なんと奇遇な!とは?元ネタはBL作品「王様と私」
ネットサーフィンが好きな方は、このフレーズを見たことがあるのではないでしょうか?5chだけにとどまらず、若者に人気を博したboketeの大喜利でも使用されているネタですので、なんとなく見たことがある!という方が多いでしょう。それでは早速元ネタについて解説致します。
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本来あるはずの無い物同士が偶然巡り合うこと
こちらの元ネタはBL作品のとあるワンシーン。本来あるはずのない物を持つ者が、また本来あるはずのない物を持つ者に出会ったときのセリフなのですが、そのあまりのインパクトの大きさに読者は度肝を抜かれました。
台詞の言い回し、その時のポーズ、そしてその状況や内容。どれをとってもインパクトは強く、更にそれらが全て合わさったがために、昨今まで長くネタにされるまでに至りました。ではその状況、一体どういったものだったのでしょうか?
「王様と私」の王様と新人家来の初夜が元ネタ
ボーイズラブアンソロジーに収録されたこの話、ネタにされているシーンは王様と従者のセックスの現場で起こります。「本来あるはずの無い物同士」と述べた通り、この二人には普通ではありえない特徴を持っていたのです。一人は「二本のペニス」を持ち、片やもう一方は「二つのお尻の穴」を持っていたのです。
なんと奇遇な!の元ネタ「王様と私」とは
一体何を言っているんだろう、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。文字だけでも、それほどまでに十分なインパクトがあるのです。それではここで、元ネタ「王様と私」についてもう少し掘り下げて説明いたします。
「王様と私」のストーリー
物語は一人の女嫌いの王様と騎士団の新入りが出会うことではじまります。騎士団は王を護りながらも、その旺盛な精力を発散させることもまた勤めとされており、新入りはまさにその勤めをしているシーン。しかし何だか冒頭から歯切れが悪く…。
それもそのはず。この新入りはなんと!「お尻の穴を二つ持っている」のです!…何を言っているのかわからないでしょうか?しかしここで理解をする前に更なる衝撃が走ります。相手の王様もまたなんと!「ペニスを二本持っている」のです!二つと二本、まさに運命の瞬間だったのです。
作者はマッパ先輩でおなじみの「白石明日香」
マッパ先輩のほうが馴染みがあるかもしれません。白石明日香が描いた全裸、時として股間をプロペラにして宙に浮いたり、といった下ネタ全開の漫画です。周囲の女子はそんなマッパ先輩に憧れているというのですから、一体どこから突っ込めばいいのかわかりません。あろうことか、作者はこの作品を「花とゆめ」に投稿したそうな…。
「マッパ先輩」のストーリー
「成績はいつもトップ、運動神経もバツグンで、おまけに超のつくほどの美形!」そう作中で語られる彼こそが、マッパ先輩その人です。そんな完璧な男性ならば、誰でも惹かれてしまうでしょう。…が、それだけならばここまで話題にはなりません。
彼は名前の通り常にマッパ(素っ裸)なのです。しかし周囲はそんなこと一切気にせず、それどころか「素敵・天使・かっこいい」と憧れられる存在なのです。現実ではありえない展開ですが、シュールだとその濃い話が人気となったのです。
下ネタセンスが秀逸すぎる「白石明日香」
ここまで紹介すれば、作者白石明日香がどういった点で人気を博しているのかわかるのではないでしょうか?およそ常人には思いつかない下ネタセンス、また言い回しや仕草もインパクトが強い。それこそが彼女の真骨頂といえるでしょう。
なんと奇遇な!にはAAまで作られている!
この白石明日香ワールドを放っておくはずもなく、5chで爆発的な人気を見せました。AAとはアスキーアートといい、記号や英数字、あらゆる文字を使って描かれる絵のことをいいます。5chやニコニコ動画などではお馴染みであり、完成度の高い作品を作る人は「AA職人」と呼ばれることもあります。
なんと奇遇なのAA
AAとは単純な絵ですら膨大な時間を要するアート作品です。こののAAが作られたということは、勿論ネタとして面白いと思ったのかもしれませんが、それだけ人気だという何よりもの証となるのです。
なんと奇遇なのネタ画像
基本的にはこのフレーズ、元の漫画というよりはその言い回しがネタとして使用されることが多く見受けられます。それだけ言い回しが秀逸だということ。試しに画像検索をかけてみてください。膨大なネタ画像を見ることが出来るでしょう。
AAは人気の証!?まだまだある職人の業
AAが作られる、ということは、勿論ひとつの人気の高さを表します。ですが作られ始めた当初はまだまだ作品として無名なものも数多く存在します。無名作品のAAを膨大な時間を使って作る大きな理由は「面白いから」ということが殆どです。
またAAは文字の形を線として絵を完成させる、所謂顔文字などで使われる手法だけでなく、1つのドットとして濃淡の差を出して絵を完成させる手法があります。この違った表現手法も併せて紹介致します。
令和の幕開け!時代を反映させた作品
こちらは文字をドットとし、色の濃淡を出して一枚の絵として完成させている手法をとっています。令和の元号を伝えたことで、「令和おじさん」などと呼ばれ一気に時の人となった官房長官を描いています。時代を表す作品です。