人類最古のギョベクリテペ遺跡とは?巨大石柱が示す新たな古代文明に既存の人類史が覆される!

私たちが学校で習う最古の文明は「メソポタミア文明」です。年代は紀元前3500年前です。「ギョベクリテペ遺跡」はそれより古いというのでしょうか?それよりも古い遺跡が現れたら、また神殿なども見つかったら歴史書はどうなるのでしょうか?興味が尽きることがありません。

世界最古のメソポタミア文明より古い11500年前

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世界最古のギョベクリテペ遺跡:「ギョベクリテペ遺跡」は最も古い文明の痕跡として今日では認められています。その年代は11,500年前です。私たちの知る色々な歴史は、塗り替えられることになります。それまでの文明の起源は紀元前にさかのぼりますが、もっと近い年代だということが知られています。

石器時代に文明があった!?

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11,500年前といえば旧石器~新石器に移行する頃です。その頃は今までの定説では、やっと農耕が始まり「定住」が見られる頃です。石器もやっと磨製石器に変わりかけたところです。その時代に考えられない文明が存在していたことになります。

狩猟時代に宗教が存在した!

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そんな獣を追いかけていた「狩猟時代」に立派な神殿が存在し、象形文字があったとは驚きです。その遺跡の石柱には現代のコンピューターでやっと知りうる天体の運行が記されていたのです。それまでは「農耕」が始まってから宗教が生まれたと考えられていました。

 ギョベクリテペ遺跡建設の謎

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「ギョベクリテペ」の建造物は英国の有名な「ストーンヘンジ」のそれよりもはるかに高度な「建築技術」を使って作られています。どうしてこんなに高度な技術が存在したのかは、謎です。そのT字型の柱は人の顔を表していると考えられています。

ギョベクリテペ遺跡は古代の大神殿

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この遺跡ので石柱などには、動物の彫刻などが発見されています。これらから、動物の狩猟の成功を祈願したことが推測され、この遺跡は「神殿」であったという説が有力です。こんな時代に突然、神殿が現れるというのはとても不思議です。

巨大石を採掘する技術と運搬方法

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巨大石を手に入れるためには、まず石を切り出されなければなりません。石灰岩の硬い岩盤を切り取るには非常に硬いは物に相当するものによって切り出す必要があります。石の柱一本切り出すには何百人という男性の力が必要でした。

運搬方法にしても、それだけの多くの人をまとめるトップの存在が必要です。その統率された力があって初めて可能でした。それらはずっと後に現れた統率手法だと考えられていました。

人材確保と使役人の居住地

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基本的にはこの遺跡には、使役人など建設に従事した人々の住居などは全く発見がされていません。だからそれらはずっと他の位置にあり、ここは「聖地」であったのではないかという説も現れます。何百人の男たちはいったいどこへ消えたのでしょうか?その力はどこから来たのでしょうか?全く分かっていません。

ギョベクリテペ遺跡で最古の文字発見!

何しろ一万年前の遺跡と認められたのですから、そこから発掘されたものは今までの常識を覆すことになります。絵画のように見えるものは意図的に書かれており、文字である可能性が高いのです。そうすると人類史で最も古い「象形文字」となる可能性が高いのです。

メソポタミア文明シュメール人が文字の発明

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メソポタミア文明シュメール人が文字の発明:太古のシュメール人の文字の歴史は、紀元前3400年頃であるとされています。ということは、「ギョベクリテペ」の文字の発見は「遥かにさかのぼる」ということになります。それまではシュメール人のものが「文字の発明」として認識されていました。

メソポタミア文明よりも7000年前に文字があった!

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ということは私たちが知っている最古の文明「メソポタミア文明」より良いもはるかな昔に文字があったということになります。しかも7000年も前にです。これは驚くべき事実といわねばなりません。

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