妊婦はお寿司を食べちゃだめ?食べていいネタと注意が必要なネタまとめ

寿司は日本人の生活に欠かせないメニューです。最近では回転寿司のお店も増え、気軽にリーズナブルな価格で楽しめるようになってきました。しかし、妊婦が寿司を食べる際には注意が必要です。ここでは、気を付けるべきネタや妊婦特有の注意点について紹介していきます。

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読みやすい記事を心がけています。2人の男子を育てるシングルマザーです。
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妊婦さんは食事に注意が必要

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お腹の中で命を育むということは、女性でしか体験することができない神秘的なものです。いつもは気にせずに食べていたものでも、妊娠時に食べるとお腹の赤ちゃんに影響を強く与えるため、気を付けなければならない成分があります。

食べ物は母体や胎児に直に影響を与える

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食事は体を作るために大切な栄養です。ですが体内に直接入るものだからこそ影響を与えやすいのも食事です。へその緒で母体と胎児は繋がっているため、食べたものが直に影響を与えるのです。

体調を崩した時が危険

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普段は体調が優れなくても薬を服用できて楽になることができますが、妊婦さんは服用できる薬が限られており、普段の日常生活の体調管理が重要となってきます。

なぜ胎児に影響する?

ママの体の中には、赤ちゃんと連絡するための器官として胎盤が形成されています。ママからの栄養や酸素をもらうのも胎盤からです。この胎盤は外部からのフィルターのような役目もしていて、有害物をシャットアウトする働きもします。

胎盤とは?

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妊娠した際に作られる器官で、もともと体内にあったものではありません。女性にしか形成されない特別なもので、4カ月後半になるとほぼ完成します。血管の固まりで、赤ちゃんの発育に重要な役目をします。

出産を終えると、役目が終わるので体外へ出ます。近年ではプラセンタとして化粧品に使われたり再利用されています。

胎盤を通してしまうものがある

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胎盤というフィルターを通り抜けて胎児に直接供給してしまう有害物質が存在します。それがアルコールやたばこ、種類にもよりますが薬、細菌の菌なのです。胎児に到着してしまうと、奇形や未熟児などのリスクを高めます。

妊婦さんが寿司を食べてはいけない理由

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つわりの影響から酸味のあるものが食べたいと思う人が多く、お寿司の酢飯が無性に食べたくなる人もいるようです。妊婦さんがお寿司を食べるときに覚えておいてほしいポイントがあります。

胎児に有害な水銀・ビタミンAを含む

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魚はお肉よりも脂質が少なく良質なたんぱく質のため、普段の食生活に欠かせない食材と言えます。マグロやメカジキといった大型の魚になるほど体内にメチル水銀を蓄積しています。

またビタミンAが多く含まれている魚を過剰摂取すると骨粗しょう症の原因となったり胎児奇形の恐れも出てきますので、注意が必要です。

メチル水銀とは

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地球上に多く存在している元素で、過去には水俣病の原因ともなりました。プランクトンから小魚へ、その小魚を大型の魚が食べるというように食物連鎖によって魚の体内に水銀が濃縮されていきます。

これらの魚を私たちが食べることで健康への影響が心配されている成分です。

ビタミンAが多い魚

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並ぶネタで多いものをご紹介します。うなぎ、ほたるいか、あなご、いくら、本マグロが多く含んでいます。過剰摂取は控えましょう。

食中毒の危険がある

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火を通さずに食べるネタが多いので、体調が優れない日に食べると食中毒を起こしやすいので、気をつけましょう。食中毒を起こすと激しい腹痛や嘔吐といった症状が生じ、服用できる薬も限定されてしまいます。

食中毒菌のリステリアに注意

妊婦さんが感染すると大変危険な食中毒菌の一種です。この菌の恐ろしい点は、普段よりも20倍ほど感染しやすい菌ということです。胎盤を通過してしまうので胎児も感染します。流産のリスクが高まるため注意しましょう。

サルモネラ菌にも注意

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ネタの種類に卵がありますが、卵につきやすい菌といわれています。完全に中まで火を通せば菌は死滅するため安心ですが、免疫力が弱っている時には注意が必要です。

妊婦さんが食べてはいけない寿司ネタはこれ!

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お寿司が食べられないの?と悲しい気持ちになってしまいますが、ちゃんと注意を守れば食べることができます。では、どんなお寿司のネタに気をつけたらいいでしょうか?食べてはいけないリストをご紹介します。

基本的に生もの全般

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生ものは鮮度が命ですが、回転寿司の場合はレールを回っていて空気にさらされているため鮮度も落ちやすいです。この時期は免疫力が弱りやすいので、普段は大丈夫であっても食中毒に感染するリスクが高まるので、生もの全般は気をつけてください。

大型魚

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前途にも述べましたが、大型魚は水銀を多く含むため特に注意が必要です。厚生労働省では1回80gを週2回までと定めています。

  • マグロ
  • サーモン
  • ブリ
  • カツオ
  • タイ
  • ハマチ
  • えんがわ

貝類

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生で食べることが多いことと、食感を楽しむために火をあまり通さずに提供することが多いため、食中毒の危険が高まります。少しでもリスクをなくすために覚えておいてほしいことです。

  • カキ
  • つぶ貝

その他注意が必要なネタ

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イクラや数の子も火を通していないので、食べることを避けたほうが良いネタです。またネギトロもネギとマグロを刻んだものなので非加熱です。食べないようにしてください。

妊婦さんでも食べていい寿司ネタはこれ!

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安心してお寿司を堪能できるネタはどんなものがあるでしょうか?妊娠中でも味わいたいですよね。回転寿司はメニューが豊富なことが人気の一つです。食べても大丈夫なものをご紹介します。

加熱してあるもの

加熱してあるネタは食べても安心なネタです。しっかりと中まで火が通っていれば問題ないネタです。

  • ボイルエビ
  • 煮あなご
  • ゆでタコ

エビの料理法を詳しく知りたい方はこちらも良かったらご覧ください

魚介類以外

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生もの中心が多いので加熱してある魚介類は種類が少ないですが、その他は種類も豊富で選びながら食べられますよ。

  • コーンマヨ
  • かんぴょう
  • 納豆
  • カッパ巻き
  • ハンバーグ
  • かにかま
  • たまご
  • いなり
  • ツナマヨ
  • エビ天
  • いか天

中身の確認が必要です

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カリフォルニアロールを取り扱っているお店がおおいですが、トビコなどの色がカラフルな魚卵を使用していることがあるため、注意が必要ですが火が通っている具材であれば食べても安心です。

また、ボイルエビやタコ、エビ天、イカ天はしっかりと火が通っていれば安心なネタですが、心配な方は食べない方が無難でしょう。

ツナマヨにも注意

ツナはマグロの加工品ですので、水銀が含まれる魚です。加熱処理はしてあるため食中毒の心配は問題ありませんが、数を決めて食べるようにしましょう。

妊婦さんが食べていい寿司でも食べすぎには注意!

意外にも妊婦さんが回転寿司に行っても食べられる種類が豊富なことが分かりましたね。ほんのりとした酸味のあるご飯が喉を通りやすいので、ついつい食べ過ぎ傾向がありますが、気をつけたい点なのです。なぜでしょうか?

寿司は塩分が高い

酢飯には塩分が入っているので、食べ過ぎには注意が必要です。摂っても良い塩分量は1日7~8gです。酢飯に含まれる塩分量は一貫15gに対し0,1gです。いなりに関しては味付けが濃いので食べ過ぎには気をつけたい種類です。

醤油小さじ1杯に0,9gの塩分が含まれますので、つけすぎないようにしましょう。

バランスの良い食事がおすすめ

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つわりやホルモン変化の影響から偏った食事になったり特定の食材しか食べられないといった嗜好変化があります。無理のない範囲でバランスの良い栄養を補給することが大切です。

理想的な食事

  • 主食(白米・パン・麺類)
  • メインのおかず(お肉・魚・卵・豆腐)
  • 副菜(野菜・豆類・きのこ類・海藻)

この3種が揃っているのが理想的な食事です。体調が優れない時は、お味噌汁に野菜や豆腐など具材を多くすると立派なおかずになりますし食べやすいです。

味つけに工夫しましょう

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濃い味を好む人は注意しましょう。濃い味つけは塩分や砂糖の摂りすぎとなり高血圧症候群にかかりやすくなります。また味が濃いと白米も食べすぎてしまう可能性が高いので体重管理が難しくなります。

妊婦さんが食事に気を付ける時期はいつ?

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日々体は変化をしていきます。命を育む大切な10か月であり体作りの基盤となる食事は一番意識をして気をつけたいものです。気をつけるポイントと赤ちゃんの周期によって気をつけたいポイントをご紹介します。

妊娠初期は器官形成に影響あり

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2カ月~4カ月までを妊娠初期と区切りますが、この時期は、脳や心臓などの臓器が形成される大切な時期です。胎盤が形成されていないので、つわりの症状が出やすい時期です。食べれるものを少しづつ口にしたほうが良い時期です。

要注意なこと

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有害物質をブロックするフィルターの役目である胎盤が未完成なので、胎児の成長に大きな悪影響を及ぼしますのでアルコールや薬の服用、喫煙には十分注意をしましょう。薬を服用する時には医師や薬剤師に相談をしましょう。

妊娠中期以降も注意

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5カ月~7カ月の中期では、つわりの症状も落ち着いてきて食欲が出やすいため、注意しましょう。お腹の赤ちゃんの身体が大きくなる大切な時期です。適した栄養を食事から摂りながら体重の増加にも注意が必要な時期です。

妊娠高血圧症候群に注意

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妊婦さん特有の疾患ですが、注意していればなりにくいです。そのためには塩分摂取を守ることです。つわりが落ち着き食欲が増す時期ではありますが、濃い味には気をつけながら食べる量を決めて楽しみましょう。

妊娠月別の注意するべきこと

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約10カ月間お腹の中で大切に育てる赤ちゃんのために、ママはどんなことに気をつけて過ごしていくと良いでしょうか?月別に注意するべき点をそれぞれご紹介します。

妊娠2カ月

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妊娠に気づく頃で、まだ胎児の大きさは約2~3㎝という小ささです。つわりが始まるため、症状が酷くて食べられない人は病院で点滴を受けることができますので、症状に応じて専門医の診察を受けましょう。出血や腹痛にも注意です。

妊娠3カ月

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流産しやすい時期です。無理しないようにして横になれる時はゆっくりと体を休めましょう。体を冷やすこと、激しい運動、腹部の締めつけに注意をしましょう。

妊娠4カ月

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胎盤がほぼ完成する時期で、安定期に入ります。つわりが和らぐため食欲が出てきます。食べ過ぎには注意しましょう。体重管理を意識していく時期です。

妊娠5カ月

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妊娠中期に入ります。早い人では胎動を感じます。胎動が極端に弱くなってしまった場合は、すぐに受診しましょう。お腹が張った場合は、横になったり休憩をしましょう。

妊娠6カ月

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