タイムスリップは実在するのか?タイムスリップ事件と可能性に迫る

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これまで外国人のタイムトラベラーの話を紹介して参りましたが、日本にもタイムトラベラーが存在します。インターネットサイトで騒がれた2062年の未来人です。今度は彼の話を聞いてみましょう。

2062年の未来人の正体

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彼が初めて登場したのは、2010年11月14日の匿名掲示板「2ちゃんねる」のオカルトサイトでした。当初は釣り師(ヤラセで話題を盛り上げる人)だと思われていましたが、書かれていることに妙に信憑性があり、また提供される話題が面白かったために一躍人気者になってしまいました。

彼の正体については色々憶測が飛び交いましたが、結局本人が次のように説明しています。つまり彼は「とある生命体の採取のために」未来からやって来た調査員と言っています。2062年の未来からタイムリープしてきた調査員、これが彼の正体なのでした。

東日本大震災と熊本地震

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2062年の未来人が現れたのは、東日本大震災の前年でしたが、「2010年以降に日本で大地震は起こるのか?」との質問に対しては、自然災害については答えられないことになっているそうでした。理由は、人口動態変化につながるような情報は漏らしてはいけないとのことです。もっとも、その後熊本地震の発生は見事予言しています。

2062年の未来人が語る予言

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それでは、日本人のタイムトラベラーである2062年の未来人が語る予言をいくつか紹介します。これらは彼が、2ちゃんねるの掲示板で質問に答えるという形で沢山の予言が残ったものです。

  • 2062年の日本の首都は?・・・東京。
  • 年金システムはどうなっているのか?・・・維持されているが、金額は少ない。
  • 医療システムはどうなっているのか?・・・全部ロボットが担当している。病気はすべて治せる。
  • 外国人参政権はどうなっているのか?・・・存在していない。
  • 女性の首相は誕生したか?・・・誕生していない。
  • 未来の寿命は?・・・男性が93歳で女性が102歳。
  • 日本の人口は?・・・2010年時点よりも人口は3割減っている。男女比は11:4である。
  • 2062年の最高額紙幣は?・・・10万円札。
  • 世界大戦は起こったのか?・・・詳しいことは言えないが2030年以前に起こった。
  • 富士山は噴火したのか?・・・噴火には至っていない。
  • 地球の気候はどうなっているか?・・・温暖化が進んでいる。

タイムスリップとタイムリープ

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時間旅行にはいろいろな言い方があります。タイムスリップやタイムリープとはどのような意味なのでしょうか。違いは何なのでしょうか。ここではそれぞれの意味について、詳しく説明することにします。

タイムスリップとは?

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タイムスリップとは、通常の時間の流れから逸脱して、過去や未来の世界に移動することです。これが実現するのは、時空間のひずみに落ち込んで、瞬時に過去や未来に移動するからというものです。

タイムリープとは?

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タイムリープとは、現在の自分が過去や未来の自分に時間旅行をして乗り移るということです。したがって、自分が生きていない、あるいは存在していない時代には移動ができないです。ただし、自分の生まれ変わりはタイムリープ先として許されています。

タイムスリップとタイムリープとの違いについては、次の通りです。タイムスリップの場合は、現在の自分がタイムスリップして過去に飛んだ場合、同じ時間に自分と過去の自分の2人が存在してしまいますが、タイムリープの場合は過去の自分の体の中に飛んで入るので、ダブって存在しないことになります。

タイムスリップとパラレルワールド

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タイムトラベルをして1年前の世界に行ったとします。すると、その世界にはもともと1年後の未来から来た自分はいなかった訳ですから、それは自分が経験した1年前の世界とは異なる世界になります。このように、条件が変わるたびに枝分かれしていく世界をパラレルワールドといいます。枝分かれは、無限にできます。

パラレルワールドは、少しずつ違う世界が無限に並行して進んで行きますので、いざもとの世界へ帰ろうと思った時には、無限の枝分かれの根源を探して元の世界を突き止めなければなりません。これはかなり困難なことですので、パラレルワールドを旅する時のリスクとして注意しなければなりません。

タイムスリップを扱う映画や漫画

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タイムスリップは以前から絶大な人気を博していますので、これを題材として、いろいろな映画や漫画で取り上げられてきました。ここでそのうちのいくつかを紹介致します。いずれもタイムスリップを単なる不思議な体験として扱うだけではなく、考えさせられる内容となっています。

インターステラー

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元宇宙飛行士のクーパーが、当時10歳の娘を地球に残して、土星の近くのワームホールへ出発します。ここを通り抜けたことにより、ワープをして遠い天体へ着きます。そこはブラックホールの近くの軌道のために重力が超大で、そこでの1時間が地球の7年間に相当します。結局クーパーはそこで地球の23年間分を過ごしました。

その後いろいろな探検をして、危険な目にも遭いましたが、彼は4次元超立方体テサラクト空間へ行きます。そこは娘の部屋を通じて、地球の過去・現在・未来に連結していたのです。そこでクーパーは発見したブラックホールの謎をモールス信号として娘に伝え、物理学者になっていた娘はそのおかげで新理論を打ち立てることができます。

見どころ

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この映画の見どころは、クーパーがたどり着いた4次元空間が、地球のあらゆる時代に通じていると言う点です。映画では巨大な倉庫のような空間で、そこから垣間見える娘の部屋の外が、過去・現在・未来のパラレルワールドになっていました。時空の特異点にはこのようなあらゆる時間に通じているところがあるのでしょう。

仁~JIN~

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脳外科医の南方仁は、ある日患者の脳の手術のあと気を失ってしまい、気がついたら幕末の江戸にタイムスリップしていました。そこで、人々の命を救うべく現代医学の知識と技術を駆使するのでした。彼自身は、その時代に少なからず歴史を変えてしまうと懸念していましたが、人命を助けるほうを優先しました。周囲の人も助けてくれました。

タイムスリップした未来人が過去に行って、その時代では最高という物を製作してしまったことも多々あるのではないでしょうか。その例として挙げられるのは、ロストテクノロジーです。これは現在も復元できない優れた物が過去に作成されているのです。詳しくはこの記事をご覧になってください。

タイムスリップオタガール

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佐々木陽子氏の漫画です。アラサーのアニメオタクの女性、城ノ内はとこ(30歳)が、電車のホームで押されて落ちて電車に轢かれると思ったら、タイムリープして1996年の中学生時代に戻ってしまいました。体は13歳ですが、頭の中はアラサーのままです。つまり彼女は13歳からの人生をもう一度生きられることになったのです。

見どころ

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1996年ころからのアニメオタクの暮らしを追体験できるコミックです。かつてオタクだった30代、40代の人たちが懐かしくこのコミックを読めます。まだインターネットも流行っていない頃、紙媒体のコミックを必死に読んでいたオタクの、半ば滑稽ながらも微笑ましい日常が描かれています。

元祖タイムトラベル

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SFの世界でタイムトラベルを扱ったのは、イギリスの小説家のH.Gウェルズです。彼が1895年に発表した小説「タイム・マシン」は、以後のタイムトラベルブームの火付け役となりました。日本には1913年に紹介されています。その時の題名は「八十万年後の社会」でした。

タイム・マシン

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主人公の科学者は、時間が第4の次元で、ある装置を使えばこの第4次元を航行し、時間旅行が可能なことを突き止めます。そして自らタイムマシンに乗り込んで、紀元802701年の未来へ行きます。そこは平和な牧歌的な世界でした。人類はイーロイと呼ばれる身長120cmの女性的な穏やかな姿でした。知的には退化した幼児のようです。

ところが、ユートピアに見えたこの世界には、地下にモーロックというもう一つの人類が住んでいました。彼らはもともと労働者階級だったのですが、地下の工場で労働をしている間に体も頑健になっていました。そして夜になると地上に出てきてイーロイを捕らえて食用としていました。

科学者のその後

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科学者は襲いかかって来るモーロックと戦いましたが、戦いの最中仲良くなったイーロイが死んでしまい、大変悲しい思いをしました。その後、さらに遠い未来へ時間旅行をし、地球の滅亡の様子を見ました。それからまた現代に戻ってきて、友人たちにこの体験を話しました。そしてもう一度タイムマシンに乗った彼は二度と戻ってはきませんでした。

日本の元祖タイムトラベラー

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日本にも古来タイムトラベラーがいました。それは皆さんがよく知っている、浦島太郎です。京都府の丹後の伊根町に浦嶋神社があります。創建は825年です。ここには浦嶋伝説が伝わっています。

丹後国風土記

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8世紀にまとめられたと言われている丹後国風土記(たんごのくにふどき)には、「浦島伝説」が記載されています。雄略天皇の世に浦島子が小舟で海に出かけると、亀に会い、浦島が寝ている間に美しい女性になっていました。導かれるままに海の中の御殿へ行くと歓待されました。館に3年留まった後、家へ帰ると既に300年が経過していました。

横浜市に残る浦島伝説

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もう一つ紹介します。京浜急行の神奈川新町駅を降りると、すぐ「浦島町」があります。このほかにも、「浦島丘」、「亀住町」、「宝町」があります。そして子安通りに行くと、「足洗いの井戸」があります。これは浦島太郎が海から上がった時に足を洗ったそうです。七島町には蓮法寺があり、ここには浦島太郎のゆかりの品々が残っています。

いかにも、このあたりには昔、浦島太郎が住んでいたと思わせる証拠が沢山残っているのです。もっとも、浦島太郎が持ち帰った玉手箱や釣り竿は、明治初期に火災で焼失してしまったということですので、大変残念です。ところで、浦島伝説の地は日本全国に150箇所はあるそうです。これは、パラレルワールドの証明になるのでしょうか。

タイムスリップと数々の予言!都市伝説か現実か!?

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未来人は、数々の予言を残していますが、例えば阿蘇山噴火というのがあります。今夜のニュースを見ると、なんと噴火しているではありませんか。そのほかにもインドが実力を伸ばして来るというのもあります。今インドはIT関連の人材が豊富で、世界中で引っ張りだこです。これらの予言の的中を見ると、やはりタイムスリップを信じてしまいます。

2062年の未来人はつい、面白そうだからと言って、2ちゃんねるで多くの事を語ったので有名になってしまいましたが、実はまだまだ沈黙しているタイムトラベラーは、他にも沢山いるのではないでしょうか。

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