人類史上最強の核兵器・ツァーリ・ボンバ!日本に落ちた時の被害範囲は!?

数は減ってはいるけれど…

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アメリカ科学者連盟(FAS)によると、冷戦末期の核兵器の数は全世界で7万基以上だったとされます。現在は約1万4千基とされ、核兵器の数自体は5分の1に減りました。しかし、その破壊力はまだまだ憂慮すべきレベルにあります。

特に中国の核保有数は正確さに欠けており、公表されている数よりかなり多いと推測されています。また北朝鮮やインドは公にされない数も含め核兵器を増加させているといいます。

ツァーリ・ボンバが開発されるまで

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アメリカとソ連による冷戦が引き金となった核開発競争。冷戦という異常な状況下におかれ、研究者や開発者達は両国で恐ろしい核兵器を作り上げてしまいます。ツァーリ・ボンバが生まれるに至った背景を探ってみましょう。

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過熱したアメリカVSロシア(旧ソ連)の核開発

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第二次世界大戦中、アメリカは同盟国であるイギリス・カナダと協力し、核爆弾開発のために科学者・技術者を総動員します。そして世界で初めて原爆の開発に成功しました。その後アメリカとソ連はさらに威力のある水弾の開発競争を始めたのです。

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ついにロシア(旧ソ連)が開発!

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第二次世界大戦が終わると鉄のカーテンによって世界が二分される冷戦時代へ突入しました。アメリカが広島と長崎に原爆を落としたとき、ソ連はまだ原爆の開発もできておらず遅れをとっていました。

しかし、ソ連もその後すぐに原子爆弾開発を成功させます。両国が核兵器を持つことで、より威力を持った兵器を求め開発の競い合いが始まったのです。アメリカはビキニ環礁で本格的な核実験を何度も行いましたが、先に世界最強の爆弾を完成させたのはソ連でした。

ツァーリ・ボンバはどのような構造?

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原子爆弾の威力を何千倍も上回るツァーリ・ボンバはどのような構造になっているのでしょうか。なぜここまで強力になったのでしょう。製造が難しいと言われる水素爆弾の、その特徴的な構造について詳しく見ていきましょう。

三段階反応により生まれる威力

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原子爆弾は、ウランやプルトニウムなどの原子核が起こす核分裂反応を原理にした爆弾ですが、ツァーリ・ボンバは核の分裂-融合-分裂の三段階の反応を起こす多段階水爆の一種、3F爆弾でした。三段階の反応で合計100メガトンもの出力を実現することができたのです。

3Fとは、引き金としての分裂反応 fissionと,それにより起きる重水素の融合反応 fusion,さらにタンパー (外皮) の天然ウランの分裂反応 fissionとなるため,その頭文字を取り名付けられました。

ツァーリ・ボンバの威力に迫る!

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偵察衛星の技術が進んでいなかった当時、標的となる地点を特定するのは難しいものでした。そこで「目標の特定ができないのであれば、周囲もろとも吹き飛ばせばいい」という発想から、アメリカとソ連はより強力な威力を持った爆弾を求めたのです。

史上最強の威力

ツァーリ・ボンバが爆発する際の出力は、第一段階の核分裂反応で1.5メガトン以上、第二段階の核融合反応で50メガトン以上、第三段階のウランによる核分裂反応で50メガトン以上と、相乗効果で100メガトンを超える恐るべき破壊力が生まれます。

広島に投下されたリトルボーイと比較すると?

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広島に投下されたリトルボーイの破壊力は15キロトンでした。ツァーリ・ボンバの破壊力は恐るべき5万キロトンとまさに桁違いの威力でした。実に3300倍という驚異的な数字となります。爆発によって生じるキノコ雲も、ふたつを比較すると大木と豆粒ほどの差となります。

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