死のカタツムリ「アフリカマイマイ」とは?寄生虫が危険だけど実は食べられる?

アフリカマイマイは世界最大のカタツムリです。今沖縄では大繁殖して生態系が破壊されるなど問題になっています。死亡例もある寄生虫の危険もあるアフリカマイマイですが、実は食べると美味しいという声も聞きます。この記事では、アフリカマイマイの危険性から食べ方まで、まるっとご紹介します!

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色々な食べ物に興味があり、それに関連した記事を作成することが多いです。主婦目線で色々な情報をお伝えしていけるよう心がけています。
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世界最大級のカタツムリ!アフリカマイマイを知る

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子供の顔や、女性の手の平を超えるくらいの大きさがある、カタツムリの一種の「アフリカマイマイ」。どこかで聞いたことがあったような名前だと感じる人は多いようです。時々取り上げられるこのカタツムリはどのような生き物なのでしょうか?

アフリカマイマイの身体

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大人になったもので、だいたい約20cm程にもなる体をもち、地球上で最大の大きさを誇っているとされているカタツムリなんです。色は茶系が多いのですが、実は食べるものによって殻の色は変わります。

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モザンビーク原産で現在は熱帯地方のほとんどに生息

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東アフリカのインド洋沿いに位置される、モザンビークという所が、もともとの原産です。人の手によって、あちこちの地域や国へ持ち出され、今では、アフリカマイマイが住みやすい暖かい所には、繁殖能力が高いのもあり、ほとんどで繁殖していると言われています。

雑食であらゆるものを食べる

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驚くほど、食いしん坊な彼らは、葉っぱのような植物はもちろん、仲間の死骸を共食いすることもあるそうです。さらには、砂やコンクリートまで食べることがあるそうなので、エサに困ることはなさそうですね。

アフリカマイマイの危険と予防

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ほのぼのとした印象を受けるネーミングですが、しかし、最悪の場合は命の危険に関わり、死に至るような危険性のある生き物なのです。なにが危険で、どういったことに気を付ければいいのでしょうか?。

広東住血線虫の中間宿主となる

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一見、無害そうな彼らには、寄生虫が宿っています。広東住血線虫(かんとんじゅうけつせんちゅう)という寄生虫が住処にしています。なのでこの生き物が、ただ通り過ぎただけの道にも、これらが潜んでいる可能性があるんです。

好酸球性髄膜脳炎を引き起こし死亡する危険も

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寄生虫は、人の体に入ると、2日から35日潜伏したのちに発症し、熱が出て、嘔吐や激しい頭痛、脳神経麻痺を起こすなど、体内にいる寄生虫が多くなると、昏睡状態に陥り、死んでしまうこともある、人にはとても危険なんです。

アフリカマイマイ以外から感染する恐れもあり

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広東住血線虫は、ネズミの糞などを食べる生き物にも、宿っている可能性があります。身近では、ナメクジやカエルなどもその例となります。

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アフリカマイマイからの感染を防ぐための予防法

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広東住血線虫によって病気を発症してしまった場合、これが効く!みたいな特効薬は、ありません。その時の症状に合わせた、医師判断での治療になってしまう為、不安の多い病気です。まずは、発症しないためにも、予防することが一番重要なのです。

絶対に生身では触れない!

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沖縄に行くと、見たことないサイズの彼らを見つけて、物珍しく思っても、絶対に触ってはいけません。基本的には、口から入り体の中へと入り込む寄生虫なので、傷などなければ大丈夫、気を付ければ大丈夫、という意見の方もいるようですが、やはり触らないことに越したことはありません。

特に小さなお子様は、大人が触ればマネをして、触ります。そして触った後でも、目や口などに手が行きがちだったりします。とても危険ですので、気を付けましょう。

這った後にも触れてはいけない

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アフリカマイマイが通っていった跡にも、寄生虫が潜んでいる可能性があります。他種やそれに近い生物なども同様に、キャベツなど、彼らが好むような野菜は特に、知らない間に食べていたり、付いていた可能性があるので、良く洗ってから口に入れるようにしましょう。

アフリカマイマイはなんと日本にもいる!

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アフリカって名前についてるし、約20cmもあって、子供の足より大きいやつなんて、実際に見たことないし、日本に住む私には関係ないのでは?と、お思いの人は少なくないようですが、実は日本国内にも野生で生息しているんです。

世界の侵略的外来種ワースト100

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本来の生息地以外からの生物の中で、人や生態系に影響を及ぼすような生物をリスト化した、「世界の侵略的外来種ワースト100」に名を載せています。こちらには、有名なミドリガメも、そのリストにはいっています。

沖縄で大繁殖

寄生虫が宿る危険性があるアフリカマイマイは、沖縄であっという間に数を増やし、農作物を荒らしたり、寄生虫によって亡くなってしまった人の例もあり、問題になっています。とても繁殖力が高いアフリカマイマイは、1年で約1200個の卵を一匹が産むと言われています。

鹿児島県で発見されたこともある

暖かい気温を好むとされているアフリカマイマイ。国内では、沖縄本島や、その周りにある島々にのみでしか生息していないとされていました。しかし、2007年頃に、鹿児島県で何度か発見され、県によって駆除活動がされています。ですが、繁殖する能力がとても強い彼らなので、更に生息地が広がる可能性もあるかもしれませんね。

危険なアフリカマイマイでも実は食べることも出来る!

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これまで、最悪は死に至る危険がある説明をしてきましたが、実は食べることが出来るんです。もちろん、管理されていないその辺にいるようなアフリカマイマイをそのまま食べると、死亡する可能性がありますので絶対にやめましょう。

エスカルゴの代用として食べられる

「エスカルゴ」は、フランス料理などで目にすることがあるでしょうか。エスカルゴは繁殖力が弱く、食べる目的でひたすらに捕獲されてしまったことが原因で、絶滅危惧種寸前なために、繁殖力の強い、お手軽なアフリカマイマイをが使われることが多くあるそうです。もちろん食用の、寄生虫の危険性がないものが使われていますよ。

食べる地域がある

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中国や台湾、アメリカの一部地域では、もともと食用とされているアフリカマイマイ。フランスなどでも、安いお値段で売られているエスカルゴは、実は、アフリカマイマイを代わりに使用していることもあります。

元は日本へも食用として持ち込まれた

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戦時中、食糧が少なかった日本へ、なんでも食べる雑食で、繁殖能力も高いため、貴重なたんぱく源の食用として持ち込まれたのがきっかけでした。食糧難を乗り越えた頃には、あまり普及しなかったために、野生となったアフリカマイマイが現在の沖縄で大繁殖しました。

アフリカマイマイを食べてみよう!【下処理編】

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もともと食用として日本へ来たアフリカマイマイ。なので、きちんと下処理すれば食べられる食材なのです。アフリカマイマイの基本的な下処理の方法を知っていれば、何かの時のために役に立つかも?しれませんよ。

手順①まずは下茹で

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何よりもまずは、しっかりと下茹でしましょう。きっちりと火を通すことで、寄生虫や菌を死滅させます。管理されていない、その辺から拾ってきたようなアフリカマイマイの場合は、何を食べているかわからないので、捕まえてから空の容器などで2、3日程度飼い、フンを出し切ってから調理しましょう。(乾燥すると糞をしないので、たまに水分をあげるようにします。)

手順②殻から中身を取り出す

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