ポヴェーリア島は幽霊に呪われた島?忌まわしい歴史と島のゆくえ

この島の病院の医者は人体実験のような手術を繰り返していました。それもおびただしい数です。残念ながら実験の最中に命を落とした患者もいたことでしょう。霊気うずまくこの島で、最初は正気を保っていた医者も次第に精神を冒されていきました。

精神病院の当時の医者は自殺

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いろいろと怖い噂が立っていたこの島の病院ですが、精神病の医者はとうとう鐘楼から身を投げて、自殺してしまいました。これは、この島で死んだ患者たちの亡霊が夜ごと彼を悩まし続けたからではないかと言われています。最後にはまるで促されるように空中に舞ってしまったのです。

医者はロボトミー手術以外に人体実験を行っていた可能性も

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自殺してしまった医者は、この島の病院で精神病の患者に対してロボトミー手術を施行していましたが、噂ではこれ以外にも薬物を使ったり、外科手術を施したり、強い電気をつないでみたりと、残酷な人体実験をしていたのではないかと言われています。

もともと狂人だったのか霊のせいなのか

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自殺した医者は、ロボトミー手術やその他のいかがわしい人体実験を繰り返していたのですから、もともと正常な精神状態を保っていなかったのではないかと疑われます。一方、医者は亡くなった患者たちの怨念の力で気が触れてしまったのではないだろうかとも言われています。

霊が人体に及ぼす影響についての記事はこちらです

ポヴェーリア島に行くことはできるの?現在の島の様子

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この島は心霊スポットとして有名ですが、実際のところこの島へは自由に行ってよいのでしょうか。ヴェネツィアからは目と鼻の先ですので、行こうと思えば簡単に行ける距離です。もっとも、幽霊がさまよっていると言われていますので、立ち入るのには覚悟が必要でしょうが。

現在はイタリア政府がアクセスを制限している

1960年代に島の病院が閉鎖されて以降は、しばらくは農地として使われていたようですが、そのうちに誰もいなくなり、とうとうイタリア政府が国有化してしまいました。そして政府は勝手に島にたち入ることを制限しています。これは何事かの危険を予測してなのか、それとも国が開発を目論んでいるからなのかと思惑が渦巻いています。

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