠された真実 (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ II-3)

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ゲーリー・L・スチュワート氏が父親をソディアック事件の犯人だと訴え出た衝撃の本です。440ページにわたり、主人公の生い立ちから、自分を捨てた父親について、そしてソディアック事件との関係性。父親が犯人ではないかと確証に近い思いを抱くに至った経緯が事細かに描かれています。

「殺人鬼ゾディアック 犯罪史上最悪の猟奇事件、その隠された真実」

息子である筆者が主人公になって3人称の視点で物語は描かれています。事実は小説よりも奇なり。という言葉の通り、運命に導かれるように破綻したはずの親子が巡り合ってしまいます。自分の父親が犯人かもしれないという疑念は「真実」を求めていく中で確証へと変わっていきます。執念を感じる渾身のノンフィクションです。

怖い記事を読みたい方はこちらもどうぞ!地底湖で行方不明になった不可解な事件の真相が怖い

ゾディアック事件を題材にしたおすすめ映画①

ソディアック事件を題材にした映画もたくさんあります。ここでは2本の映画を紹介します。殺人予告を行う犯人像にソディアックに着想を得たダーティーハリー。ソディアックを中心に人生が翻弄していく4人の男を描いたソディアックという名前の映画です。

ダーティーハリー

ダーティーハリーは1971年にアメリカで制作された映画です。サンフランシスコを舞台にして、 クリント・イーストウッド扮するハリー・キャラハン刑事が、連続殺人鬼との攻防を描くアクション大作です。犯人の連続殺人鬼のモデルがソディアックだと言われています。

おすすめの理由と魅力

1970年代の映画なので今見ると若干の古さは感じます。しかし、登場するキャラが素晴らしく立っていて良い意味でハチャメチャです。クリント・イーストウッドのカッコよさが光る作品。超善超悪で真っすぐな正義感にスッキリと見ることが出来ます。

あらすじなど

  • サンフランシスコのプールで女性が殺害される
  • 捜査に当たるのがダーティハリーことハリー・キャラハン刑事
  • スコルピオと名乗った犯人は警察に10万ドルを要求
  • 捜査の網を潜り抜ける犯人は黒人少年を殺害し少女を誘拐
  • 犯人を逮捕するが嫌疑不十分で釈放
  • スクールバスをハイジャックする犯人とハリーの最後の戦い

ゾディアック事件を題材にしたおすすめ映画②

ソディアックはデヴィッド・フィンチャーが監督を務め2007年に公開された映画です。ソディアック事件をこれから調べてみたい、興味がある、という方にはお勧めの一本です。飽きさせないストーリーでアッという間に見ることが出来ます。

ゾディアック

日本ではPG12指定を受けた作品です。PG12とは12歳という年齢制限があることを指します。ショッキングな内容が含まれているので子供を保護しようという趣旨です。実際の事件を基にしているのでショッキングな映像も含まれています。原作はロバート・グレイスミスによるノンフィクション小説『ゾディアック』です。

おすすめの理由と魅力

夜中に一人で見てはいけない作品です。実際に合った事件だと思うと人間ドラマが少し怖すぎます。長尺な映画ですが緊張感があって最後まで飽きずに見ることが出来ます。ただし、未解決事件なので最後のクライマックスにもやもやが残るという感想を持つ人も多い作品です。

あらすじなど

  • 1969年カリフォルニア州でカップルが拳銃で襲われ女性が死亡
  • 警察に犯行声明が届く
  • 新聞社にも犯人しか知らない情報を含む犯行声明が届く
  • 犯行には不気味な暗号文が添えられている
  • 暗号解読に成功するも犯人逮捕には至らず
  • 更に犯行は繰り返され犠牲者が続出
  • 犯人を追う男たちがの人生がそれぞれ暗転していく

ソディアックは神格化されている?

ソディアックは一部の熱狂的なファンとも信者とも呼ばれる人たちによって神格化される動きもあります。ソディアックは映画の題材になるような人々を引き付ける狂気に包まれた魅力があります。特定のアンテナを持つ人は強いシンパシーを感じるのかもしれません。

ソディアックのアイテムも販売されている

ソディアックのアイテムは色々と販売されています。シャツや時計やフィギアなどです。国内のサイトではなかなかお目に掛かりませんが海外のサイトでは検索にヒットします。Zodiac Killerで商品検索をすると色々とヒットします。

世界にはソディアックを超える狂気殺人が!

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世界にはソディアックを超えるような連続殺人が沢山なります。まさに鬼畜の所業です。その中でも特に戦慄を覚える狂気の連続殺人を紹介します。かなり気持ち悪く衝撃的な内容が含まれていますので要注意で読んでください。

世界が戦慄!100人以上殺したのは看護師だった!

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ドイツ人看護師ニールス・ヘーゲルは2015年2月、殺人未遂で終身刑を言い渡されました。この看護師は入院中の患者の静脈に心臓血管薬を注入して危篤状態にさせたといいます。その理由が「自らの手で蘇生させる」というものでした。自らの組成技術を披露したい!その為だけに少なくとも100人以上が殺されました。

死体を食った男!ミルウォーキーの殺人鬼

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15人以上を殺害し「被害者を喰った!」と証言したのがミルウォーキーを震撼させた連続殺人犯ジェフリー・ダーマー。彼は被害者をゾンビにするために生きた状態の人間の頭に穴を開けていました。更に、彼は近所にサンドイッチを配っていたこともあります。このサンドイッチに挟まっていた肉は何の肉だったのでしょう?

女性を誘拐し「人間狩り」をやったロバート・ハンセン

17人の女性ばかりを誘拐し殺害をしたロバート・ハンセン。彼は誘拐した女性を強姦し全裸のまま逃がします。そしてライフルやナイフを使って追いかけまわしました。人間狩りです。極めて内向的でいじめられることの多かった幼少期を送った彼は、鬱屈した内面を年を重ねるごとに狂気化させました。

ゾディアック事件に迫るのはあなたかもしれません

ソディアック事件は多数の証拠があるにもかかわらず犯人検挙に至らなかった事件です。最初の事件が発生した年を考えると犯人は既に死んでいるかもしれません。つまりは迷宮入りです。ただし、ソディアックが残した暗号は未だに謎のベールに包まれたままです。この暗号が読み解ければ、真犯人へとつながる糸が見えてくるかもしれません。

暗号に挑む

ソディアックの暗号は一般にも公開されています。この記事を読んでいる「あなた」にも解読するチャンスがあるという事です。頭脳に自信がある方はソディアックの残した暗号に挑戦してみてはいかがでしょうか?数十年の時を経て狂気に染まった真犯人の心の中を覗くことが出来るかもしれません。

ゾディアック事件を知る際にはご注意を

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最後まで読んでいただきありがとうございました。ソディアック事件は、この記事では触れきれなかった凄惨な事件や犯罪が多く含まれています。それらは、気分が盛り上がるものではありません。調べれば調べるほど内臓が締め付けられるような不快感があります。興味がある方は十分注意して検索してください。

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