ザリガニは食べると美味しい!下処理方法からおすすめの食べ方を紹介!

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日本では親しみやすく庶民的なイメージが思い浮かぶ生き物でも、食用として普及する海外の国々では実は高級食材として通っています。食用としてたくさん消費されている国はどこなのか主な物を取り上げます。

北欧

スウェーデンなどでは昔から漁が盛んであり、乱獲がたたって捕るのを制限されているようです。スーパーではザリガニが並び、8月に漁が解禁となると、恒例のザリガニのパーティーが開催されるほど国民の人気は高いのです。

中国

漁が伝統となっている北欧とは異なり、国をあげて最近たいへんなブームが来ているのが中国です。特に若い世代を中心に揚げたザリガニがとても人気となっており、繁殖力の高いザリガニも価格が高騰しています。

ザリガニを食べよう!①入手方法

ザリガニの入手方法として自分で出かけて捕獲する方法とネット等でお取り寄せする方法があります。自分で捕ってきて調理するには注意が必要だったり、ネットだと送料がかかる等それぞれなので自分に合う方法で手に入れましょう。

田んぼで捕獲する

日本の各地で生息している生き物なので、高いお金を出してお店で購入しようとは思わない方が多いでしょう。無料で簡単に釣れますが、そのかわり自宅で泥抜きや加熱調理を正しくじゅうぶんに行うよう注意が必要です。

冷凍ザリガニを購入する

塩水調理やハーブに漬けて冷凍処理されたものが北欧の有名店IKEAや日本の漁業協同組合、その他海外のECサイトで簡単に取り寄せることができます。家庭で素人が行う調理とは違って高温で殺菌・急速処理がされているのでおいしくて安全です。

ザリガニを食べよう!②泥抜き方法

ここでは、先ほど少し触れた泥を抜く方法についてより詳しくご紹介します。一見手間がかかるようですが、アサリの砂を抜くのと違っていい加減にやるとたいへん危険なので、実践する前にしっかりと確認しておいてください。

綺麗な水に数日浸けておく

できれば2日から3日間はエサを与えない状態で、水道水をはった水槽に置いておきましょう。この時水道水は流したままにしておいてよく水を循環させてやると吐いた泥が戻らないため、よりきれいな状態になります。

泥抜き時の注意

1日から2、3日間くらい泥を抜くために時間を取ることが大切ですが、エサがない状態であるため飢餓におちいったザリガニ達が他のものを狙って「共食い」してしまう危険があります。少し早めに終了するかまめに観察するなどしましょう。

ザリガニを食べよう!③さばき方

泥を吐かせる等の下処理が済んでゆでたり焼いたりお好みに調理できたら、食べてみましょう。食べるときに身をさばく方法はエビやカニといった他の甲殻類と同じで、きれいに殻をむくだけなのでとても簡単です。

胴体と尾の部分を取る

甘エビを食べる時やエビフライを作る時と同じように、体と尾っぽの身の部分を頭から引きちぎります。怖がらずに思い切ってぎゅっとひねりながらちぎれば身と頭の部分がすっぽりときれいに取れるので案外簡単にできます。

殻を剥く

ご存知のようにとても硬い殻で覆われた体の中でも、特に背中の部分がたいへん硬く尖っていて指先を切る危険があります。背中を剥くときは一気に剥がしてしまおうとせず、指先でもむように細かく割っていくと安全です。

ザリガニを食べよう!④おすすめの食べ方

エビやカニとよく似た味がしてとても美味しいと評判のザリガニを自宅で料理しましょう。基本的に自分好みの調理方法で大丈夫ですが、ここでは特におすすめな食べ方として塩茹でと野菜と炒める2通りご紹介します。

塩茹で

大きめの鍋にたっぷりのお湯を沸かして殻ごと茹でていきましょう、1000ccのお湯に対して大さじ1の塩を入れる目安です。身は小さいので殻を剥くのが少々面倒ですが、独自のうま味が引き出されロブスターや伊勢エビなどに引けを取りません。

野菜と炒める

きれいに殻を剥いたら、アスパラやキノコ、キャベツなど好みの野菜と一緒に炒めてみましょう。野菜とザリガニのダシは相性抜群、たっぷりの油やバターで炒めてお酒のお供に、また唐辛子やチリソースで中華風にするのもおすすめです。

こんなものも!?食べたらおいしい外来生物まとめ

これまでザリガニを食べてみたら思いのほかおいしく、調理方法も簡単であることがわかりました。日本にいる外来生物の中で他にも食べたらおいしい生き物はいるのか、有名なものをいくつかあげてみました。

ウシガエル

ウシガエルもすっかり日本に定着した外来種の生物としてとても有名ですが、どんな味なのでしょうか。カエルそのものはさっぱりとして中華料理として親しまれており、例えるなら柔らかいトリ肉のような味でおいしいです。

ブラックバス

釣りマニアのなかでも特にファンの多いブラックバスですが、実際食べたらどんな味なのでしょうか。バスはその皮にくさみがあるため皮や内臓をきれいに除いて調理すれば無難であり、スズキよりおいしいと評価する人もいます。

ブルーギル

だいぶ前の話になりますが、琵琶湖に大量発生したブルーギルを捕獲して食用として近隣のレストランでメニューに出したと話題になりました。日本にいるものは小型で骨が鋭く調理が面倒なのが難点だそうです。

ヌートリア

川べりでよく見られる大きなネズミのような外見をしたのがヌートリアです。天然の動物なのに、イノシシなどとは異なり身が柔らかくてさっぱりとしていて臭みもなく、小ぶりでさばきやすいのでこれから人気が出るかもしれません。

ザリガニは美味しい!いろいろな調理法で食べてみよう

日本人に身近な生き物として親しまれながらも食べる習慣がなかったザリガニですが、正しく調理すれば安価でたいへんおいしい食材ということがわかりました。まだまだ抵抗のある方もいるかもしれませんが、生きたまま釣ったものを調理すれば何よりも新鮮なので最高の食材だといえるでしょう。

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