カメムシとパクチーが共通する成分のdecenalやhexenalは、アルデビドと呼ばれる成分の仲間です。このアルデビドは、石鹸や香水にも含まれる成分のため「アルデビドをもつパクチーは食べられないもの」と脳が認識してパクチーを食べられない人が中にはいます。
それは、アルデビドに対し反応が強く出る遺伝子をもっているため、パクチーを遺伝子レベルで受け付けられない特異体質の人のようです。
Contents
パクチーの代用でカメムシを使う!それって本当!?
パクチーとカメムシのニオイは同じではないものの、似たニオイである。ということは、カメムシはパクチーの代わりにもなるのでしょうか?
実際に食べた人がいる
南米の方では、タコスにアクセントとして生のカメムシをいれたりするそうですが、日本国内にも、カメムシを実際に食した方がいらっしゃいました。油で揚げたり、茹でたり、チョコやゼリーにしたりと、色々と試しているのをブログにて公開されています。http://zazamushi.net/kusagikamemushi/
カメムシのリアルな写真も沢山使われていて、わかりやすく観覧できますが、虫などが苦手な方がご覧になる場合は、かなり覚悟が必要です・・。
やはりカメムシの味らしい!
カメムシを実際に食された方からは「カメムシはやっぱりカメムシの味」だったそうです。パクチーとは、多少ニオイが似ているだけでやはり違うようで、カメムシはパクチーの代わりにはなりそうもないのが現実的なようですね。
パクチーがカメムシ臭いのに日本で大ブーム!海外の反応は?
日本では、パクチー専門店が出来るなど、パクチーが大ブームになっていることに、それを聞いた本場タイやベトナムの人の反応は意外なものでした。
ベトナムでは聞いたことがない
日本でパクチーがブームになって出来たパクチー専門店では、パクチーサラダやパクチー入りドリンクなど、パクチーをメインにした料理があることを知ったベトナム人は「日本人はクレイジーね!」などと驚きの反応を示しました。
意外なことに、本場であるタイや、色々な香草を使うベトナムでも、パクチーは彩程度でしか使わないのです。パクチーを大量に使った料理は聞いたこともないそうです。パクチーが好きで沢山パクチーを味わいたい人は、タイやベトナムに行くよりも、日本にいた方が良いようですね。
パクチー嫌いも大丈夫!?カメムシ臭くても食べられるメニュー
美肌効果のあるパクチーなので出来るだけ食卓に取り入れたい!という方の中には、パクチー好きの方はもちろんのこと、やはり独特のカメムシ臭さが苦手な方でも取り入れやすいおすすめメニューをご紹介します。
パクチードレッシング
オリーブ油・酢・塩・醤油などに刻んだパクチーを加え混ぜたパクチードレッシングはいかがですか?ベースをマヨネーズに変えても、おいしいですよ。また、市販のドレッシングに刻んだパクチーを加えたものもお手軽にできるので、おすすめです。
パクチーオイル
こちらは、オリーブ油にパクチーと塩を漬け込んだものになります。オリーブ油にパクチーの香りがつき、サラダに和えたり、炒め物やパスタに絡めても良いので、用途が広がり、パクチー初心者の方でも、使いやすいアイテムになります。
パクチーペースト
パクチーをペースト状に細かくしオリーブ油などと混ぜたものです。上記と似たものですが、お好みのオリーブ油やドレッシングなどにまぜて自分好みの特製パクチーペーストを作っても楽しいですね。お好みのディップにパクチーペーストを加えて、クラッカーにのせるだけでもお洒落に映えておいしいですよ。
パクチーは種も食べられる!カメムシ臭が少ないコリアンダーシード
実は、パクチーは、葉だけではく、種も食べられるのです。パクチーの葉よりもカメムシ臭は少なく、葉と同様に、栄養も豊富でお肌に良くて、リラックス効果などもあります。
コリアンダーシードとは?
パクチーの種は、いわゆる「コリアンダーシード」と呼ばれていて、カレーなどによく含まれているスパイスの一種なんです。パクチーの葉部分よりもカメムシ臭は少なく、爽やかで少し甘味もあります。硬い種なので、細かく潰して料理に使います。
パクチーの種・コリアンダーシードを使ったメニュー
コリアンダーシードは、カレーのスパイスなのはもちろん、他にも色々な料理にお使いいただる、万能なスパイスなんです。コリアンダーシードを使った簡単なメニューもご紹介しましょう。
ハーブティ
コリアンダーシードを細かく砕き、粉末状にしたものにお湯を注ぐと、コリアンダーシードのハーブティになります。他のハーブを取り入れたりして自分好みのハーブティをブレンドしても楽しいですね。
肉野菜炒め
熱したフライパンに油を入れ、そこにコリアンダーシードをいれて油に香りづけしてから、お好きな肉・野菜で、いつもの肉野菜炒めを作ります。味わいに深みが出てアクセントになります。色々な炒め物に使えますので、取り入れやすいですよ。
パクチーはカメムシ臭いが料理に役立つ!
パクチーは、苦手な人にとってはカメムシ臭くて食べずらいかもしれませんが、とても栄養豊富なので、お料理にぜひ取り入れていただきたいですね。乾燥パセリのようなイメージで、乾燥させてパラパラと料理にかけるだけで彩にもなりますし、乾燥しているので独特の風味もやわらぎます。まずは、お料理に添えてみてはいかかでしょう。
虫よけに関する記事はこちらからどうぞ
古代ギリシャに関する記事はこちらからどうぞ