カツオの旬な時期を知ろう!高知県での旬やおすすめレシピなどをご紹介

春から秋にかけて日本にやってくるカツオ。太平洋側を集団で回遊しながら大きく成長していきます。カツオは産卵時に10~200万個の卵を産みますが、そのうち生き残れるのは1%にも達しません。無事成長できるのは体が丈夫で生命力がある証だといえます。

カツオの旬は一年に2回

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日本でのカツオ漁は3月ごろ九州ではじまり、その後三陸沖や北海道南部で10月頃までおこなわれています。長い期間に渡り水揚げされますが、その中で旬は1回目が4~5月、2回目が8~9月といわれています。

1年のカツオの動き

日本を南から北まで長距離移動するカツオですが、どうのように移動するのかご説明していきます。まず南の鹿児島県に3月ごろから入ってきて、その後5月ごろに本州中部、最後は8~9月ごろに三陸北部まで進みます。10月ごろになると温かい場所を求め、九州に向け南下していきます。

カツオの旬について知ろう:初鰹について

年に2回、旬があるカツオ。実は獲れる時期によってカツオの性質が異なるのです。旬ごとに初鰹と戻り鰹という名前で呼ばれています。まず「初鰹」と呼ばれるカツオについて、獲れる時期や特徴についてご説明していきます。

初鰹とは

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初鰹とは、カツオが餌を求めて北上する時期(3~5月)に水揚げされるもののことをいいます。主に鹿児島県・宮崎県・高知県で獲れるカツオが有名です。初鰹には、食べると長生きするといった謂れがあり、昔から好んで食べられています。

プリッとした食感がたまらない!

初鰹はこれから成長する段階のカツオで、十分に餌を食べておらず身が引き締まってします。脂質が少ないため、プリッとした歯ごたえで味はあっさりしています。特有の香りも少なく、透明感のある赤みが特徴です。

カツオの旬について知ろう:戻り鰹について

続いては「戻り鰹」についてです。戻り鰹は初鰹が成長した姿と考えると分かりやすいでしょう。元々は同じ魚ですが、成長するにしたがって性質が変化してきます。その性質について詳しくご説明していきます。

戻り鰹とは

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カツオは餌を求めて北上しながら成長し、その後は産卵のために九州に向け南下します。戻り鰹は、南下する際に水揚げされるカツオのことをいいます。8~10月にかけて、静岡県や宮城県など三陸沖で水揚げされる戻り鰹が有名です。

脂がのって濃厚な味わい

戻り鰹は餌をたくさん食べて十分に成長しているので、脂がのっています。初鰹とは違い、もちもちした食感で、そのジューシーな味わいからトロ鰹と呼ばれるくらいです。秋の味覚として親しまれています。

カツオの旬について知ろう:高知県の旬

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カツオといえば高知県!特に「藁焼きたたき」をご存知の方も多いでしょう。高知県は全国の中でも漁獲量・消費量が共に高い地域です。ここからは高知県とカツオの関係についてご紹介していきます。

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