あまり好んで食べられることがないオニナラタケですが、それでも古くから食べてこられた歴史もあります。食感が悪く噛んでいても味がしないことが不人気の理由ですがしっかり加熱して煮込むとおいしいダシがとれます。レシピを2つ、味噌汁と鍋料理でご紹介します。
オニナラタケの味噌汁
キノコの定番料理でもある味噌汁のご紹介です。豆腐やネギ、ダイコン、ニンジンなどにオニナラタケを加えて具材たっぷりの味噌汁にしていただくのがおすすめです。キノコはたっぷりダシがでますのでいつもと違う味噌汁を楽しめます。
オニナラタケの鍋
こちらもしっかり煮込むことでオニナラタケのうまみがふんだんに楽しめるのでおすすめです。季節の野菜に鶏肉や豚肉と合わせて、やはり味噌味で仕上げるのがおすすめです。豆乳を混ぜるとクリーミーになって寒い季節には温まります。シメにはうどんやごはんと合わせると最後までおいしくいただけるでしょう。
キノコの煮込みのコツ
キノコは水から茹でるようにしましょう。水から煮込むだけでうまみ成分であるグアニル酸が増加します。60~70℃で煮込むとさらにうまみが増すので中火でコトコト煮込むのがおすすめです。さらに冷凍すると組織が破壊されてよりうまみがアップします。
野生のキノコは「虫だし」しよう
地中近くに自生している野生のキノコを食べる際は虫との闘いは避けて通れないでしょう。見える汚れを手で軽く落とし、水でざっと洗ったら虫だしすることをおすすめします。方法はいたって簡単です。ぬるま湯に塩を入れてキノコをつけておくとキノコのヒダなどに隠れていた虫が逃げ出してきます。
10分ほど塩水につけたものを再度洗えば下処理は終了です。キノコ狩りなどでたくさんキノコがあるときはそのままカットして冷凍しておけば日がたっても楽しめます。食感はどうしても冷凍で失われてしまいますが、うまみは先ほどお話ししたように増すので毎日の味噌汁などに入れて楽しめます。
キノコ鍋には5種類以上のキノコを使え!
キノコ鍋をおいしくするコツをご存知でしょうか?それは高級な具材でダシをとることでもなく、高級地鶏を使うことでもありません。実は、5種類以上のキノコを使うことなんです!
1種類のキノコでももちろんうまみを味わえますが、様々なキノコの味わいが複雑に入り混じったキノコ鍋はまさに「うまみの塊」となり絶品です。秋になると地方の道の駅などでは地元のキノコが所狭しと並びますので見かけた際にはぜひ挑戦してみてください。
オニナラタケは世界最大で間違いない!
世界最大の生物と聞くと大きな怪物のようなものを想像しがちですが、その正体はとても小さな、普通の見た目のキノコだったんです。かわいらしい見た目とは裏腹に地中ではしたたかに菌糸を伸ばし森を支配するその力強さはまさに世界最大の言葉がぴったりでしょう。
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