覚えていますか?すぎのこ村の存在
皆さんはきのこの山、たけのこの里についてどちらの方がおいしいかと会話の中で話題に上がったことが一度はあるのではないでしょうか?
小さいお子様から大人まで幅広い世代の方に愛されるチョコレートとビスケットでできているお菓子ですが、もう1つすぎのこ村が存在していたことをご存知でしょうか?
1987年に発売
お菓子メーカーの明治より発売されている商品で、1987年から1988年まで発売されていました。
きのこの山が1975年、たけのこの里が1979年からなので、10年ほど遅れて世の中へと広まっていくことになります。
杉の木がイメージ
杉の木をイメージして作られたため、ココア味のビスケットで幹の部分に見立て、木や枝の部分にはミルクチョコに砕いたアーモンドが絡めてあるデザインです。細長く、食べやすい印象のお菓子でした。
すぎのこ村懐かしのCM
きのこ、たけのこに加え、すぎのこのCMも放送されていました。このシリーズのCMにはそれぞれキャラクターが存在し、山のタヌキ、里のサル、村のイノシシがメインキャラクターでした。
すぎのこ村に伝わる民謡
このCMでは2パターンの音楽が流れていて、それぞれについて紹介されていました。これまでの2シリーズに仲間入りする形のすぎのこ村に関してCMの中で流れていた民謡がこちらです。
きのこたけのこ、あの子はだあれ?すぎのこ村のすぎのこじゃぁ!きのこたけのこすぎのこ、ジャンケンポンでかくれんぼ。きのこたけのこみーつけた!
(引用:すぎのこ村)
すぎのこ村が消えた理由とは・・・
販売された当初、力を入れて宣伝活動を行っていましたが、期間は約1年ほどでほぼ終了となりました。では力を入れてシリーズ化を図っていたのになぜ、廃盤となってしまったのでしょうか?ここではその理由について探っていきます。
ネットの説①「モチーフが食べ物じゃない」
定着せず人気の上がらなかった理由としてあげられるのが、モチーフである杉が食べ物でないことでした。
元々食べ物であるものをモチーフとした場合は人々が受け入れやすいですが、木を食べるということにピンとこない人が多かったのが原因でした。
ネットの説②「きのこたけのこ戦争の戦火に巻き込まれた」
今でもどっちがおいしいかで争いが起こっていると言われるほど競争心の高いシリーズですが、この山と里の戦いに巻き込まれ廃村してしまったという意見もあります。
中には神様を大切にしなかった祟りが起きたなどとも言われています。
すぎのこ村が消えた本当の真実!
ここまで噂されている廃盤の理由を紹介してきましたが、ここからはメーカー側の本当の真実を紹介していきます。
CMソングを作ったり、マスコットキャラクターを作ったりと力を入れていたのになぜ廃盤になってしまったのでしょうか?
出荷数の減少
発売から1年ほどで廃盤となってしまった本当の事実は、メーカー調査により他と比べると圧倒的に出荷量が少なかったことです。
発売当初は人気がでたのですが定着が難しく、出荷数がどんどん減少している状況に廃盤を決めざるを得ませんでした。
実はすぎのこ村はこっそり転生していた!?
イノシシのキャラクターを特徴にして売り出されていましたが、1年ほどで廃盤してしまいました。その後転生して違う商品として発売されています。ここでは転生後について詳しく説明していきます。
転生先は「ラッキーミニ」
ポッキーのようにチョコレートのかかった細長いお菓子であるラッキーの姉妹品です。当時大変な人気があったことに合わせ、短く食べやすくアーモンドとチョコを絡めたラッキーミニが発売されました。
実は名前を少し変えただけ
先ほど紹介したようにビスケットの先にアーモンドとチョコレートが絡まっているものですが、これは実はほぼ同じ商品です。定着が難しかったすぎのこ村をその当時人気だったものの展開品として発売開始しました。
これもまた2008年に販売終了・・・
一度は廃盤となるも人気の商品に合わせて再び発売が開始されましたが、この商品も2008年に販売が終了してしまいます。日本で購入することはできませんが、海外では現在も取り扱いがあります。
すぎのこ村の復活はある?
一度は人気が出て当時は多くの人に知られましたが、販売が終了して以来もう一度売り出される可能性はあるのでしょうか?きのこの山、たけのこの里は長い間ヒットを続けているため、復刻の可能性を見ていきます。
すでに2005年に復刻!
2005年に昭和の人気スナックとして期間限定ですぎのこ村が販売されました。中身は当時と変わらないのですが、パッケージは現代風に道路がコンクリートになったり、古民家がビルになるなどの変化を遂げています。
今後の見通しはまだ・・・
今後の予定について現時点では情報がありません。しかしメーカー側は次々と進化を遂げていくこの業界で食べてもらう人のことを第一に考えつつも、これまで販売してきた思い出は大切にしていきたいと考えています。
日本経済を担うお菓子業界
ここまで見てきたように新商品が続々と登場する業界では、ヒットを出すことが難しいのが現実です。また現代社会では少子高齢化が進むにつれ、子供の人気であるイメージの強いお菓子の売り上げが落ちてしまうように思えます。
アイスとお菓子の売り上げが増加
少子高齢化が進むにつれ消費が減ることでGDPがマイナス成長をたどる一方ですが、2015年に行われた調査ではお菓子とアイスが成長分野にあるとの結果が出ています。2014年から比べると総生産量は1.5%の増でした。
消費が増加している理由は?
生産量や消費量が増加している背景には、バレンタインデーやハロウィン、イースターなどの日本ではもともとなかったイベントが定着してきたことが理由にあげられます。どのイベントにも欠かすことができず、消費量が高まっていると予想されます。
お菓子を食べすぎると健康被害が?
最近ではコンビニやスパーなどで手軽に手に入れることのできるお菓子で、先ほども紹介したように消費量が増えているという良い点の反面、取り方を間違っていたり、食べすぎによる健康被害もあげられています。食べる量や時間帯などを気を付けて美味しくいただきましょう。
食事代りに摂取してしまう人の増加
気軽に手に入るうえに空腹をうめることができ、なんといってもすぐに手を汚さず食べることができるため、食事の代わりにお菓子ですましてしまう人が多くなってきているのも事実です。食事はきちんととって小腹がすいたときにつまむことをおすすめします。
食べすぎによる健康被害
ここでは空腹時に食事をとるのではなくて、お菓子ですましてしまうことによって起きる健康被害について紹介します。食べるとお腹が満たされ、甘いもので幸福感も感じ時ることができるため注意が必要です。
血糖値の上がりすぎに注意
空腹時に甘い糖分をいきなりとってしまうと、体の中の血糖値が急に上昇しインスリンが過剰分泌してしまうため注意が必要です。また糖分はエネルギーになり切れなかった場合には脂肪として体内に残ってしまいます。
体調不良の元
糖質や脂質を多く含むお菓子を食事としてしまうと、体内で処理するためにビタミンやミネラルが多くつかわれてしまいます。このことでビタミンが体内から不足してしまうと嫌悪感が強まったり、集中力が欠けてしまうことがあります。
老化が進んでしまう
糖分を取りすぎると体の中では糖化という、糖とタンパク質がくっついてしまう現象が起来てしまいます。これが起きると老化物質が発生してしまうため、血液や肌、臓器に悪影響を与え、老化現象を加速させてしまうので摂りすぎには注意が必要です。
手軽に食べれるエナジーバーについての記事はこちらをご覧ください。