ピトフーイはアニメで擬人化されている!
鳥が?アニメに?と思うと不思議かもしれませんが、実態は美しい女性の姿です。
大人気アニメ「ソードアート・オンライン」のスピンオフ作品、オルタナティブ ガンゲイル・オンラインに登場する、その名にふさわしい毒のある魅力を持ったキャラクターです。
SAOAGGOでの長身で美しいキャラに
実物は愛らしい小動物ですが、このアニメのピトフーイは175cmというすらりとした長身と、成熟した肢体が魅力の美しい女性です。
つややかな黒髪ポニーテールと頬の幾何学的タトゥーが特徴で、作中屈指の人気キャラクターなのですが、実はこの姿はゲーム内のアバターであり実像ではありません。分かっていてもつい惹かれてしまいますね。
アニメではフレンドリーで行動的な性格
おとなしい鳥のピトフーイと違い、アニメのピトフーイは友好的な性格で、はじめて会った相手にも親し気に話しかけるぐらい社交的な性格です。
攻撃性こそ高いものの律儀で、作品内ではその高い行動力とリーダーシップを遺憾なく発揮します。
SAOって?
原作は時雨沢恵一先生による小説です。いまライトノベル界でもっとも著名な作品で、オルタナティブ ガンゲイル・オンラインをはじめスピンオフやファンアートは数知れません。
オンラインゲームのキャラクターと自分を重ねた物語という、現代のティーンエイジャーにとって身近な題材が人気の秘訣です。
意外な?!毒を持つ動物たち
世界は広く、私たちが思ってもいない動物も実は毒を持っているものです。
どこかで出会って、知らずに抱き上げてしまったら大変なことになりますね。この機会にきちんと名前を憶えておきましょう。
ポイズンアニマル【1】スローロリス
ペットとしても知られている、愛らしい容姿のスローリス。こんなキュートなアニマルですが、実は唾液とひじ部分に毒があり、混合すると毒性が強化されるという恐ろしさです。
スローの名の通り動きが大変遅いため、毒と言う強い武器で身を守る必要があったのです。
ポイズンアニマル【2】ハイチソレノドン
見慣れないながらなんともまぬけかわいい動物。下顎部分から分泌される唾液に毒が混じっています。
これは獲物を捕獲した後、その動きを封じるのに役立っています。当然ですが、ハイチソレノドン自身が中毒になることはありませんのでご心配なく。
ポイズンアニマル【3】ファイアサラマンダー
名前も見た目も抜群に格好いいトカゲです。その名「火トカゲ」の由来は、外敵と対峙した際噴射された毒液が、まるで炎のように見えたという武勇伝から。
なおこの分泌液が乳白色であったため「雌牛を襲って乳を飲む」という濡れ衣を着せられていた時期もありました。誤解とはいえいい迷惑ですね。
毒毒毒毒毒毒毒毒毒(もうどく)展
毒のある生き物が大好きなら注目間違いなし!サンシャイン水族館プロデュースの超大人気展示会です。
都内だけでなく近年は全国各所を巡るため、お住いの地域で開催されたらぜひ立ち寄ってみてください。どこで開催されようとも激しい混雑は確定しているため、日時の計画は念入りに立ててください。
毒物は日本と深い関わりを持つ
実は日本は毒物と深い関わりがある、ということをご存じでしたか?
毒と言われると恐ろしいイメージが先立ちますが、実のところ、この国はその危険なアイテムを上手に生活に役立ててきたのです。毒と生きる、とはどういうことなのでしょう?以下に具体的な例をご紹介します。
毒を利用する!アイヌの技術アマッポ
アイヌ民族が狩猟に使っていたという仕掛け毒矢です。ヒグマやエゾジカなど大型の獣を狩れるほどの猛毒で、誤って作動させてしまった人が死亡した例もあるそうです。
それもそのはず、毒の主材料はあのトリカブトなのですから。今はアマッポ猟は禁じられているものの、博物館などで実際の機材を見ることができます。
毒が助けになる!華岡青洲の発明
麻酔を作り上げたことで有名な日本人です。それまで氷による麻痺や催眠術に頼っていた手術を飛躍的に向上させた偉人であり、劇薬も使いようによっては人の命を助けるという一例になっています。
誰しも人生で1度は麻酔薬にお世話になっていると思いますので、華岡氏に深く感謝しておきましょう。
毒なんて怖くない!日本の味ふぐ料理
毒のある魚を食すという奇怪さで、世界でも有名なふぐ料理です。有毒である内臓を破かないよう、わざわざ高等技術を身につけてまで調理するなんて、日本人の食いしん坊っぷりは世界トップクラスです。
味は淡白で上品、歯ごたえがあって非常に美味しい魚です。刺身以外にも、からあげやひれ酒で楽しむことができます。
毒を食らう?フグの卵巣の糠漬け
上記では内臓を取り除くと説明しましたが、中にはなんと!わざと毒のある部位を食す料理もあるのです。漬け込むことによって、毒性を無害にする調理法です。毒がなぜ消えるのか?実はよく分かっていません。
そのほか、こんなおもしろい名前の毒生物も確認されています。
ピトフーイは毒を持った珍しい鳥
以上の通り、ピトフーイは世界でも数少ない毒を持つ鳥です。物珍しさについ手元に置いてみたくなりますが、興味本位などで手出しは無用、固有種は生まれついた土地で生きていくのが最も適しているのです。
生態系の新しい可能性を見せてくれた彼らに、私たち人類は深い敬意を払い、互いを尊重しあうことを念頭に置かなければなりません。
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