心霊スポット!旧伊勢神トンネルとは
愛知県に存在するこの旧伊勢神地域をご存知でしょうか。心霊現象など数多くの不可解な現象や目撃談が相次ぎ行われている土地で、国内の数ある心霊スポットの中でもトップクラスの恐怖の地として知られています。
しかし、名前をそもそも初めて聞く地元でもない人間や心霊に関する情報に今までふれてこなかった人は、この地で何が起きているのか、どんな心霊現象が確認されているのか分からな人もいるでしょう。詳しくこのトンネルについて調べていきます。
旧伊勢神トンネルの歴史
地元でなければ歴史も知りえない人も多いでしょう。まずはそのトンネルが持つ歴史から紹介していきます。建設されたのは今から約100年以上前になる1897年のこと。花崗岩によってつくられたこのトンネルは交通アクセスとして重宝する道でした。
正式名称を、伊世賀美隧道と称し、峠越えの交通網としてかつては重要な道路だったのです。全長は308メートルと短いながらも幅が3メートル程度高さが3.3メートル程度の狭いトンネルであるため、ちょうど馬車のサイズがトンネルとなっているという形です。
当時の移動手段は、その多くが馬車によるもの。今の車で移動を試みると非常に狭いのです。また、トンネル設計当時はレンガ造りを考えられていましたが、地質や湧き水の問題からこの花崗岩に変更されたようです。
旧伊勢神トンネルの住所と行き方
多くの歴史を越えてきたトンネルということはわかりましたが、いったいどこにあるのかとその存在が気になる人もいるでしょう。訪れ方にも触れていきましょう。まず住所ですが、トンネル住所は愛知県豊田市連谷町石神13になります。
訪れる方法としては、車で近くまで行くことをおすすめしますが、国道153号線経由ののち、車を走らせて数分絶ったところを超えた先すぐの道を左折後、曲道を進んでいくと物々しい雰囲気に包まれた現地に到着します。
旧伊勢神トンネルの先には民家がある
奇怪な現象が多数目撃されるトンネルを越えていくと、その先には民家あります。実はこの峠を越えに用いられていた活躍時代には、その先に民家があり賑わいを見せていたといわれているのです。
今では、その民家にはだれも住んではいないといわれていますが、その民家に電気を供給してただろう電線がトンネル内に通っていたりとその民家の存在がかつてあったことを裏付けています。
旧伊勢神トンネルはなぜ心霊スポットと呼ばれるのか?
このトンネルがどのような存在なのかは把握してきましたが、騒がれ話題になっている、その噂の発生源を紹介していきましょう。かつて起こった事故などをピックアップしていきます。
旧伊勢神トンネルは多くの女性が命を落とした「姫街道」だった
このトンネルは主要な道路として扱われる当時、姫街道として有名でした。これが現代に起こる心霊現象と大きく関わってきます。
姫街道とは、かつて女性が峠越えのために用いた道路のことを指し、かつて数多くの人が使用していたころからこのように称されていました。女性が好んで使用していたのだそうです。
そして、姫街道として使用されていた当時、利用中の女性たちに悲劇が起こったといわれています。その事故は落盤事故のような形で、かつてのトンネルを利用していた多くの女性が命を落としたのだそうです。
「伊勢湾台風」で旧伊勢神トンネルの作業員12名死亡
上記以外にも心霊スポットとして名を轟かせる理由があります。それが、伊勢湾台風での事故です。その当時、トンネルで作業をしていた作業員12名を巻き込む事故があったのです。
当時の台風は非常に大きなもので、トンネル付近も多大な被害を受けました。これにより、作業員12名が命を落とし、その事故後様々な現象に見舞われていきます。その結果、この地をスポットとして見られるようになっていったのです。
この男性の霊なのかはわかりませんが、男性の目撃談は数多く存在し、雨合羽を着ているポイントは広く共通しているのです。
さらに男性にまつわる話には、奇妙な異音の話も関係しており、車の上にまるで物が落ちてきたかのようなバンという音が鳴り響き、男性の霊が同時に目撃されといった奇妙な噂も広まっているのです。
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目撃者多数!旧伊勢神トンネルにまつわる怖い話・心霊体験談
全国からこの地を訪れ、確証のあるものばかりではありませんが、多数の心霊現象や目撃談、噂を耳にしたという声が飛び交っています。いったいどのような怖い話や心霊体験があったのかその一部を紹介していきましょう。
旧伊勢神トンネル心霊体験①:雨合羽の男
トンネル内では雨合羽を来た男性を見たことがあるとの話があります。トンネルの中を通る最中、車で通りすぎた瞬間雨合羽をは覆った男性がたたずんでいるようなのです。
そして、気づいてもう一度振り返るとその男性はいないのだとか。また、現象を体験した人の経験談には、男性が車にしがみつき離さないといった目撃情報もあります。とある若者が、好奇心で訪れた時のことです。
後方の車の若者が、前方の車の上に何か降って落ちてくるものを見たそうです。それは男性で、その後もしばらく車を掴んでしがみついていたというのです。同時に前方の車の車内では不思議なバンという何かがぶつかる音を聞いていたようです。
旧伊勢神トンネル心霊体験②:和服姿の女
先述紹介した実話のほかにも、非常に多くの人が耳にしている噂があります。それが和服をまとった女性の姿です。とあるトラック運転手の男性が、このトンネルを通過中、女性がたたずんでいたのだそうです。
女性は手を上げトラックを止めると、男性は乗せてあげたそうなのですが、トンネルを抜けたところでいつのまにか消えてしまっていたのだとか。
その他にも女性に関する例の目撃情報は後を絶たず、肝試しに訪れた若者がトンネルから帰る途中に携帯に着信があり、その電話を取ると向こう側から女性のうめき声のようなものが聞こえたという話もあります。
実はこの女性も、確証はありませんが台風で亡くなった被害者ではないかといわれています。この女性は親子で当時被害にあい、このトンネルで親子が互いに自分たちを探しあっているらしいのです。
その心残りから、被害後からずっとお互いを探しあって彷徨っているのでしょうか。
まだまだある!心霊スポット旧伊勢神トンネルの心霊体験談
不気味で不可思議な心霊現象を紹介していきましたが、まだまだこんなものではありません。肝試しにいって体験した人、通りがかりで奇妙な体験をした人など多数報告があるので紹介します。
旧伊勢神トンネルの恐怖体験談①
車で通過中の最中にあったできごとです。とある男性が車を走らせている時のこと、ふと車内後方から何らかの視線があるような気配がし、そっとミラー越しに除いてみると、紙の長い女性が座っていたそうです。
驚いて後ろを振り返ってみるとその女性は消えていたのだとか。この現象は多くの人が体験しており、中には女性らしき霊が自分の首を触ってきたとの事例もあったようです。
旧伊勢神トンネルの恐怖体験談②
肝試しで立ち寄った若者に起こった出来事です。車は軽自動車とエスティマの2台で訪れた若者たちは、トンネル入り口手前で写真撮影をしたのだそうです。
そして撮影終了後、いざトンネル内へと意気込んでいたところ、友人の一人が体調不良を言い出しました。周囲は車に酔っただけだろうと考え、何事もなく早くトンネルを抜けようとしたそうです。
軽自動車を先頭に友人の乗る車が後続するように入ろうとしました。そうすると、後方からくるはずの友人たちの車が姿を見せないのです。軽自動側の友人は不思議に思い、一度エスティマの友人に戻ると、車から異音がするとのこと。
しかし、確認しても異音などなっておらず、気のせいだろうと軽視してそのままトンネルを抜けました。先頭の軽自動車はトンネルを抜けた後も車内で盛り上がっていたこともあり後方のエスティマを見ていなかったそうです。
そして、トンネルを抜けしばらく走った先の脇道で20分ほど待っていたところ、待てども後方からは車が来ません。どう考えても遅いので山道を戻ると、エスティマは側溝にはまる形で事故を起こしていたのです。
けが人もいたので友人たちを乗せて病院に運んだと詳しく話を聞いたところ、後方から人が付けて来ていて、振り払おうと走っていたところ事故をしたのだとか。事故当時の車には見知らぬ手形がついていたそうです。