パクチーは、「カメムシのニオイがする」と思う人は、どうやら昔から居たようです。詳しく調べてみると、パクチーの語源も「カメムシ」からきていました。そうだろうね!と思う方もいるでしょうか?詳しくみてみましょう。
古代ギリシア語の「カメムシ」が由来!
古代ギリシア語ではカメムシの事を「koris」と呼び、強い香りの香辛料のことを「Annon」と呼ばれていて、これらを合わせた言葉を「koriannon」すなわち「コリアンダー」と呼ばれるようになりました。ですが当時は「クサい」と認識されていたのかといえば定かではなく、昆虫は栄養源のひとつで、中でもカメムシは栄養豊富な昆虫として扱われていたようです。
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パクチー独特の匂いの成分とは?
パクチーに含まれるあの独特なニオイの成分は、リナロールという成分とゲラニオールという成分などによって生じて発生しています。また、それらの成分には意外にも、色々な効能があることがわかりました。どんな効果が期待できるのかご紹介してみましょう。
リナロール
リナロールはフレッシュな香りから、化粧品や石鹸、香水などによく使われていて意外にも身近に存在していました。効能としては、抗菌効果や精神の安定効果、免疫力の向上にも役立つ成分になります。
ゲラニオール
ゲラニオールはバラの精油に含まれる成分として有名で、こちらも化粧品や香水に多く用いられています。効能は、抗菌効果や防カビ、の他に、女性には特に嬉しい、保湿や皮膚弾力の回復にも役立ちます。
パクチーとカメムシのニオイ成分は全く一緒ではない!?
パクチーのニオイや成分は似ていたり、語源になったりとしていますが、だからといって全く同じ成分っていう訳でもないのです。どういうことなのか比較してみましょう。