カツオの旬な時期を知ろう!高知県での旬やおすすめレシピなどをご紹介

漁師が一本一本丁寧に釣り上げるこの漁法は、網漁と比べると水揚げ効率が落ちてしまいます。しかし一本釣りであれば、魚同士が接触して傷をつけ合うことがありません。鮮度の低下を防ぐことにつながります。一本釣りは自然に優しい漁法として、水産協会から認められています。

高知県の旬は秋

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高知県では黒潮の流れに乗って、春と秋にカツオの群れがやってきます。春の初鰹も美味しいですが、高知県では秋の戻り鰹が一番の旬とされています。旬のカツオはなんといっても脂ののりが最高です。脂質は初鰹の10倍はあると言われ、トロのような食感を味わうことができます。

また「日戻り鰹」といって、釣ったその日のうちにカツオを食べる、という贅沢な食べ方があります。新鮮なうちに刺身として食べることもできます。こいった食べ方があるのは、カツオ漁が盛んな高知ならではの食文化だといえるでしょう。

高知のカツオやおすすめの市場を知りたい方はこちらをご覧になってください。

カツオの旬について知ろう:初鰹と戻り鰹の違い

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ここまで初鰹と戻り鰹について一通りご紹介しました。ここからは味や料理の違いについて、さらに深くご説明していきます。獲れる時期によって向いているおすすめの食べ方があるので、ぜひ参考になさってください。

違い①味の違い

まず味の違いですが、初鰹は脂身が少ないのであっさりとした旨みが特徴です。次に戻り鰹ですが、こちらは脂がのっているので、トロのような甘みがあります。脂がのっているといっても、赤身の魚なので、くどい脂っぽさではありません。獲れる時期によって、違う味を楽しむことができるのがカツオの魅力です。

違い②料理の違い


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味が異なるのでそれぞれ向いている料理があります。初鰹だと刺身やたたきなど生に近い状態の料理が向いています。また鰹節も脂みの少ない初鰹で加工されることが多いです。戻り鰹だと、脂肪分が多いので、加熱してもぱさぱさになりにくく、煮物や揚げ物に向いています。もちろん刺身やたたきとして食べても問題ないです。

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