それまでも一時的に毒を持てる鳥は確認されていましたが、羽毛にまで有毒している前例はありませんでした。
そこで肝の据わった調査員が羽毛を口に含んでみたところ、とたんにクシャミ、口や鼻にビリビリとした痺れ、強い熱と麻痺を感じたそうです。こうして有毒鳥ピトフーイは、世界中に広く知られることとなったのです。
ピトフーイはあの幻の毒鳥の鴆【ちん】だった!?
それまでも「毒を持つ鳥」の伝承はありましたが、作り話だと思われていました。その中の一つが中国に伝わる、鴆(ちん)という鳥の伝承です。
一体どういう話なのか?ピトフーイとの関係性は?詳しく調査してみました。
中国で伝説や幻の鳥と言われているのが鴆【ちん】
古代中国の文献にその名を遺す、鴆。やはり猛毒を有する鳥だったと伝えられています。
鷺ほどの大型鳥類で、羽根は赤銅色、嘴は赤銅色、主食が毒蛇であるとされ、記述通りであるなら外見はピトフーイと大きく異なることになります。
鴆【ちん】のモデルだと言われている
鴆のモデルはピトフーイであるとも言われていますが、特徴が似ていないためあまり有力な説ではありません。
古代中国には文献通りの鳥が実在していた可能性も考えられます。かの国では近年、こんな伝説上の生物が発見されたりもしているのですから。
ピトフーイはアニメで擬人化されている!
鳥が?アニメに?と思うと不思議かもしれませんが、実態は美しい女性の姿です。
大人気アニメ「ソードアート・オンライン」のスピンオフ作品、オルタナティブ ガンゲイル・オンラインに登場する、その名にふさわしい毒のある魅力を持ったキャラクターです。
SAOAGGOでの長身で美しいキャラに
実物は愛らしい小動物ですが、このアニメのピトフーイは175cmというすらりとした長身と、成熟した肢体が魅力の美しい女性です。
つややかな黒髪ポニーテールと頬の幾何学的タトゥーが特徴で、作中屈指の人気キャラクターなのですが、実はこの姿はゲーム内のアバターであり実像ではありません。分かっていてもつい惹かれてしまいますね。