聖天様は最強の神様!?祟りの噂やご利益を徹底解説!

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聖天信仰にて、参拝する上で気を付けるべき注意事項はたくさんあります。ここでは、参拝する上で特に大事な注意事項を4つ紹介していきます。注意事項をよく学び理解して、失礼や粗相が無いように参拝しましょう。

身なりを清潔に

まず1つ目は清浄を好む神様になりますので、身なりを清潔にすることです。歓喜天修法時は新しい下着を着用する僧侶の方もいらっしゃいますが、一般人は必要最低限の身なりを整える程度で大丈夫です。

断ち物をしての願掛けは控える

好きなものや食べることをやめてお願いをすることを断ち物と呼びます。祈願する際、断ち物をして願掛けをすることは控えるように進言しているお寺もあります。苦しみを減らしてくれるためにご聖天様はいますので、自分の苦しみを増やしての願掛けはやめましょう。

参拝当日は4足の物は食べない

参拝をする日には、牛や豚などの4本足の動物を食べることは控えるようにしましょう。鶏は2本足であることから鶏肉は可能とされていますが、生き物に変わりはないので、できれば精進料理など野菜中心の料理にしましょう。

喪服中は参拝を控える

身内のかたに不幸があったときは、四十九日の法要が終了するまでご聖天様への参拝は避けてください。身内の親等によって避ける日数は違いますので、お寺に日数を確認してから身内の方の喪があけてから参拝をしましょう。

聖天様へのお供え物

動物性のものを使用した食べ物と臭いのきつい柑橘系は避けるようにしてください。お供え物として適しているのは好物である大根と甘く香り豊かな歓喜団がおすすめです。大根や歓喜団がお供え物としてオススメの理由を解説します。

大根

大根がシンボルとなっていること、そして男根の神様であることが由来し大根はご聖天様の好きな食べ物になります。大根の頭は葉っぱになりますので、お供えの際は頭を聖天様へ向けるようにすること。参拝者側に大根の葉を向けると神様にお尻を向けていることです。

歓喜団

歓喜団は、奈良時代に仏教の伝来とともに日本に伝わった唐菓子の1つが由来です。小麦粉で作った生地にあんことお香を練り込んだものを巾着型に包みごま油で揚げたものです。香料が練り込んであることから、甘く香り豊かな味がするためご聖天様の大好物とされています。

聖天様の供養方法

浴油供と華水供・浴酒供・水歓喜天供の4つの方法があります。浴油供養はご聖天様の供養において最高の祈祷であるとされています。ここでは、最高のご祈祷である浴油供養と華水供養の方法について紹介していきます。

浴油供

ご聖天様の供養の方法の中で秘法とされているのが浴油供です。特別な修行を終えた僧侶だけが行うことが許されています。温めたゴマ油をご聖天様の像に注いでいく方法になります。他のご祈祷と比べて浴油供は一番時間の長いご祈祷になります。

華水供

厨子を開けずにご祈祷を行いますので、ご聖天様の姿は見えません。花を一房と供物を供え呪文や真言を一心に唱え心を委ねるご祈祷になります。華水供は阿闍梨様から授かった方にのみオススメをするご祈祷方法になります。

聖天様のお守りやお札

ご自宅でお札などを祀りたい場合は、清潔な場所に置いて祀るようにしましょう。仏壇でお祀りするのは仏教の神様ではありますがNGとなりますので、注意しましょう。授けていただいたお寺で詳しく説明をしてくれます。

お守り

お守りはお財布に大切に入れるのは問題ありませんが、お守りを入れた財布を後ろのポケットに入れるのは座る際に神様をお尻で踏むというとても失礼な行為になりますので、NGです。お財布に入れる際は、しまう場所に注意をしてください。

お札

お札を家で祀る際は、人の目線よりも少し高い位置に祀るようにしましょう。お供えものは米やお菓子などで大丈夫です。お肉や魚などの生き物やニンニクなどの臭いが強い食べ物はNGとなります。また、お供えする器は専用のものがありますので、専用の器を使用します。

聖天様の梵字

梵字とはブラーフミー系文字(インドで使用されている文字)の英訳名で、日本では仏教徒の寺院で昔から使われていた悉曇文字を指します。梵字は仏様の姿を現していると言われています。ご聖天様を表している梵字を紹介していきます。

種子の意味

聖天様の梵字は同じ文字が2つならんで。一文字でギャクと読む文字になりますが、双身像もありますので同じ文字を2つ続けています。夫婦和合・男女相愛・子授けの意味や富の繁栄を意味を表しています。

日本三大聖天

待乳山聖天・生駒聖天・妻沼聖天の3つが日本三大聖天に分類されています。また3つ目の埼玉県の妻沼聖天は違うとの見解ありますが、ここでは、埼玉県の妻沼聖天を3つ目として日本三大聖天の場所などの曰くについて紹介していきます。

本龍院 待乳山聖天

本龍院待乳山聖天は浅草寺の支院の1つありで東京都の隅田川西岸にある標高10mほどの丘の待乳山にある聖観音宗の寺院です。一説では、595年一夜のうちに出現した霊山と言われています。本尊ご聖天様ですが、七福神のお一人である毘沙門天祀られています。

東京メトロ銀座線・都営浅草線・東武スカイツリー線で浅草駅で下車して徒歩10分ほどの道のりになります。南千住駅からバスで行く場合は、都営バス東42甲か東42乙に乗ります。東42甲を利用する場合は、東神田行きに乗車し隅田公園で下車。42乙を利用の場合は、浅草雷門行きに乗りリバーサイドスポーツセンターで下車します。

宝山寺 生駒聖天

宝山寺は奈良県生駒市に位置する、真言律宗の本山となります。ご本尊は不動明王になりますが、土地を守る神様としてご聖天堂に祀られています。宝山寺は655年に開かれた修験道場となります。ここは空海も修行をしたとされる場所です。1678年に再興されこの時が開山と考えられています。

宝山寺への行き方は、電車の場合近鉄生駒駅で下車して徒歩3分。ケーブル線の場合は、鳥居前駅で乗車し宝山寺駅で下車、徒歩10分ほどです。大阪方面から車で行く場合は、壱分ランプ経由で約45分かかります。京都市内からは交野北インターまで30分ほどでその後国道168号線を経由して30分ほどです。

歓喜院 妻沼聖天

歓喜院は埼玉県熊谷市にあります。こちらは特に縁結びのご利益で有名な寺院となっています恋愛成就だけでなく、厄除けや学業進学などあらゆる良縁を結んでくださります。。JR熊谷駅から妻沼聖天前行きに乗車して終点で下車して徒歩1分で着きます。他にも太田駅・西小泉駅・西矢島行きでも行けます。降車バス停は妻沼聖天前です。

1179年に、武将齋藤別当実盛が聖天宮を建てたことが始まりです。1197年には、良応僧都により歓喜院長楽寺が建てられ十一面観音が本尊となりました。徳川家康が一度再興しましたが、焼失しており現在の聖天堂は18世紀半ばに再建されました。

三大聖天候補の寺院

3つ目の歓喜院妻沼聖天は日本三大聖天であることは、諸説あると説明しましたが、ここではほかにどの寺院が三大聖天と言われているのか、他の候補の聖天様の寺院を歴史などについて紹介していきます。

足柄山聖天堂 足柄聖天

ご本尊はインドの白石で作られ双身像で等身大の大きさだと言われていますが、秘仏のため公開はされていないようです。このご本尊は本来は京都祀られていたと言われており、その後相模国に流れ着き空海により足柄山へ奉納されたと言われています。

静岡県にある曹洞宗の寺院で、811年に開山されたそうです。昔、宮中の女官と武士が一緒になることを願い願掛けをしたところ、願いが成就たことから恋愛成就のご聖天様として知られています。

大福田寺 桑名聖天

大福田寺は三重県桑名市にある、真言宗の寺院で神宝山にあります。創建年は明らかになっていませんが、聖徳太子が開いたという説があり鎌倉時代に再興されましたが、度々火災により焼失しています。江戸時代に松平定信により再び再建されご聖天様は松平定信により寄贈されたものと言われています。

無病息災のご利益があるお寺で、毎年元旦には甘酒がふるまわれ2/3には節分祭が開催されます。電車では、桑名駅西口から徒歩5分ほどとなり車での利用は桑名インターから約10分ほどとなり駅からの近いため行きやすい場所になります。

東楽寺 豊岡聖天

東楽寺は、鐘楼を兼ねた山門の奥にあり真言宗のお寺で空海により開かれたとされており、聖天様は秘仏となるため開帳はされていません。災害を払い祈願成就の仏様となり、東楽寺では五穀豊穣などのご利益をいただけるお寺となっています。

東楽寺は、901年に落雷による火災で一度焼失しています。その後923~931年に再建された際、四天王像を造立しており、この四天王像は国の重要指定文化財になっています。電車・バスでの行き方は豊岡駅から出石方面行に乗車して天神橋バス停で下車して徒歩7分ほどでバスの乗車時間は15分ほどです。

ガネーシャ神像頭身の謎

聖天様も由来のガネーシャも象の頭をされています。ガネーシャの両親二人も兄妹も人間のお姿をしています。では、なぜガネーシャのみ象の頭をされているのでしょうか。2つ諸説がありますので、2つとも紹介します。

父親のシヴァに頭を切られた

母親のパールヴァティーが体のアカを集め人形を作り、命を吹き込んで産まれたのがガネーシャと言われています。パールヴァティーが入浴する前に誰も入れてはいけないと言われていたところ、父親のシヴァが帰宅。父親と知らないガネーシャがシヴァを拒否したところ、怒ったシヴァがガネーシャの首を切り落として遠くに投げてしまった。

このことを知ったパールヴァティーが嘆き悲しみ(一説では激怒したとも言われている)シヴァはガネーシャの頭を探しに行く。西のほうへ向かうも、ガネーシャの頭は見つけることができず、シヴァは最初に出会った象の首を切り落としガネーシャにつけて復活させたのが、ガネーシャが象の頭をしている1つ目の諸説です。

他の神に頭を破壊された

ヴィシュヌに祈りしてガネーシャを得ることができたいうのがもう1つの説です。他の神々が祝福に訪れますが、シャニという神は見たものを破壊するという呪いにかけられていたため、ガネーシャを見なかったがパールヴァティーに勧められガネーシャを見るがガネーシャの顔は破壊されてしまいます。

嘆くパールヴァティーのためにヴィシュヌは川で寝ている象の首を切り落としてガネーシャに取り付けて復活させたというのです。どちらの説もガネーシャは首をなくしてしまい象の首を取り付けられて、復活を果たしています。

折れている牙の謎と両親の性格は?

ガネーシャの牙は右側が折れている状態です。どの像を見てもからならず右側のほうが短く表されています。なぜ、片方の牙のみ短いのでしょうか。諸説ありますが4つが有名な説になります。また、ガネーシャは荒神だったそうですが、両親の性格はどうだったのでしょうか?両親の性格についても見ていきます。

折れた牙の謎

  • 父親のシヴァに武器を投げられた。反撃は失礼にあたるので、一本の牙で受け止めたら折れてしまった
  • 龍で移動しているときに、不意に振り落とされて落下してしまい折れてしまった。
  • 夜道で転倒した際、お腹の中にあるお菓子が飛び出てします。それを月に笑われてしまったことに憤慨して自分の牙を1本折って月に投げつけた
  • マハーバーラタの著者は字を書くことができず、ガネーシャが著者のヴィサーヤの元を訪れたときに自らの牙を折りマハーバーラタを執筆させた

両親の性格は

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父親のシヴァは、破壊の神と言われています。性格はすぐに怒る性格でとても短気だったそうです。息子ガネーシャが象の頭をしているのもシヴァに首を切られたという説があるぐらいなので、すぐに怒りを行動に移す性格だったようです。

母親のパールヴァティーは、シヴァの最初の妻であるサティーが転生したと言われています。性格はとても穏やかで優しい心ある女神だったようです。ガネーシャは自分の牙を折って月に投げつけたと癇癪持ちの話もあることからガネーシャの性格は父親であるシヴァに近いものがあります。

聖天様を信じる心は救われる

ご聖天様の力はとても壮大のため、怖い噂もあるご聖天様ですが信仰心を忘れずに作法を守れる人にはとても慈悲深く優しい神様になります。失礼のないようにご聖天様の力を信じお祈りを続けていれば、ご聖天様はきっと救ってくださる神様ですのでしっかりとした心をもって信仰をしていきましょう。

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