死のカタツムリ「アフリカマイマイ」とは?寄生虫が危険だけど実は食べられる?

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アフリカマイマイからの感染を防ぐための予防法

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広東住血線虫によって病気を発症してしまった場合、これが効く!みたいな特効薬は、ありません。その時の症状に合わせた、医師判断での治療になってしまう為、不安の多い病気です。まずは、発症しないためにも、予防することが一番重要なのです。

絶対に生身では触れない!

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沖縄に行くと、見たことないサイズの彼らを見つけて、物珍しく思っても、絶対に触ってはいけません。基本的には、口から入り体の中へと入り込む寄生虫なので、傷などなければ大丈夫、気を付ければ大丈夫、という意見の方もいるようですが、やはり触らないことに越したことはありません。

特に小さなお子様は、大人が触ればマネをして、触ります。そして触った後でも、目や口などに手が行きがちだったりします。とても危険ですので、気を付けましょう。

這った後にも触れてはいけない

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アフリカマイマイが通っていった跡にも、寄生虫が潜んでいる可能性があります。他種やそれに近い生物なども同様に、キャベツなど、彼らが好むような野菜は特に、知らない間に食べていたり、付いていた可能性があるので、良く洗ってから口に入れるようにしましょう。

アフリカマイマイはなんと日本にもいる!

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アフリカって名前についてるし、約20cmもあって、子供の足より大きいやつなんて、実際に見たことないし、日本に住む私には関係ないのでは?と、お思いの人は少なくないようですが、実は日本国内にも野生で生息しているんです。

世界の侵略的外来種ワースト100

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本来の生息地以外からの生物の中で、人や生態系に影響を及ぼすような生物をリスト化した、「世界の侵略的外来種ワースト100」に名を載せています。こちらには、有名なミドリガメも、そのリストにはいっています。

沖縄で大繁殖

寄生虫が宿る危険性があるアフリカマイマイは、沖縄であっという間に数を増やし、農作物を荒らしたり、寄生虫によって亡くなってしまった人の例もあり、問題になっています。とても繁殖力が高いアフリカマイマイは、1年で約1200個の卵を一匹が産むと言われています。

鹿児島県で発見されたこともある

暖かい気温を好むとされているアフリカマイマイ。国内では、沖縄本島や、その周りにある島々にのみでしか生息していないとされていました。しかし、2007年頃に、鹿児島県で何度か発見され、県によって駆除活動がされています。ですが、繁殖する能力がとても強い彼らなので、更に生息地が広がる可能性もあるかもしれませんね。

危険なアフリカマイマイでも実は食べることも出来る!

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これまで、最悪は死に至る危険がある説明をしてきましたが、実は食べることが出来るんです。もちろん、管理されていないその辺にいるようなアフリカマイマイをそのまま食べると、死亡する可能性がありますので絶対にやめましょう。

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