大妖怪『がしゃどくろ』は意外と若い?その出自を徹底解説!

こういった神話の存在はゲームにも登場することが多いですが、近代になって夜間道を歩いていると容姿を訪ねて裂けた口を見せる口裂け女、学校のトイレにいるとされているトイレの花子さんといったように現代になっても新しい存在が生まれているのです。

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がしゃどくろってどんな妖怪?

ということで、今回ご紹介する存在の概念などについて簡単にではありますがご紹介しました。では、そんな中で今回メインでご紹介していくがしゃどくろというのはどんな存在なのでしょうか。まずはその存在から見ていきましょう。

死者の怨念から生まれた妖怪

まずこの妖怪は、現世で亡くなった死者で埋葬されることなく、この世に何らかの未練があったり宿っている怨念が寄り集まって、形になったのだとされています。漢字では「飢者髑髏」と書き、外見は人間をはるかに超える骸骨の巨体をしており、人間を襲うとされているのです。

大きな体で人を握り潰して食べる

前述しました通り、この妖怪は人間の躯体などはるかに超える非常に巨大な体をしています。全身が人間の骸骨となっており、夜中に骨の音をきしませながらさまよっていて、人間を見つけるとその大きな体で人間を捕まえ、握りつぶして捕食するという残虐な行為を行うとされています。

在り方から名前が決まったとか

何の罪もない人間を襲って食い殺してしまうとされているということで非常に恐ろしい存在であることはお分かりいただけたかと思われますが、そもそもどうしてこのような名前が付けられたのでしょうか。

体ががしゃがしゃする髑髏だから

それは、この妖怪のあるがままの在り方が関係していました。前述しました通り夜中に骨の音をきしませて彷徨っており、そのきしむ音が「がしゃがしゃ」と鳴っているどくろの見た目だからこそ、それを繋げて「がしゃどくろ」という名前になったのだとか。

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