バナナが大好きな小くてかわいい女の子、さっちゃん。彼女はいったい何者だったのでしょうか?正体はあの有名人の〇〇〇さん?!次からはその謎を解き明かしてみます。
①阿川佐和子説
まずはタレントの阿川佐和子さんであるという説です。阿川さんが連載を持たれていた週刊誌の対談で、阪田氏が直接そう語ったのです。
阿川さんの父と阪田氏は知人同士で、かつて近所で暮らしていたこともあり、幼いころの阿川さんにも会ったことがあるといいます。とても愛らしい少女であったことは今の阿川さんを見てもよく分かります。
②引っ越してしまった近所の女の子説
しかしテレビ番組に出演した際、阿川さんは阪田氏から、実はさっちゃんは阿川さんではないこと、あれは阪田氏の幼馴染の少女がモデルであり、その子が引っ越してしまった時のことを思い出して作った曲だと言われました。
そう思って歌詞を読むと、歌い手が同じ年の幼い少年であるようにも感じます。
身の毛もよだつ!噂の都市伝説
このほかにも、日本には人の数だけ都市伝説が存在します。次からは、誰しも一度は名前を聞いたことがあるような有名怪異をあらためてご紹介します。
噂を聞いた人物の年代や地方によって細かな違いはありますが、以下は一番ベーシックな噂になります。
①上半身だけが動き回るテケテケ
半身がない女性の怪異。失われた部分は膝下だけとも、腰から下すべてとも言われますが、上半身だけを使って物凄いスピードで追いかけてくるのです。
男性や老婆というパターンもあります。足がないこと、また「この話を聞いた人は×人に同じ話をしないと…」という拡散形態の怪談である点がさっちゃんと共通しています。
②ジワジワとにじり寄る恐怖!メリーさん
「私メリーさん…いまあなたの後ろにいるの」でおなじみの、メリーさんの怪談。
電話を取るごとに少しずつ近づいてきます。メアリーだとも人形だとも言われますが、少女の外見であること、また近年チェーンメール化した(メールをまわして遊び相手を増やしてほしいという文面)点もさっちゃんに似ています。
もっと都市伝説を楽しみたいあなたに
ここまで読み進めてくださった方は、そもそも都市伝説や怪奇忌憚がお好きで興味津々なタイプかと思われます。
そこで次からは、都市伝説をもっと知りたい方、すでに詳しいからこそ探求してみたい方に向けた番組や書籍をご紹介します。はまりこむと時間を忘れてしまいそうですね。
やりすぎ都市伝説
「信じるか信じないかは、あなた次第です」という決まり文句が印象的な、都市伝説をトークするという一風変わったオカルト番組です。
平成19年よりスペシャル枠として不定期放送されており、バラエティ要素も高いため怖すぎる話が苦手な方にもおすすめです。
ヤミツキテレビ
youtubeの怪談朗読チャンネルです。都市伝説をはじめ著明な怪談から小話まで幅広く取り扱っています。
ホラーの基本「音」に重点を置いていて、目を閉じて聞けば闇の中から情景が浮かび上がるような秀逸な作品ばかりです。朗読を月子さん、編集を闇島さんが担当されています。
日本現代怪異事典
怪異忌憚がお好きであるなら絶対に手元に置きたい、朝里樹氏が収集した500ページにおよぶ超高密度の都市伝説データブックです。
当初は同人誌での発行だったものの絶大な人気から書籍化が決定した逸品です。
人面犬
人面犬も都市伝説トップ3に入る知名度の高さです。犬の身体に人間の顔を持つという人面犬ですが、次の場所はその発祥の地とも言われています。
ルーツの明快な都市伝説は珍しいパターンかもしれません。
新世代都市伝説・ネットロア
聞きなれない言葉ですが、近年作られた造語で、インターネット上で生まれた伝承を指します。時代が変わり、噂話は口伝からメール、掲示板、SNSといった風にどんどん形態を変化させてきました。
ウェブ上で発展したまさに新生代の都市伝説。次からはネットロアをテーマにした作品をご紹介します。
怪異症候群
ネットロアを主題としたホラーアドベンチャーゲームです。フリーソフトながらハイクオリティで高い知名度を誇ります。
続編や派生作品も高い評価を得ているのでぜひどうぞ。また同作者の「赤の世界」には有名なネットロア・時空のおっさんが登場します。
信じようと信じまいと―
匿名掲示板2ちゃんねるに投稿された奇譚集です。真実とも虚構とも取れる物語はまさにロア(噂話)で、短くも秀逸な短編揃いです。心霊現象より怪奇・ミステリー系の物語がお好きな方向けです。
気になる方はこちら「信じようと信じまいと―」
MOMOチャレンジ
2019年最も有名になったネットロア、それが「MOMOチャレンジ」です。アプリを通して自殺を指示するというMOMOなる存在、その発生からの一連は、現代妖怪の一生を表すかのような象徴的な事件でした。
世界の都市伝説
もちろん都市伝説は日本だけにあるものではありません。国が変わればその系統や嗜好も変化していきます。
次からご紹介する話は、日本だったら定着しなかった類のものもあるでしょう。その土地や時代による個性こそが都市伝説の魅力なのです。
真っ黒な目の子供たち
白目の部分がない、黒一色の瞳の子供が「家の中に入れて」や「車で送って」などせんがんできて、断ると激怒し攻撃的になると言います。
中には子供は一人だけでなく複数いるという説もあり、想像するだけで鳥肌が立つものです。
ハロウィンの首吊り死体
おばけアイテムが満ち溢れるハロウィンシーズン。その華やかなホラーインテリアの中に、飾りにまぎれて本物の死体があるといいます。
ありきたりな噂に思えますが、これが実話を元にしたお話だというから驚きです。
バナナジン
バナナの皮から向精神物質が抽出できるという、一風変わった都市伝説。
ただのジョークとして作られたフェイクニュースですが、どういう手違いか事実として雑誌に掲載されてしまい、多くの人間が信じ込んでしまいました。
さっちゃんの歌詞は99・100番説も存在する
サっちゃんはね 私を 殺した 奴にね 自分の魂 すりつけて みたんだよ しかえしだ さっちゃん(引用:おとの。とチョロ松のツッコミ茶番〇〇ゲーム攻略LIFE)
これはさっちゃんの歌の、99番目の歌詞と言われています。
伝達によって形成された恐怖の形、それが都市伝説というものです。さっちゃんの歌もまた、単なるデマや噂も含めて、今後も無限の広がりを見せることでしょう。人に噂が絶えない以上、都市伝説もまた、無限に変化し続けるものなのですから。
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