沖縄には心霊スポットが多い
沖縄は、霊的に見ても独特の土地であり、心霊スポットが非常に多いことで知られています。その理由には、先の大戦を含む波乱に満ちた歴史と、霊的なエネルギーに満ちた風土が、大いに関連していると言えるでしょう。
沖縄は日本で唯一本土決戦があった場所
沖縄の心霊スポットの特徴として、戦争とその犠牲者に関わる場所が多いことが第一に挙げられます。それもそのはずで、沖縄は太平洋戦争の折、日本本土で唯一地上戦が行われた激戦地であり、数多くの戦没者が眠る場所なのです。
その数は日本アメリカ両軍合わせて20万人に上ると言われ、住民の戦闘動員や集団自決などもあり、悲惨な状況であったことが知られています。彼らの多くが浮かばれない霊となってこの世を彷徨っていたとしても、何ら不思議ではないと言えるでしょう。
沖縄にはユタと呼ばれる祈祷師の修行場がある
第二の特徴として、沖縄の心霊スポットは、古くから伝わる独特の信仰と関連していることが多いです。特に、ユタの修行場とされている場所が心霊スポットとなっていることも珍しくありません。ユタとは、沖縄や奄美地方などで代々受け継がれている祈祷師(シャーマン)のことです。
主に女性がなるもので、死者の霊と交信して運勢を占ったり、悪霊を払ったりするのが彼女たちの役割です。そして、ユタになるためには強力な霊と直接対峙するという、厳しい修行が必要となるらしく、そのための修行場は必然的に強烈な心霊スポットとなってしまうと言われています。
沖縄のヤバすぎる心霊スポット25選①スリーエス(恩納村富着)
沖縄本島の中央部に位置し、日本でも屈指のリゾート地として知られている恩納村(おんなそん)。そこには、心霊スポットの多い沖縄でも、特に知名度が高くで危険と恐れられる場所が存在しています。何の理由か、ガードレールに「SSS」という文字が書かれていたために、その場所は通称「スリーエス」と呼ばれています。
最も危険?ユタの修行場
スリーエスはユタが修行をおこなう場所であり、非常に強力な霊の集まっています。修行の途中で精神に異常をきたし、命を落とした人もいるほど危険な場所で、ユタ以外の霊能者は近づくことすら嫌がるとのことです。
霊感のない人でも、足を踏み入れれば、頭痛や吐き気など体調に異変が起きたり、幻覚を見たりして精神を病んでしまう可能性があるとされています。
沖縄のヤバすぎる心霊スポット25選②大山貝塚(宜野湾市大山)
代表的なユタの修行場は、スリーエスの他に2つあり「三大修行場」と呼ばれています。そして、そのいずれもが危険な心霊スポットとされているのです。大山貝塚もそのうちの一つで、不用意に立ち入れば命すら奪われかねないと言われています。
「命の保証はない」死者の世界
大山貝塚は普天間基地のそばにある木の生い茂った丘のような場所で、茂みに埋もれるように一つの祠(ほこら)が建てられています。ユタ曰く、その祠の先は「死者の世界」だということです。足を踏み入れると何者かのうめき声が聞こえたり、激しい頭痛などの体調不良に襲われると言います。
また、鞠を手渡してくる子供が現れ、それを受け取ってしまうと命を落とすという話しや、祠の横にある洞窟に入れば、二度と出られなくなるという噂もあり、一度入れば命の保証はないとされる危険地帯です。
沖縄のヤバすぎる心霊スポット25選③中城高原ホテル(中頭郡北中城村)
中城高原ホテルは、世界遺産にも登録されている中城城跡の近くにある廃ホテルです。1970年代から建設が開始されたそうですが、建設会社が倒産したことにより工事がストップ。以来放置され、廃墟となりました。
子供の霊が出没する
廃墟マニアに注目される一方で、心霊スポットとしてもよく知られている場所です。工事途中でありながら、一時期は営業していたらしく、その間に敷地内のプールで子供が亡くなる事故があったとのこと。プールでお供えをしたり、線香を焚いたりすると子供の泣く声が聞こえてくるそうです。
他にも、首なし男や、物陰に隠れる外国人の霊を見たという噂があり、周辺から多くの亡霊が集まる場所になっている考えられています。
沖縄のヤバすぎる心霊スポット25選④万座毛(国頭郡恩納村)
万座毛(まんざもう)は、青く美しい東シナ海に向かって張り出した切り立った崖があり、絶景スポットと言われる観光名所です。一方で、いまだに身投げする人が絶えない自殺の名所としても知られています。
防空頭巾の人達が行列を作る
沖縄戦に際して、恩納村付近は激戦地となり、アメリカ軍に追い込まれた住民たちは万座毛から海に飛び込んで集団自決する道を選びました。
彼らの霊は、いまだ成仏できずにこの地を彷徨っているらしく、防空頭巾を被った数十人の行列が、海から現れることがあるそうです。また、写真を撮ると無数の手や顔が写ったり、深夜になると兵士の霊が隊を成して迫ってくるという噂もあります。
沖縄のヤバすぎる心霊スポット25選⑤森川公園(宜野湾市真志喜)
宜野湾市内にある広い公園です。展望台やテニスコートなどがあり、市民の憩いの場となっています。そして、ユタの三大修行場の一つに数えられてもおり、天女の羽衣伝説も残っている神秘的な場所です。
大穴に落ちたら出られない?
そんな森川公園は、危険な心霊スポットとしても知られており、地元の子供たちは、夕方以降は公園に入らないよう、親から言いつけられているそうです。霊感のある人が近づくと頭痛がしたり、急に肩が重くなったように感じるとのこと。
実際に、戦時中は多数の死者が出た場所であり、日本兵の服を着た幽霊が現れることもあるそうです。また、園内のどこかには大きな穴が開いており、そこに落ちたら二度と出られないという噂もあります。
沖縄のヤバすぎる心霊スポット⑥前田トンネル(浦添市前田)
浦添市内にある前田トンネルは、二つのトンネルが並んでいる少し珍しい形をしています。奇妙なことに、その片側は建設当時から通行止めにされたままで、10年以上もの間工事がストップしているとのことです。もう一方のトンネルは利用されてはいるものの、日が暮れた後には人通りがほとんどなくなると言います。
必ず幽霊が出る!お化けトンネル
すぐそばには霊園があり、上には「玉城朝薫の墓」という史跡があるこのトンネルは、地元ではよく知られている心霊スポットです。夜に通ると必ず幽霊に会ったり、頭痛などの体調の異変をきたすと言われています。
沖縄のヤバすぎる心霊スポット⑦チビチリガマ・シムクガマ(読谷村波平)
沖縄には現地の言葉で「ガマ」と呼ばれる洞窟や鍾乳洞が数多くあり、それらは戦時中、防空壕や避難壕などとして利用されていました。中頭郡読谷村の波平という場所にあるチビチリガマとシムクガマも同様に、住民達の避難壕とされていたものです。そして、この二つガマには、ある悲劇的な逸話が残されています。
悲劇の歴史を持つ心霊スポット
アメリカ軍が沖縄本土に上陸した時、読谷村付近の住民達はチビチリとシムクのガマにそれぞれ避難していました。米軍は洞窟の入り口から、中にいる住民達に投降するよう呼びかけます。その際、シムクガマに避難した住民の中には英語の分かる人がいたため、米軍と対話することができ、全員が生き残りました。
一方で、チビチリガマの中にいた人々はパニックを起こして集団自決を図り、子供を含む80人以上が犠牲となったとのことです。犠牲になった住民の霊が彷徨っているためか、どこからともなく赤ん坊の泣き声が聞こえてきたり、いつの間にか車に手形がついていたりといった心霊現象が起こると言います。
沖縄のヤバすぎる心霊スポット25選⑧七福神の家(南城市知念)
南城市にある刑務所の近く、県道沿いに建っている廃墟の住宅です。草木に覆われており、すっかり荒れ果ててしまっています。どうしてこの家から住民がいなくなったのか、はっきりとした情報はありませんが、一家心中があったとか、刑務所から脱獄した囚人が一家を惨殺したなどという噂があります。
一家心中の家に今も残る怨念
この家は、二階の窓からこちらを見つめてくる女性の霊が目撃されることで有名です。階段の下に佇む、老婆の霊も現れたと言われています。以前ここを訪れたユタが、鎮魂のために七福神の像を祀ったことが「七福神の家」という名前の由来だそうです。
沖縄のヤバすぎる心霊スポット25選⑨喜屋武岬(糸満市字喜屋武)
沖縄本島の南端に位置する岬です。沖縄戦の際には、追い詰められた日本軍や住民たちが、海に身を投げて集団自決を行った場所とされており、その慰霊のため「平和の塔」というモニュメントが立てられています。
多様な霊が集まるスポット
喜屋武岬は現在でも度々自殺者が出るとされる場所です。成仏できなかった霊魂が多数漂っているとされ、負傷した日本兵など様々な幽霊の目撃証言があります。中でも代表的なものが鼻が無くなった女性の霊が現れるという話です。海に向かって「はなもー」(”鼻無し”という意味)と叫ぶと、途端に海が荒れだすという噂があります。
沖縄のヤバすぎる心霊スポット⑩嵐山展望台(名護市呉我)
名護市の農村部、小高い丘の上にぽつんとある展望台です。二階建てのこじんまりとしたコンクリート製の建物ですが、美しい島々や海を一望することができるため、隠れた絶景ポイントと言われています。
いつも誰かが見ている?夜中に行くと危険!
この建物周辺は、実は多数の心霊体験が報告される場所として、地元では有名なのです。日暮れ以降に訪れると、誰かが耳元で囁いたり、絶えず視線を感じたりといった現象が起こると言われています。真夜中になると、どこからともなく女性のすすり泣く声が聞こえてきたという報告もあります。
沖縄のヤバすぎる心霊スポット25選⑪糸数壕(南城市玉城字糸数)
糸数壕は戦時中に病院として利用されていた地下壕です。有名なひめゆり学徒隊も配属されていました。病院とは名ばかりの洞窟で、環境は劣悪そのものです。
戦況が悪化すると撤退を余儀なくされましたが、動けない傷病人は置き去りにされたそうです。最終的には、米軍の攻撃を受け、中で生き残っていた人々も火炎放射器で焼き殺されたと伝えられています。
誰かが背中に乗ってくる!無念の霊が漂うスポット
無残な死を遂げた大勢の人の霊が、いまだ成仏できずにこの場所に漂っています。壕内は見学できるようになっていますが、歩いていると心霊現象に出くわすことが、度々あるそうです。「誰かの声が聞こえた」「背中に何者かが乗っかる感覚がした」といった体験談が報告されています。
沖縄のヤバすぎる心霊スポット⑫辺戸岬(国頭郡国頭村)
沖縄の絶景ポイントとして、万座毛と並び称されている場所です。1972年に沖縄が日本に返還された際に建てられた、「日本祖国復帰闘争碑」があることでも知られています。海に向かって張り出した絶壁は、万座毛と同じく自殺の名所と言われており、自殺者の霊がたびたび目撃される心霊スポットでもあります。
車で行くと怖い目に遭うかも
辺戸岬では心霊写真が撮れるといった噂のほか、車で通りがかった際に、目に見えない何者かがドアをノックしたり、窓に血の手形がつくといった心霊現象が起こると言われています。また、この付近で起こった交通事故では、何故かブレーキ痕がつかないという都市伝説もあるようです。
沖縄のヤバすぎる心霊スポット⑬斎場御嶽(南城市知念)
「御嶽(うたき)」とは、沖縄での古くからの信仰において神が宿るとされている場所、いわゆる聖域のことを言います。県内にはいくつもの御嶽がありますが、中でも最も神聖とされる場所が斎場御嶽です。三角形の岩のトンネルなど、神秘的な自然の景観を見ることができ、パワースポットとしても人気の高い観光地となっています。
カメラが作動しなくなる
近年、この場所を訪れた観光客たちの間で、心霊現象を体験したという報告が度々あがっています。カメラが急に動かなくなったり、不思議な声が聞こえることもあるそうです。
本来、強い霊力を帯びている御嶽のような土地に、気軽に足を踏み入れるのは危険です。パワーを貰うどころか、逆に運気が下がったり、霊力に当てられて体調を崩す可能性もあるため、注意が必要と言えるでしょう。
沖縄のヤバすぎる心霊スポット⑭七つ墓(那覇市牧志1丁目)
沖縄のモノレール「ゆいレール」の美栄橋(みえばし)駅のすぐそば、マンションや大型店の立ち並ぶ那覇の街のど真ん中に、不自然に残された森があります。七つ墓と呼ばれるこの場所は、その名の通り7つの墓が並び立っていたそうで、その昔、幽霊が現れたという伝説が残されています。
昔話に似た「子育て幽霊」が現れるスポット
昔、七つ墓のそばには小さな店があり、そこに異様に色白でか細い女性が、度々飴を買いに来るようになりました。しかし、彼女が出す代金はその翌日、全て紙に変わってしまいます。不思議に思った店主が女性の後をつけていくと、彼女は墓の中へ消えていきました。墓を調べると女性の遺体あり、傍らでは生きた赤ん坊が飴を舐めていたそうです。
このような昔話は「子育て幽霊」あるいは「飴買い幽霊」と呼ばれるものです。類似した逸話は京都や金沢など、全国各地に伝わっています。
沖縄のヤバすぎる心霊スポット⑮骸骨山(名護市勝山)
本部(もとぶ)半島の中央部、八重岳を中心として連なる山々の中に、地元の人が骸骨山と呼ぶものがあります。その名前の由来は諸説あり、「上から見ると骸骨の形をしてるから」とか、「動物の骨や人間の骨が散乱していたから」とも言われています。
ガイコツの眠る山!行くと気絶するかも
この山には戦時中、病院や防空壕が設けられており、溢れかえった死者の遺骨が埋まっているのは事実のようです。心霊現象も度々起こるらしく、肝試しに山に入った若者が不気味なうめき声を聞いたり、気を失ったという話しもあります。また、この山で自殺者が出た際、近隣住民の家にその幽霊が現れたという出来事もありました。
沖縄のヤバすぎる心霊スポット25選⑯白梅の塔(糸満市国吉)
糸満市の農地の真ん中、生い茂る緑に囲まれた場所にひっそりと佇んでいる慰霊塔です。周囲には自然にできた洞窟が点在しており、戦時中はそれらが避難壕となっていたとのこと。沖縄戦に際しては、上陸した米軍からの激しい攻撃を受け、多くの戦死者を出した場所でもあります。
ひめゆりだけじゃない!悲劇の学徒隊が眠る塔
白梅の塔は戦没した「白梅学徒隊」を偲んで建てられました。彼女らは有名な「ひめゆり学徒隊」と同じく、戦地で負傷した日本兵を看護するために動員された女学生の部隊です。
戦火に追われて現在塔の建っている国吉の壕にたどり着いた白梅学徒隊は、米軍の火炎放射器などで殺されました。夜にこの場所を訪れると、女学生の霊を見たり、戦没者の悲痛な叫び声が聞こえてくるといいます。
沖縄のヤバすぎる心霊スポット⑰瀬長島(豊見城市瀬長)
沖縄本島南部の海岸にほど近いところにある島です。本島とは橋でつながっているため、陸路で行き来することができます。那覇空港からも近いという利便性もあって、近年リゾート化が進んでいる瀬長島ですが、島内にはいわくつきの場所がいくつもあり、度々霊が目撃される心霊スポットでもあります。
多くの白骨死体が見つかる島に現れる複数の霊
終戦後、島民が激減した瀬長島は開発が進んだ近年まで荒れ放題の状態だったらしく、数多くの人間が自殺をするためにこの島を訪れたとのことです。工事のため地面を掘ると、いたるところから白骨化した遺体が発見されたと言います。
「焦げ臭いにおいがして、そちらの方に行くと焼身自殺した女性の霊が立っていた」「海で溺れているような人影を見つけ、助けに行こうとよく見ると人の顔をしていなかった」など、霊の目撃情報も数多くある島です。
沖縄のヤバすぎる心霊スポット⑱大神島(宮古島市平良)
宮古島から約4kmのところに浮かぶ、人口25人の島です。「神の島」と呼ばれる神聖な場所で、島民の居住地以外の大部分が聖域とされ、立ち入りが制限されています。島外不出の秘祭・祖神祭(ウヤガン)が行われていることでも有名です。
呪い?宝探しに行った人が全員死亡した島
大神島には、17世紀に活躍した海賊キャプテン・キッドが、財宝を隠したという伝説があります。1966年に、地元紙がこの伝説について報じると、財宝目当てに島に踏み入った部外者が続出。その全員が不審な死を遂げたとのことで、島の神の怒りを買ったのだと、噂されています。