チョウチンアンコウのオスは切ない運命をたどる?その理由を解説!

簡単な基礎が固まったところで、この記事のメインとなるオスについての解説に入っていきます。「切ない」とは一体どういうことなのか?それを一緒に見ていきましょう。

チョウチンアンコウのオスは切ない①大きさ

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大きさについては前述しているでしょ?と思うかもしれませんが、前述している大きさは、あくまでもメスの全長になります。ではそのメスと比べてオスはどのような大きさをしているのかを解説します。

チョウチンアンコウのオスは小さい

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イメージとしてはオスの方が大きくて強そうな感じがしますが、この魚のオスは4cmくらいにしかならず、メスの10分の1程度の大きさしかありません。見た目は稚魚か、または全く別の魚に見えてしまうほどでイメージとは正反対な見た目をしています。

チョウチンアンコウのオスは切ない②見た目

見た目についても前述していますが、実はこちらもメスについての話なのです。ということで、こちらについてもメスとオスでどのような違いがあるのかを見ていきましょう。

チョウチンアンコウが光るのはメスだけ

この魚の特徴として発光する「イリシウム」を取り上げましたが、なぜ光るのかをご存知でしょうか?実はその部分に光る細菌を潜ませているのです。

この細菌が光ることによって「イリシウム」を餌のように見せるという疑似餌の役割を持っています。捕食の対象となる魚がつられて、その魚を捕食するのです。

生きていく上で大切な役割を持っている「イリシウム」ですが、実はオスにはこれがありません。ではどうやって捕食しているかというと、嗅覚が優れているのでそれを利用して捕食しているのです。

チョウチンアンコウのオスは切ない③交尾

自分の子孫を残すために大切な交尾についての話をしていきますが、この魚の交尾はとても変わっていて、他の魚にはないような交尾を行います。詳しく見ていきましょう。

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