下村まなみちゃん失踪事件|小学五年生から止まってしまった時間の真相と現在

失踪から3時間ほどは教員たちで探しました。それでも見つからず、管理事務所を通して警察に通報します。失踪から数日経つと、キャンプ場内だけではなく、周辺の山林、周辺のロッジやペンション、洞の穴や近くの大きな川、沼に潜る、崖をブルドーザーで切り崩すなど徹底的に捜索しました。

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捜索はヘリを要請し、空からも行われました。また空洞の研究科にも捜索要請を行いました。残念なことに、7月27日には大雨が降ってしまいます。一日の降水量160ミリという数字で、天気予報でもやや強めの雨と表現されるような雨です。

ついには捜索は7日間にもおよび、その間の捜索人数は延べ1700人にもなりましたが、見つかりませんでした。まなみちゃん自身はおろか、彼女の靴や衣服といった物も全く発見されませんでした。手がかりが全く見つからないという状況に誰もが頭を抱えていました。

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それから半年の間にひるがの地区の別荘300軒、所有者に許可を取り捜索、ひるがの地区の350個のマンホールを調べました。それでも変わらず手がかりが出てきません。2012年にはキャンプ場近くの池の水を全て抜き取り、土も掘り起こしましたが何も見つかりませんでした。

2016年「最強FBI緊急捜査!」での捜索

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2016年の2月に放送された「最強FBI緊急捜査!」でも取り上げられました。世界最強とも言われる警察犬K-9を投入しての捜査でした。K-9とは究極まで訓練された警察犬で、土の深さ5メートル、30年前のものまで嗅ぎ分けるという特殊能力を有しています。

また、この番組では霊能者も加わって、霊視を行っていました。日本では馴染みがありませんが、アメリカのFBIでは未解決事件の最期の切り札として、霊能力者に依頼するという事が時々あります。アメリカで依頼された実績のある霊能者が霊視を行い、近くに見られたものとして送電線、資材置き場、廃屋があげられした。

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実際にキャンプ場の近くにあてはまる場所があり番組は盛り上がりました。しかし、結局まなみちゃんの手がかりは何も見つかりませんでした。霊能力者は誘拐ではないかと推察していました。死亡事故ではないため、どこかで生きているのではないかという希望が残ります。

下村まなみちゃんはダウン症だった

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下村まなみちゃんはダウン症候群でした。世間ではダウン症と呼ばれることが多い遺伝的な病気です。体の発達が少し遅い、人によっては知能にも問題が出てしまうということもあります。このブロックではそれについて整理して掘り下げていきます。

ダウン症候群とは?

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ダウン症候群とは、先天性(生まれつき)の疾患の事です。染色体という遺伝的な部分が三本の組になってしまうことで起きます。症状として、見た目が特徴的で頬の肉が盛り上がり、目が少し釣り上がってしまいます。軽度の知的障害が特徴になります。

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