最大のオニナラタケはアメリカに自生しています。なんとその菌糸を伸ばしている面積は東京ドーム焼く684個。8平方万キロメートル、重さは推定600トンともはや想像できないほどの大きさです。
空中から見ると菌糸の範囲にある森と範囲の外にある森とでは色が違って見えるほど、とんでもない大きさなんです。
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オニナラタケってどんなキノコ?
オニナラタケはナラタケの1種です。学名はArmillaria ostoyaeと表記されます。その見た目から別名「ツバナラタケ」とも呼ばれます。名前の由来や見た目の特徴について見ていきましょう。
オニナラタケの名前の由来
オニナラタケは漢字では鬼楢茸と表され、「大きい」「ナラ(楢)の実」ににたキノコというのが由来といわれています。1500年前から生息しているナラタケも存在すると言われており、古くから人とのつながりがあったことがうかがわれます。
オニナラタケの特徴
見た目の特徴ですが、胞子を飛ばす前はおまんじゅうのようなまん丸い形をしており、カサが開いて胞子が飛び出せばまさに普通のキノコのような逆三角形の形をしています。開いたカサの裏側はシイタケの様にヒダが詰まっていて、色はしめじのような薄茶色です。親しみある見た目が特徴といえるでしょう。
オニナラタケの生態・生息域
キノコの生態はバリエーション豊富ですが、このキノコは植物に寄生して栄養を吸い取りながら大きくなります。
ナラやブナなどの広葉樹に寄生することを好み、こういった木があるところはすべて生息域となります。日本はもちろん世界中に自生しています。