刺激を求める上で求められるものは、「自分にとって楽しいか否か」です。この性質が強いタイプは、常にアンテナを張り、自分が楽しいと思うことを追求する人がいます。一見すると全く違う性質と思われるかもしれませんが、彼らは葛藤の中でこうした感情が生まれ、少しずつ自分をケアするのです。
Contents
エンパスの特徴・その⑤繊細で内向的!1人でいる時間を好む
次はその繊細さゆえに苦手なものについて、またエンパス体質にとって必要不可欠な一人の時間について、エンパス体質は芸術的な分野に特化しており、一体どの部分が優れているのかなど解説致します。
繊細であり暴力的な映画やシーンが苦手
恐怖を感じたり、暴力的なシーンを嫌います。ただでさえネガティヴなエネルギーに晒され、影響を受けやすいといったことも要因のひとつ。何よりその強すぎる感受性ゆえに苦痛を感じやすいのです。
悪口や陰口を聞いていると体調が悪くなる
悪口や陰口を聞くことでふたつの道が用意されます。一つはその「悪口を言っている人」に共鳴して、同じく悪口を言ってしまうこと。もう一つは「悪口を言われている人」に共鳴してしまい、まるで自分が言われていると思い込んで体調が悪くなることです。
内向的で1人で過ごす時間が必要
その過敏さゆえに常に他者からのエネルギーを感じやすいため、1人でのんびりと過ごす時間が必要です。このケアをせず放置していると、先ほどにも記したような「突発的な旅行」を求め、さらに長期化しると「自分探しの旅」へと変化していってしまうのです。
想像力がありクリエイティブ!美術や音楽に深く感動する
その強い感受性や共感性は、そのまま優れた「想像力」へと昇華し、芸術的な分野への力となります。この体質の人々はそのためクリエイティブの分野に強く、人より作品を読み取る能力が優れているため、また深く好む傾向にあります。
エンパスの特徴・その⑥人以外からもエネルギーをもらうことも?
エンパシーはあらゆる対象へ力を発揮するものです。そんな中でもこちらの例は、中でも非常に珍しいケースのひとつ、「人以外の気持ちやエネルギーを感じる」ケースがあります。その対象は人間ではなく、動物、環境の感情やエネルギーです。これらはしばしばスピリチュアルな分野、また霊感的な見方もされています。
犬や猫など動物の気持ちをくみ取ることができる
アニマルコミュニケーションという言葉をご存知でしょうか?人間が動物と気持ちであったり言葉を通わせることをいい、対象を人でなく動物へ発揮した稀有なケース。動物へ発揮される例は非常に珍しいもので、しばしばスピリチュアル的な分野として評価されます。
土地や地域の悪いエネルギーを感じたことがある
力を発揮する対象で同じく珍しいものが、霊的なものへ対する感受性です。このタイプはマイナスなエネルギーを感じて行けない場所が多かったり、引っ越しなどに難があったりと、日常生活の難しさは断トツです。
ですがその感覚を大切にすることによって、質の良い住まいを手に入れたり、事故を未然に防いだり、悪い人を避けたりと、上手く活用することによって素晴らしい結果も考えられるのです。大切なのは自分の感覚を上手く使えるかどうかなのです。
エンパスは6つのタイプに分けることができる!
さてここまで様々なタイプがありました。細かく例を追っていくことで、この能力は大まかにいくつかのタイプに分類されていることに気付きます。その数は6つ。それぞれのタイプについての説明と、特徴、またどんな方が該当するのかを解説致します。
①身体直感型・他者の身体に何が起こっているか分かる
このタイプは「他者の身体的な問題」を読み取る力に長けています。何も言われずとも何となく相手が体調が悪そう、痛そうにしているなどを察することが出来ます。人の顔色の良し悪しに気付きやすい人はこれに該当する傾向にあります。
②身体ワンネス型・他者の身体と共鳴する
oneness(ワンネス)はここ最近スピリチュアルな分野でにわかに流行りだしている言葉ですが、ここでは単語の意味そのままの「単一性、同一性、一致、調和」といった意味で使わせて頂きます。
このタイプは「相手の身体と同調する(oneness)」能力に長けています。所謂、相手に引きずられるタイプ。例えるならば、誰かが泣けば同じく大号泣し、離れると我に戻るような人です。周囲の人の不調に引きずられやすい人はこれに該当する傾向にあります。
③感情直感型・他者の感情を読み取れる
このタイプは感情へ能力が発揮されやすいタイプ。周囲が気付かないような感情の機微を感じやすい人、本心を直感的に察知し、一体どうしてほしいのかわかる人はこのタイプに該当する傾向にあります。
④感情ワンネス型・他者と同じ感情になれる
こちらも同じく感情型。先ほどまでの分類に沿って分けるとするならば、このタイプはワンネス型です。「相手の感情と同調する(oneness)」能力に長けています。同調する人によってこのタイプはイメージが変わりやすいため、周囲の評価が人によって大分違うことが多いです。
⑤知的変容型・他者の思考やその構造を体験できる
こちらのタイプは今までのタイプと少し変わり、相手の思考やその構造、つまり知性や経験を共有することが出来るタイプです。指南されずとも、周囲にその道のプロがいれば同じことが出来てしまう。その他、高度な難題も知的な人といることで難なく解ける人はこちらの傾向にあります。
⑥霊的一体型・他者の内面を体験できる
このタイプは実際に近くにいる相手であったり、触れ合った人であったりといった制限が全くないタイプです。その対象は亡くなった人や遠くに居る人、過去の偉人などあらゆるもののへ発揮され、その歴史を追体験するように経験を共有できるのです。
あの芸能人はエンパスの可能性も?その見分け方とは?
こうした様々な特徴を踏まえ、周囲に目を向けてみましょう。役どころによってガラッと印象の変わる俳優、心理描写に定評のある作家はエンパスである可能性が高いです。例えばどのような部分で見分けることが出来るかを解説致します。
役に入り込みやすい!カメレオン俳優
演じる役によってガラッと印象が変わる俳優に覚えはありますか?普段テレビや雑誌で見ると地味なのに、演じさせると性格どころか顔つきや目つきまでガラッと変わり、普段のイメージを全く感じさせない。同調、あるいは共鳴している可能性が非常に高いといえます。
内面を描くのが巧みな作家
作家というのは、それが職業なだけあって状況や心理描写がうまい人がほとんどですが、その中でも大多数の人に認められるほどに心理描写が得意な作家がいます。これもエンパス体質の可能性が高いといえます。
エンパスと上手に向き合うにはどうすればいい?
ここまで読んで頂ければ何となく理解されると思うのですが、この体質の人は常にストレスに晒されやすく、言ってしまえば「生きづらさ」を感じることが多いでしょう。素晴らしい才能でありながら、その大部分はネガティヴな性質を含みやすいのです。
優しすぎるがゆえに、他人を優先してしまい自分をおざなりにしがちです。一度は日ごろの自分を見つめなおし、自分自身を大事にすること。それが自身の特性と上手く付き合う第一歩といえるでしょう。
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疲れやすいため休息が大事!睡眠の質を良くする
無意識のうちにあらゆる人へアクセス、共有し、相手の様子を窺う。他の人よりずっと疲れやすくストレスを抱えやすいです。そのため休息、睡眠の質が非常に重要と言えるでしょう。寝具や、寝る前にリラックスが出来る習慣を探してみるといいでしょう。
人間関係を見つめ直す
また「誰と付き合うか」というのも重要なポイント。ただでさえ人の顔色を窺いがちな体質ですから、必要以上に気を遣う相手であったり、気の合わない相手とは付き合わないことが近道です。とはいえすぐに付き合いをやめるというのも難しいですから、まずは付き合いを控えるようにすることからはじめるといいかもしれません。
エンパス特性のオン・オフを意識する
自分の特性と分類を理解していくことで、自らのエンパシーにアクセスすることが出来ます。この能力を効果的にオフにするためには、他者の影響を受けていない「自分自身の感情」を意識することが大切です。
こうして切り替えていくことを覚えていくことで、結果的に自身の特性であるエンパスそのものを改善することも、ひとつの手段として考えるのも良いでしょう。振り回されるのではなく、こちらからコントロールしていくのです。
自分の気持ちを観察しエンパスを改善する
その感覚は自分のものなのか、他者のものなのかを少しずつ考えていきましょう。また自分の好むもの、その理由などを声に出して自らに言い聞かせることで、自分自身という存在を認識し、他者と自分の違いを理解しやすいです。
エンパス体質の方に向いている仕事や職業は?
あらゆる特徴を挙げてきましたが、彼らの向いている職業はどのようなものでしょうか?人を癒し、また自らの想像力を才能に変えることも可能です。上手く使うことが出来たなら、それは立派な個性となり、更に才能へと変化していくのです。
対話などを通して人の気持ちをくみ取る・カウンセラー
感情へ発揮し、更にその分類として先ほどの「直感型」の体質の方は、カウンセラーに向いているといえるでしょう。このタイプの特徴である「して欲しいことを直感的に理解する」能力が発揮されたとき、天職となりえます。
共感力で人の心を癒す・セラピスト
こちらも感情へ発揮するタイプ、更にはその分類として上記の中の共有に特化している「ワンネス」に当てはまります。セラピストは話を聞いて癒すことが仕事。共感し同じ立場に立つこと、そのうえで親身に向き合う姿勢こそセラピストに何よりも求められる力です。
感じたエネルギーを昇華させる・芸術家
人から感じたエネルギーを優れた想像力にし、それをもって芸術的な分野への力にすることが出来ます。特に芸術分野において、あらゆる視点での想像力は何よりもの才能とされます。共鳴を使って、一人だけの視点に留まらない作品が作れることでしょう。
エンパスを才能として伸ばすには
あらゆるものを察知するエンパス。その特徴はネガティヴな面にばかり作用するため、生きにくさにばかりフォーカスされます。しかし見方を変えてみればそれ自体の能力は非常に稀有なものであり、立派な才能と大事な個性となりえるといえます。そのためにはどういったプロセスが必要か、具体的に解説致します。
①自分のエンパスタイプ知る
自分が何に対し、どのように能力が発揮されるのかを知ることは、自分の特性を生かすための最重要事項です。例えどんなに優れた才能があったとしても、その使い方を知らなければ意味はありません。
6つの特性をよく読み込み、しばらく日常に落とし込んで生活をしてみてください。自分のエンパスは何に対し発揮され、更にはそれが直感型かワンネス型か。知的変容型に至ってはその分野への単なる才能と思われがちです。注意深く探ってみてください。
②他者と自分の線引きを明確にする
さて自分の特性が何となくでも見えてきたら、次はどれが「本物の自分の感情」かを理解しましょう。これは先ほどにも記したように、エンパシーのスイッチが大事なキーポイントとなります。他人に影響を受けていない、「自分本来の感情や状態」に線引きできるようになると、受け取った情報を正確に取り扱うことが出来ます。
③受け取る情報の選別
受け取った情報を明確に判断出来るようになったら、ひいては効果的にオンオフが出来るようになったら、あとは自分のために活用するのみ。ポジティブな人からの理想の感情を受け取る、才能やムードを自分の中に取り込む。熟練したエンパスは、宝の山を発見する手段になるのです。
エンパスがネガティヴに感じる理由
エンパスは弱い、生きにくい、などといったイメージがあります。それは決して間違いではありません。ネガティヴな面にばかり作用する性質があり、コントロールをしなければ心身に負担をかけ続けます。では一体どうしてネガティブにばかり感じてしまうのでしょうか。
ネガティヴな影響ばかり受けやすい
あらゆる影響を受けやすいのであれば、プラスの影響も同じくらい受け取っていそうなものですが、残念ながらこの体質はネガティヴな影響ばかりフォーカスして受け取ります。これにはれっきとした理由があります。
人間は楽しいことよりも、痛みや嫌悪感からなる「恐怖心」に強い印象を抱きます。楽しい思い出よりも、嫌だった思い出のほうが強く残っていたりすることと同じ現象なのです。恐怖心に過敏になるあまり、無意識にアンテナを張り巡らせ、自ら拾い集めてしまっているのです。
周囲から嫌われることも
察しが良すぎるゆえに、他人との境界線が曖昧になりがちです。人類皆兄弟のような感覚を持っているため、人との距離感が変だったりして、時折空気の読めない言動が出ることもあります。エンパスといえば繊細で優しいと思われがちですが、こういった一面も持ち合わせています。
また誤解を招きやすい特徴もあります。ワンネス型であると、怒っていないのにイライラしてると言われたり、悲しんでいるといわれたり。それだけならまだ良いのですが、共鳴した感情が相手の嫌いな一面であったなら、瞬時に嫌われてしまう傾向があります。
エンパスの方が恋愛で注意すべきこととは?
さてここでエンパス体質の恋愛についての解説を致します。この体質はその能力を発揮し、更に恋愛に絡めてしまうことで、相手に共感しすぎ、時に依存、時に過干渉へとシフトしてしまいやすいのです。
共依存に注意?1人の時間を作ること
ここまで散々ネガティヴな面を書いてきましたが、今回フォーカスするところはエンパスのダウンサイドについてです。それは「共依存」です。人に与えることを喜びと思う人が多く、それだけを見るとまるで「善い人」に思えるかもしれません。
しかしこの性質の厄介なところは、際限なく与え続ける部分にあります。更にその察知能力から相手の欲するものがわかるため、ダイレクトに必要なものを与えてしまうのです。これは恐ろしいことで、相手が決して依存体質でなくとも、共依存に引っ張りやすいのです。
適切な距離を保つ!過干渉に気をつける
またそのダイレクトに欲しいものを与えることが出来る、その性質のために、言われる前に何でもかんでもやってあげたくなってしまうのです。際限なく続けることで段々と距離が近づき、結果的に過干渉へとシフトしてしまうでしょう。必要以上に相手に与えていないか、注意が必要です。
エンパスは病気じゃない!特徴を知り向き合っていきましょう
エンパスのネガティヴな部分をみて病気のように思われるかもしれません。また良い部分を見ると才能のように思われることもあるでしょう。しかし初めにも書いた通り、日本人の5人に1人はエンパスと言われるくらいです。決して特別なことではなく、程度によっては誰にでも潜在的に備わっている力なのです。
大切なことは自分自身を知り、その特徴に合わせて生きていくこと。貴方が少しでも嫌だな、きついなと思ったその時は一度休息を挟み、自分自身の言葉で自信を認識しましょう。貴方にある感情は、貴方だけのものであるべきです。