巾着はお金を入れる袋であることから、財宝や貯蓄を意味し商売繁盛と富の栄や信仰のご利益の大きいことを示していると言われています。財運のご利益をいただけることから、巾着袋はシンボルの1つとなりました。
大根
聖天様を祀っている寺院に男根を表現している大根をお供えしていたことが由来です。また、丈夫な身体にしたいや良縁や夫婦和合などの加護を得られるとのことで2つ目の象徴となっています。
三叉戟
三叉戟とは、先端が3つ分かれている槍のことをいいます。起源は先ほどガネーシャ神であると触れましたが、ガネーシャ神の親であるシヴァ神が三叉戟を武器として使用していたことから、三叉戟もシンボルの1つと言われています。
聖天様にまつわる逸話
祈願したことにより、救済いただいたり財運や勝運を頂いた話や大成功したという話はたくさんあります。ここでは、信心にお祈りされたことでご利益を授かったため、大きな成果を成し遂げた3人の逸話を紹介します。
豊臣秀吉も信仰していた
誰もが知る初めて日本を天下統一した豊臣秀吉ですが、豊臣秀吉も熱心に信仰していた人物です。豊臣秀吉は醍醐三宝院に聖天様の像を寄贈し必死に祈願を続けたそうです。その結果として平民だったにも関わらず日本を天下統一に導く大願を果たしたと言われています。
徳川家康が庶民に信仰を禁止した
江戸幕府を成立させた徳川家康もまた、聖天様を熱心に信仰して江戸幕府300年の礎を築きました。またご利益を自分のみが独占しようとしました。そのため怖い神様と民にふれ回り、庶民には信仰を禁止するという行動にでました。
松下幸之助も信仰していた
松下幸之助は、パナソニック旧松下電器を一代で築きあげた経営者です。松下幸之助もまた、聖天様を信仰し昭和の大恐慌での倒産の危機を見事に乗り越え、経営者として名を残した人物になります。
聖天様は怖い神様と言う噂もある
信頼を込めて信心にお祈りをすれば、身を削って願いを成就してくれる神様ですが怖い神様との噂があります。では、どのようなところが怖いのか。怖い神様と言われる理由について真相を解説していきます。
聖天様は人を選ぶ
心から信頼し祈願した人の中には、大きな成功を遂げた人もいますが、祈願した人間の願いをすべて成就してはくれません。見極めてお願いを聞き入れる人を選ぶと言われています。信仰心を持たずに祈願だけしたり、力を疑ったままただ願い事をする人には願いを聞いてはくれないとのことです。
信仰心を持っている人で、一心にお願いをすればどんなに小さな願い事でもご自身の身を削って叶えてくれますが、ご聖天様を疑う人には願いを聞きいれてはくれずご利益を授かれないという噂があります。
信仰をやめると祟られることもある
歴史に名を残している武将や有名な経営者などが強く信仰していたといわれるだけあり、そのご利益や成功への力はとても大きいものです。しかし、信心を忘れたり、信仰することを続けなかったりすると頂いたご利益とは比べ物にならないほどの罰や祟りを受けてしまうとの噂があります。
- 作法を知らずに参拝した教授が事故死
- 生涯独身でなければいけないと言われている寺院で妻をもらったところ、奥さんは亡くなり住職もほどなくして亡くなった
粗相をすると祟られる
怖い神様と言われている理由はもう1つはあり、願い事が成就されたからと信仰をやめたり、作法をしらないと祟られることです。信仰して多くの富を得ることができたが、その後信仰をやめると不幸が立て続けにおこったなどご利益を頂いたあとに、崇拝する気持ちを忘れると祟られるとのことです。
聖天様は怖い神様という噂の真相はどうなのか?
神様の罰が当たる耳にすることはありますが、聖天様も例外ではなく祟りを受けると噂があります。他の神仏様に聞いてもらえない願いも聞いてくださる神様と言われているのになぜ怖いと言われるのでしょうか。ここでは、本当に怖い神様なのかの噂の真実や、信仰する上で大切なことを説明していきます。
慈愛に満ちた神様
他の神仏が見捨てた信者の願い事も、信仰心を持ち願い続ければその身を削ってでもご利益を授け、叶えてくれると言われている神様です。人々が幸せで歓喜して周りの人も歓喜すること望んでいる慈悲深くとても優しい慈愛に満ちた神様です。
悪人には厳しい
善良な人間には、とても優しい慈愛に満ちている神様ですが、他人に悪いことをする人・神仏や信仰を重んじない人などには厳しい神様となりますので、悪い行いをする人からすれば厳しいだけでなく恐ろしい神様です。
礼節を尽くせば怖くはない
作法など礼儀が正しければ怖くない神様です。参拝時のお経を1文字ずつ大切に読み、作法を守ること、報告とお礼のためにお礼参りをするなど、感謝の気持ちを忘れることなくきちんと守れば決して怖い神様ではありません。