シマトリネコ?シマトネリコ?正式名称どっち??
この観葉植物について調べてみると、多くの方が「シマトリネコ」と「シマトネリコ」で迷っているようです。正式名称はどちらなのでしょうか?まずは、基本情報から説明していくので、参考にしてください。
シマトリネコは言い間違い!
ご存知の方もいるかもしれませんが、正式名称は「シマトネリコ」になります。少しの差ですが、これから育てようと考えている方は、正式名称を覚えておきましょう。ネットなどで調べものをする際にも、正式名称が大切になります。
常緑樹立
「常緑樹」というのは、1年を通して落葉せず、常に緑の葉がついている植物のことを指します。シマトネリコもこれに分類される植物の1つで、モクセイ科のトネリコ属に分類されます。落ち葉が少なく、常に家の周りを緑で囲んでくれるため、人気がある植物の1つです。
平均成長は10m以上
観葉植物としておすすめなシマトネリコですが、実は成長すると平均して10m以上にもなります。なんと、育てる環境がいいと15m程度まで成長することもあるそうです。森の中など自然界で育つものは、このように15m程度まで成長しますが、自宅で育てる場合は平均して10m程度です。
インテリアにおすすめなシマトネリコ!
実はこの木は、インテリアとしてもおすすめできます。シマトネリコをインテリアとして活用することで、他の家庭とは一味違う楽しみ方ができます。なぜおすすめなのか、ひとつずつ説明していくので参考にしてください。
どんなインテリアにも相性抜群
この木を和風のイメージの家庭のインテリアとして使用すると、和風の家具や雰囲気の中でとても存在感のある木になります。和風の家でよく用いられている掛け軸や畳などと合わせると、緑豊かなイメージが一層高まります。
洋風の家具や雰囲気の中で育てる場合は、壁や窓枠の近くで育てることで洋風のおしゃれなイメージがさらにおしゃれになります。このようにどのような家でも合わせられるインテリアとして人気のある木です。
虫がつきにくい植物
植物を育てるとなると、気になるのが「虫」ではないでしょうか?虫嫌いな方は特に気になる部分だと思います。シマトネリコは、植物の中でも虫がつきにくいと有名で、育ててみたいけど虫が苦手という方にもおすすめな木です。
しかし、全く虫がこないというわけではありません。他のものと比較すると虫がつきにくいということです。「虫が苦手だけど、全く虫がつかないと聞いたから育ててみよう!」と思っている方はやめておきましょう。
賃貸で鉢植えでも育てられる
「何か観葉植物を育ててみたいけど、賃貸だから無理」と諦めてはいませんか?そんな方におすすめしたいのが、このシマトネリコです。育て方さえ知っていれば、鉢植えで育てることができます。賃貸に住んでいて庭がないという方もぜひチャレンジしてみてください。
シマトネリコに適した育成環境
生き物には、それぞれに適した環境というものが存在します。シマトネリコにも、もちろん適した環境があるため育てようと考えている方はぜひ知っておきましょう。なぜ適しているのかまで詳しく説明していきます。
直射日光を避ける
植物は光がないと光合成ができず、枯れてしまうイメージがありますが、シマトネリコは直射日光を当ててしまうと刺激が強いため葉焼けを起こしてしまう可能性があります。そのため30%~50%程度遮光する必要しましょう。そうすることで、葉焼けを防ぐことができます。
水はけのいい土
シマトネリコは、水を好む植物です。もちろん、水をあげるのをやめてしまうと、枯れてしまいます。しかし、反対に水はけの悪い土に植えてしまうと根枯れをしてしまいます。生きていく上で必要になる水で、植物を殺してしまわないように注意しましょう。
シマトネリコを上手に育てる方法
シマトネリコを育てたいと思っている方にむけて、次は上手に育てる方法をご紹介します。せっかく大事に育てていた木が成長することなく枯れてしまったときの悲しみはすごいものです。育てると決心したからには、上手に育ててあげましょう。
水やり
基本的に水やりは1日2~3回程度行います。水をあげるときは、表面の土が乾燥しているのを確認してから与えるようにしましょう。土が乾燥していない状態であげすぎると、根枯れする可能性があります。
そのため、1回の水やりでたっぷりと与え、頻繁には与えないようにしましょう。また、寒い環境が苦手な木のため冬場は、1日に水を与えすぎると枯れてしまいます。そのため、水を与えるのは2~3日に1回程度に減らしましょう。
肥料も大切
植物を育てる場合、肥料も大切になってきます。庭植えの場合は2月に緩効性肥料を寒肥として与えるのをおすすめします。寒肥は、1年間の健康維持を目的として与える肥料の一種です。冬は植物の根が休眠状態になっているため、即効性のある肥料を与えてもあまり意味がありません。
そこで、1年間かけてゆっくりと効く肥料を与えましょう。鉢植えの場合は、3月に化学肥料や緩効性肥料を与えると効果的です。鉢植えの場合も即効性のあるものより、ゆっくりと効果がでる肥料を選びましょう。
他の植物も育ててみたいという方はこちらの記事を参考にしてください。
シマトネリコの手入れには剪定が必須!
シマトネリコを育てていくうえで、必要不可欠なものが「剪定」です。剪定がどういうものなのか分からないという方も安心してください。分かりやすいように細かく説明していくので、初心者の方も参考にしてください。
「剪定」とは?
剪定(せんてい)とはどのような作業のことを指すのかご存知ですか?剪定は、庭木の枝を切りながら見た目を整えたり、風通しを良くする作業のことです。上記の画像のように全体を整えることで見た目もよくなり、インテリアとしての価値があがります。
剪定に必要な道具を準備
まずは、必要な道具から揃えていく必要があります。絶対必要になるのが、剪定バサミです。多くの方が手におさまる程度の小さなハサミを使用しています。基本的にこのハサミを使用します。もう一つ重要になる道具が、癒合剤です。大きい枝を切った後は、癒合剤を塗ると木にかかる負担が少なくなるため用意しておきましょう。
シマトネリコの剪定手順
必要な道具が分かったとこで、次は実際に行う手順について説明していきます。剪定したことがない方は、勇気が必要かもしれませんが回数を重ねるにつれて徐々に上手に行えるようになるため心配しないでください。
剪定を行うベスト時期
剪定は、枝を生やしやすい時期を狙って行うのが最適です。枝が生えやすい時期は、3〜4月上旬、6~7月上旬、9~10月上旬です。しかし、花が見たいという方は6月~7月上旬は剪定しないほうがいいでしょう。花を咲かせるのは、雌木のみですので注意しましょう。