SHINGO☆西成とは?ドヤ街出身のラッパー!生い立ちや曲を紹介!

SHINGO☆西成は大阪の西成区の貧しい家庭から人気ラッパーまで這い上がった人物で、歌はもちろんボランティアに積極的に参加するなど、地元愛溢れる性格が人気です。SHINGO☆西成の生い立ちや性格と曲の特徴などを紹介します。

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一姫二太郎の子持ち。保育園の半強制キャンプに毎年参加し、キャンプの面白さに目覚める。
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SHINGO☆西成とは?大阪出身のヒップホップMC!

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SHINGO☆西成は、MC名にもなっている大阪市西成区出身のヒップホップMCです。自身が育った街の様子を関西弁でユーモラスに歌っています。アーティストの枠にとらわれず、講演会やボランティアなどにも取り組んでいる地元愛にあふれた活動をしています。そんなSHINGO☆西成について詳しくご紹介します。

SHINGO☆西成とはどんなラッパー?

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ラッパーは不良っぽかったり、アングラで取っつきにくいイメージはありませんか?SHINGO☆西成はどんなラッパーなのか簡単に見ていきましょう。関西弁ラップ?西成の長屋育ち?行政とのコラボ活動?などご紹介します。

SHINGO☆西成とは①大阪らしいユーモアのある関西弁ラップ

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SHINGO☆西成はコテコテの関西弁が特徴で、小洒落た雰囲気だけの薄っぺらいラップではなく、ユーモアがありアツいメッセージのこもったラップが人気です。そしてそこかしこに地元大阪への愛が感じられます。

HIPHOP界で使われる言葉「プロップス」に興味のある方はこちらもご覧ください。

SHINGO☆西成とは②出身は西成区の釜ヶ崎三角公園付近の長屋

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西成区の釜ヶ崎といえばあいりん地区で有名な地域です。あいりん地区は日本一治安が悪い街と言われ、日本唯一のスラム街とも言われます。彼はそんな釜ヶ崎三角公園近くの長屋で育ち、ラッパーとして人気者になりました。正に底辺から成り上がった人物と言えるでしょう。

SHINGO☆西成とは③地元愛が強く行政機関とのコラボ活動も!

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そんな地元を敬遠することなく、地元を愛しているところが彼の素晴らしいところです。地域差別などの問題から出身地を隠そうとする有名人もいますが、SHINGO☆西成はその逆で地元を良くしようと働きかけているのです。

ヒップホップと行政機関は縁が無さそうにかんじますが、ヒップホップアーティストとしては珍しく行政とのコラボした活動もしているところも彼の魅力のひとつとなっています。

小中学校・高校での講演会やライブ

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学校での講演会とミニライブでも引っ張りだこです。堅苦しきて仰々しい講演会より、こどもたちも興味をもって話を聞いてくれそうですね。そんな訳で学校からの講演会のオファーがたくさんあるようです。

炊き出しに参加

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西成てはよく炊き出しが行われます。カネよりコメや!と炊き出しの材料集めを呼び掛けたり、自信もライブ終わりに炊き出しに参加したりと、地元の困っている人達のために動き回っています。

町おこし活動に参加

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西成アートプロジェクトとして、壁面やシャッターにプロのアーティストによる壁画をつくっていこうという企画を呼び掛けています。アートによる町おこしで西成を盛り上げようと活動しています。

SHINGO☆西成の人物像とは?底辺から這い上がったエネルギッシュな性格!

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それではSHINGO☆西成は人物像に迫ってみたいと思います。その根本には西成で育ってきた経験が強く関係しています。まさに底辺から這い上がったと言えるエネルギッシュな性格の持ち主です。

SHINGO☆西成は地元の体験をラップで歌い上げるユーモラスな性格

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彼の書くリリックにはユーモラスな描写が散りばめられています。消して卑屈になることなく、生まれ育った地元を上手くラップにしています。そこには前向きでユーモラスな性格が感じられます。

SHINGO☆西成は地元愛や助け合い精神を大切にする性格

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とにかく地元を愛していて、近所のおじちゃんおばちゃんの教えを今でも大切にしています。また、助け合いの精神も大切にしていて、ボランティア活動などにも積極的に取り組んでいます。

バブルの中で働いた経験を歌い「自分で自分のマインドを変える」人

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みんながバブルで遊び呆けている中、生活が苦しかった彼はバイトに明け暮れていました。自分も遊びたいけどそんなことしていられないという環境で自分を卑下するようになったことから、自分で自分のマインドを変えることを覚えたといいます。

幼少のSHINGO☆西成の口癖は「どうせ俺なんか」だった

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まわりから西成区は汚いと言われ、こどもの頃は「どうせ俺なんか」とよく言っていたそうです。自分と同じように思っている若者の後押しをしたいという思いが強く、仕事の紹介などもしていると語っています。

SHINGO☆西成の代表曲や歌詞の特徴は?

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「釜ヶ崎」という 特殊な環境で育った彼の曲にはいつもユーモアと地元愛が溢れています。彼の逆境から這い上がるエネルギーを感じさせる曲が人気となっています。その中でも代表曲と言われるものをご紹介します。

SHINGO☆西成の代表曲①『大阪UP』

とにかく大阪のいいところを片っ端からあげた歌です。PVの地元の人達の表情もとてもいいですね。この曲から◯◯UPという言葉が流行りだし、大阪から全国に広まっていきます。

『大阪UP』がきっかけで地元UPの歌が歌われるように

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この大阪UPがきっかけで、全国のご当地UPが歌われるようになりました。それぞれの地元ラッパーがリミックスで地元UPの歌を歌っています。30都道府県ほどあるので、あなたの地元のUPもあるかもしれませんよ!

SHINGO☆西成の代表曲②『ILL西成BLUES』

自身が生まれ育った町の現状を歌にしたのが『ILL西成BLUESです。YouTubeの制限付きモードでは再生できないほど率直なリリックとなっています。韻をふみまくった強烈な一曲です。

SHINGO☆西成の代表曲③『G.H.E.T.T.O』

2010年に発売されはアルバムの1曲。ゲットーはもともとユダヤ人の強制居住地域をさす言葉からきていて、アメリカでは少数民族の居住地区などを指します。そんなタイトルですが、自分の街の様子をユーモラスに歌っている曲で。殺伐とした中にも愛があるような風景が浮かんできます。

SHINGO☆西成の生い立ち

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アグレッシブな性格は彼の生まれ育った環境があってからこそです。ここで彼の生い立ちについて詳しく見ていきましょう。日雇い労働者の町「釜ヶ崎」で育ち、底辺から這い上がったアグレッシブな半生をご紹介します。

SHINGO☆西成の生い立ち①三角公園近くの長屋育ちで本名は池上真吾

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アメリカ村の方ではなく、釜ヶ崎の三角公園(正式名称:萩之茶屋南公園)近くの長屋で育っています。公園といっても一般人が憩いの場とするような場所ではなく、ドヤ街独特の空気が流れるところです。そんな環境で育った彼ですが、本名もしっかり公表し堂々と活動しています。

SHINGO☆西成の生い立ち②阪神・淡路大震災のボランティアに参加

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彼が20代前半である1995年に阪神・淡路大震災が起きました。そして復興のボランティアに参加し、助け合いの大切さを身に染みて実感し、その後の就職先では福祉の道を選びます。

SHINGO☆西成の生い立ち③高齢者福祉施設に就職

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実はしっかり大学を卒業していて、老人福祉施設に就職し8年ほど真面目に働きます。しかし通勤途中、遅刻をしないように目の前で転んだお年寄りを助けなかった自分を客観的にとらえ、これじゃ本末転倒だと西成に戻ります。

SHINGO☆西成の生い立ち④西成のおじさんに励まされプロに

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ヒップホップへの情熱を諦められなかった彼は、西成のおじさんたちの後押しでプロのラッパーになることを決意します。そこから人間味あるふれる関西弁ラッパーとして全国で有名になっていきます。

SHINGO☆西成は2014年に結婚!子供にも恵まれている

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2014年にめでたく結婚し、お子さんにも恵まれ幸せな家庭を築いています。社会風刺のきいたリリックを書くのは得意でも、ラブソングを作るのは照れくさくて苦手なようです。

SHINGO☆西成のプロデビュー後の経歴!Mrナニワと呼ばれるまでの道のり

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Mrナニワとまで言われるようになるまでには、自主リリース時代から今までさまざまな活動がありました。NHKでドキュメンタリーが組まれるまで注目されるようになった道のりを見ていきましょう。

『ゲットーの歌です(こんなんどうです?)』は自主リリース

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