ガマの穂の爆発が話題!ふわふわの綿毛の正体や超万能な活用法まとめ

「ガマの穂」といえば握ると爆発するふわふわが話題の植物です。しかし、ただ爆発するだけの植物じゃないって知ってました?この記事では、ガマの穂の概要についてはもちろん、薬や食料としても大活躍するガマの穂の意外な活用法などを詳しくまとめました。

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元々、スポーツをするのは好きな方で、今は釣りにも興味の幅を広げています。
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ガマの穂とは?

ガマの穂とは何でしょうか。ガマの穂とは植物の一種でガマ科の水生植物です。名前は知らなくても実物や写真を見たら意外と見たことがある人も多いはずです。ガマの茎はすだれにも利用されており、別名である「ミスタサ」は、「御簾草」が由来になっています。

ソーセージのような穂が特徴的な植物

ガマの穂の特徴は、見た目が焦げ茶色でソーセージに似ていて美味しそうなところです。串にソーセージが刺さっているようにも見えるのでフランクフルトにも見えます。一つ見つけると大抵周辺にたくさん見つけることが出来ます。

日本では古くから親しまれている

ガマは古くから親しまれており昔話にも登場するくらいです。「いなばの白うさぎ」という話では皮を剥がれてしまったウサギが大国主にガマの穂に包まって休むように言われたところ体が元通りになったというシーンで登場しています。

ガマの穂は爆発してふわふわになる!

ガマの穂の最大の特徴といえば、まさしく「爆発」です。爆発するとふわふわの綿毛が出てきて、ちょうどペットボトルのコーラを振って蓋を開けるとモコモコと炭酸が出てくるようなイメージです。

穂を押しつぶすと綿毛が大爆発!!

どのようにしたら爆発が見れるのでしょうか。それは穂の部分を手で押しつぶすと爆発するように綿毛が飛び出してきます。綿毛がしっかりと育つ前に触ると硬くて綿毛が飛ばないので少し綿毛が飛んでいるもので試してみましょう。

ガマの穂の爆発動画が話題に

ガマの穂は動画サイトYoutubeで検索すると、たくさん出てくるほど有名です。動画を見ていると、初めは徐々に綿毛が飛び出してきて、ある時を境に綿毛の大爆発が起こっているようです。一つの穂に35万個もの種があると言われているので、勢いよく吹き出してくるのも納得します。

ガマの穂のふわふわの正体は何?

このふわふわした物の正体はなんでしょうか。見た目にはふわふわした綿毛のようです。またガマは、いつくらいが触るのに適した時期なのかも気になると思います。ここではその正体とガマが見られる時期について紹介していきます。

雌花の集まり

ふわふわの部分は雌花の集まりです。ガマに実がなると綿クズのような冠毛を持つ微小な果実になり、衝撃を与えると風で飛んでいき水面に落ちると速やかに種子が実から放出されて水底に沈んで、そこで発芽します。

ガマの穂が見られる時期

ガマが見られる時期は、主に春先から夏ごろで開花期が7月~9月で出回り時期は4月〜9月(最盛期は6月〜8月)です。6月から8月が穂が爆発しやすいのは、このくらいの時期です。池などの水辺に生息しているので触りに行くにはちょうど良い時期です。

ガマの茎には虫がいる?

意外なことですが、ガマの茎には穿孔虫と呼ばれるガマヨトウやニカメイガなどの珍しい幼虫がいることがあります。釣りの餌にすると良いようですが絶滅危惧種に指定されているほど希少なので見つけたら逃がしてあげましょう。

その他、絶滅危惧種を知りたい方はこちら

ガマの穂は身近な食べ物の名前の由来にもなっている!

ガマの穂は意外にも食べ物の由来になっていることが多いです。それだけ昔から日本人に親しまれてきたことの証明にもなります。これから紹介しますが、最初食べ物が出来たときは、今と形が違っていたようです。

蒲鉾(かまぼこ)

ガマの穂が由来になった食べ物で有名なのが蒲鉾です。昔蒲鉾は細い竹にすり身を付けて焼いた食べ物(現在のちくわ)に形が似ていたため「がまのほ」と呼ばれていました。のちに「がまのほ」が鉾(ほこ)のような型だったので蒲鉾と呼ばれるようになったとのことです。

蒲焼(かばやき)

ガマは他にも食べ物の語源になっているようです。その中でも珍しいのは、かば焼きの語源になっているという諸説があることです。昔はウナギを開かずに串に指してしたので形がガマの穂に似ていたこともあり「ガマ焼き」と呼ばれ、それが「かば焼き」に変化したとのことです。

ガマの穂の薬としての活用方法と効果

ガマの穂は薬としての効果があります。主な効果は利尿作用と火傷、外傷です。そのため、もし触っていて綿毛が口に入っても大丈夫です。ここではどのようにして薬に用いられるのか、その効果について見ていきます。

花粉が生薬に用いられる

6~7月ころに花粉が放出する前に採取し、 新聞紙などの上で乾燥させると黄色の花粉が出てきます。 この花粉を乾燥したものが生薬(しょうやく)になり、漢方薬としても使われている蒲黄(ほおう)と呼ばれます。

ガマの穂の花粉の効果

奈良時代から使われている蒲黄(ほおう)は利尿(りにょう)、通経薬、止血薬として用いられます。 この効能から因幡の白ウサギの昔話は理にかなっていたと判断できます。

また、ステロイド・チハステロールといった有効成分が含まれ、日本では冬にミツバチの餌として利用しているところもあるようです。

ガマの穂は食べることもできる!

意外なことにガマの穂は食べることが出来ます。北アメリカでは、先住民たちが、ガマの新芽、根茎、茎の髄を食料として重宝されていたようです。小麦粉に花粉を混ぜて、ホットケーキ、パン、ビスケットのようなものを焼いて食べていたようです。

地下茎は天ぷら向き

地下茎は天ぷらにも向いているようです。若芽が良いようですが、白い根元を天ぷらにすると、ネギのような、ぬめりがあって美味しいとのことで詳しくは、橋本郁三の『食べられる野生植物大事典』に記載されているようです。

アボリジニは穂の部分を食べていた

なんとアボリジニは穂の部分を食べていたそうです。若い穂はローストし、硬い芯を残してまるでトウモロコシを食べるように周りの穂の部分を食べていたようです。おいしいのかどうかは定かではないです。

ガマの穂の綿毛は布団にも入れて使われていた

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