犬鳴峠は何かが起こる!?最凶の心霊スポットと犬鳴村の都市伝説

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しかし、この噂が立つということは公衆電話からの連絡がつかないことでもあったのでしょうか。警察に限らず連絡が繋がらないとなると、ますます孤立した状態や村の存在が怪しくなってきます。

犬鳴村は実在した?

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都市伝説が色濃く残る村ですが、実際に村が存在したかどうか核心に迫っていきましょう。村人が襲ってくるなどの根も葉もない噂だけでは確証もありません。実際に危険ならば生きて帰ってきた人がいるのも不思議なことです。実在したのでしょうか。

犬鳴谷村はあった

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犬鳴村とは直接関係はありませんが、実はこの時には犬鳴谷村と呼ばれる今では廃村となった村がありました。存在したのは1889年4月までのことです。この場所も今の都市伝説が絶えない峠の近くであり、江戸時代から人が存在したといわれています。

この村では農林業を盛んに営んでおり、山村として栄えていたといわれています。小さな村は1889年以降、周辺の村と合併し集落としてさらに拡大しますが、その後取る理由により、廃村となっていきます。

現在はダムの底に沈んで消えた村

村が亡くなり消えた理由についても紹介しましょう。その理由は、ダム建設による水没です。合併後1997年までこの村は続いていくのですが、1997年にダムの建設計画が完了しダムが建てられたのです。その結果、ダムのそこに沈む形で村は姿を消します。

ダムの建設に伴い、村のそのほとんどが水没する結果となったため、この地に暮らしていた人たちは、このダム建設を皮切りに都市部へと転居していったといわれます。そして、その名残として、現在も犬鳴の名前を使った地域があります。

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その名前が、宮若市犬鳴です。この住所は現在も確認でき、実際に存在が確認できます。とはいえ、古くに存在していたという犬鳴谷村は犬鳴村と関係はなく、存在を立証するに足る情報も一切持ち合わせてはいないようです。

【閲覧注意】犬鳴峠で起こった事件

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数々の都市伝説など、まだまだ確証のない情報ばかりが後を絶ちませんが、しかしこの土地では過去に無残な事件がりました。その事件は、確かに存在し悲しく無残な事件だったといわれています。

この峠や地域を語る上では避けては通れない話ともいえるでしょう。また、現在は検索してはいけない言葉として挙げられるほどの事件内容ですので、注意してみてください。

1988年の殺人事件

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事件が起きたのは1988年のお昼のことでした。その日被害にあった横山さんは仕事終わりで帰宅途中の車に乗って信号待ちをしているときにこの事件に巻き込まれました。少年5人グループが横山さんに近寄ってきたのです。

少年たちが横山さんに、女性を送るのに車を貸せと言い出したことが始まりでした。当然その時点で、横山さんは少年たちの申し出を断ったそうなのです。すると少年たちは、突然横山さんに暴行を始めました。

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さらに、拉致してまた暴行を重ねたのです。傷ついた横山さんは、それでも何とか決死の思い出見張りを振り切り逃げ出したのですが、通りすがりの車などに助けを求めることができず、再び少年たちに見つかることとなります。

そして、再び拉致され横山さんは少年たちにより殺されたのです。証拠が残らないようにということで、数々の暴行の末ガソリンを体にまかれ火をつけられて殺されたのです。

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何度も逃げ出そうとした横山さんでしたが、その行動もあり、若者たちも向きになって何度も暴行を重ねて焼き殺したのでした。当時の殺害現場にはその焦げた匂いやガードレールに服がこびりついたり、血が飛び散っていたそうです。

そして、この殺害現場こそこの犬鳴にある旧トンネルだったそうです。峠で暴行を受ける横山さんは何度も悲鳴を上げ、トンネルを抜けて逃げ出そうとしても少年たちにつかまり幾度も暴行を受け、そのたびに声を上げていたと言います。

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今でも都市伝説の絶えないトンネル、心霊現象なども確認されているトンネル内に、当時横山さんの叫び声が響き渡ったともいわれています。そして、さらに怖いのが横山さんの死因です。死因は頭からの失血死だったそうです。

つまり、失血をしながらも死に至るまで燃やされ暴行を受ける痛みを感じながら亡くなったということになります。想像を絶する苦し痛みや苦しみの中で息を引き取ったということです。

事件後

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事件後の顛末も消化敷いておきましょう。暴行を行った少年グループは翌日逮捕されました。翌日には横山さんの死体が発見されたのです。当時19歳となる主犯の男性は、無期懲役を言い渡されています。

また、その他のメンバーについても有罪と判決が下っており、この事件は最期を迎えました。しかし、このようなむごたらしい事件が起こったことでこの地の恐怖の噂はさらに増長したともいわれています。

その他数々の事故が存在する

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先述した過去に合った凄惨な殺人事件ですが、紹介した以外にもまだまだ数お多くの事故や事件音情報が報告されています。その多くが交通事故ですが、この地で起きた恐ろしい事件や事故の一部を紹介します。

トラック正面衝突

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過去には壮絶な事故もありました。幽霊を見に好奇心に駆られた若者5人が、峠の帰り道でトラックと正面衝突する事故が起きたのです。トラックの運転手は軽傷でしたが、若者グループは4人が死亡、1里が重傷という物でした。

肝試しで今でも多くの人が訪れる土地ですが、この事故だけはこれまで起きた事故の中で非常に大きな規模の被害だったと言います。この地を訪れる人は軽はずみな気持ちで訪れてはダメなのです。

カップル死亡事故

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とあるカップルも肝試しで訪れた際に、行方不明となった事件も存在します。カップルたちは、肝試しも兼ねてこの地を訪れました。しかし、村を入ったのを最後に消息不明で連絡もつかず、戻ってこなかったそうです。

そして、実はこのカップルが訪れた際に使用されていたのが、セダンだといわれています。村入り口に存在したものかどうかまでは確証がありませんが、古くからあるセダンということもあり、共通点は少なくありません。

映画「犬鳴村」が2020年公開予定

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都市伝説を紹介しましたが、実はこれらの都市伝説をもとに犬鳴村を舞台にした映画が公開されることが決まっています。ジャンルはもちろんホラーであり、公開は2020年といわれています。

監督はあのリングを生み出した監督である清水祟氏で、すでに世界中の映画製作会社から数多くのオファーがあり、大きな反響を呼んでいるとのことです。

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心霊現象などといったホラー要素ではなく、侵入者を拒む村や今なおそこに住む人にまつわる話なのでしょうか。数多くの伝説や心霊現象を噂される地を舞台にするだけに、非常に評判を呼んでいる作品のようです。

まだまだ詳細情報は少ないですが、前評判としてもかなり好評で、日本に伝わる都市伝説をどのように表現するのかと注目が集まっているようです。また、監督自身もまつわる話をどのように表現し伝えられるか楽しみにしていると語っています。

その他各地に伝わる恐怖の村の数々

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今回は、犬鳴の地域にまつわる噂を紹介してきました。日本屈指の不気味な土地として、また奇怪な現象が目撃されている地域として紹介しましたが、日本ではまだまだ数多くのスポットが存在します。その一部を紹介しましょう。

杉沢村

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青森県にかつて存在したといわれている村です。こちらの村では、恐ろしい逸話があり、昭和の時代に発狂した村人により村人全員が殺されたというものです。殺害した人も最後は自殺をしたといわれており、廃村は今もなお存在しているといわれています。

各地にはこのような廃村があり、地図上からも消えていることでも有名なポイントは沢山あります。かくいうこの村も犬鳴村も地図上からは存在が消えており、その理由にかかわらず立ち入りが不可能なポイントとして語り継がれています。

池添村

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池添村はその存在が不明とされている謎の村ですが、奇妙な伝説や言い伝えが後を絶たない村になります。この村では、住人の苗字が三つしかないといわれており、謎だらけの村となっています。

危険なエピソードも多数ありますが、お盆になるとお供えの花を各家の玄関先に備えていくという異様な光景が有名です。確証こそありませんが、このように閉ざされた村は各地に点在しているのかもしれません。

谷川岳

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こちらは村ではありませんが、危険なスポットとして非常に有名なスポットです。位置は群馬県と新潟県の間にある山間で、この地では1931年から2012年までの間に800名以上もの人が命を落としたことで恐れられている土地になります。

理由としては、その険しい地形や天候の変化など数多くの理由が挙げられますが、これだけではないのではといわれているのです。その死者数は、世界でもワースト1位を持つほどなので、その危険さがわかるという物でしょう。

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犬鳴峠では安全運転で事故にご注意を

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都市伝説や恐怖エピソードなど数多くの噂をもつこの地は、軽はずみで訪れていいところではないことがわかりました。危険性やまつわる話には確証があるモノばかりではありませんが、しかし根も葉もないところから生まれるにしては具体性を帯びています。

決して近づくことをおすすめできる土地ではありません。もし仮に訪れることがあるようならば、安全運転を心がけ、事故に注意し極力関わらないようにしておくことをおすすめします。

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