イチゴミルクウミウシとは
皆さんはイチゴミルクウミウシってご存知ですか?その名称に「イチゴミルク」がついて、一見飲み物みたいなネームですよね。でも実はこれ、生き物なのです。ネームと同じで可愛らしいキュートなエクレアみたいなルックスをしている海の生き物がいるのです。今、女子にもお子様にも注目される人気絶頂の生き物です。
巻貝の一種
上の画像を見ていただけるとわかる通り、イチゴミルクウミウシは、イチゴミルク名に引けをとらないくらいとてもキュートでピンクや赤のような、女子なら誰しも好きなカラーがたくさん詰まった、海鼠(なまこ)のような見た目をした生物ですが、実は巻貝の一種なのです。
西太平洋に生息
そんなキュートで可愛らしいイチゴミルクウミウシは一体どこに生息しているのかというと、主に西太平洋に潜んでいるのです。日本だと沖縄近海に生息しています。なかなか滅多にお目にかかれない珍しい生き物なのです。あるところでは海の宝石とも呼ばれています。
可愛らしい名前の由来は体の色
イチゴミルクウミウシはなぜ飲み物のような名前をしているのでしょうか。名前の由来はしっかりとした理由があるのです。それは名前の通りピンクを基調としたパステルカラーでイチゴミルクと言っては過言ではない程そっくりな色合いをしているのです。その色の可愛さもあり、イチゴミルクウミウシという名前になったのです。
イチゴミルクウミウシの特徴
ではこれからは、イチゴミルクウミウシの特徴をもっと詳しくご説明していきたいと思います。まだまだ可愛らしい生態や特徴がたくさんあり、これまで今以上に愛着が湧き、その目で見に行きたくなるかと思います。
何と言ってもイチゴミルク色の幻想的な見た目
やはり一番の特徴は、おとぎ話にでてくるようなファンタジー風な見た目です。色だけじゃなくフォルムも、全体的に丸みを帯びて可愛らしだけではなく、背面全体にはミルクのような斑紋が入っていてまさにイチゴミルクです。
目があまりよくない
見た目以外のお話をすると、マキガイ属というだけあってイチゴミルクウミウシは目が悪いのです。よくみると小さな眼があるのは確認できますが、視力があまりありません。ですが全身のあらゆる感覚能力は大変良いので、それを大海原の世界を使い生き延びているのです。
実は毒をもっている
その可愛らしいネーミングと容姿からは想像できないですが、なんとイチゴミルクウミウシは体内に毒を持っているのです。一見ギョッとしてしまいますが、実は自分の身を守るための毒なのです。そんな理由さえも可愛いらしく感じてしまいます。
その容姿や見た目やフォルム。その要素がとても美しかったり可愛かったりして心を惹かれる生き物たちは、牙のような意外な一面を持ったものが多く存在します。ポピュラーなもので言えば薔薇です。可愛く神秘的なクリオネも実は怖い一面を持っていることをこちらの記事で紹介しています。
イチゴミルクウミウシは可愛い!写真や動画でご紹介
ここまで何度かイチゴミルクウミウシの写真を掲載していたり、文章でもそのイチゴミルクのような幻想的な容姿の可愛さについては把握していただけたと思います。ここでは動画も交えて紹介して、その可愛さをさらに実感してみてください。
色だけじゃない!動きも可愛い
こちらの動画の1:30秒くらいから、イチゴミルクウミウシが登場します。動きやしぐさみたいなものが、ふわふわとしてゆっくりゆっくりとした感じで、見ているだけで顔がほころんでしまうくらい可愛いですよね。
幻想的な見た目
イチゴミルクウミウシは海の底をゆったりしなかやにふわふわっと懸命に動いてる感じが、とても応援したくなるようにキュートです。また見た目や容姿は、アニメーションの世界やゲームなどの二次的創作作品に登場するようなファンタジックともいえます。
この我々人間が住む地球上の様々な国々では、様々な可愛い、美しい生き物たちが数多く存在しています。イチゴミルクウミウシもその一つですが、他の可愛い生き物たちも興味ある、見てみたいという方はこちらをどうぞ!
イチゴミルクウミウシはどこで観られる?飼育はできるの?
さてそんな海の底を泳ぐ動きも、その見た目もとてもプリティなイチゴミルクウミウシを、一目とは言わず一日中見てみたくなったのではないでしょうか?またペットにして観賞したくなったのではないでしょうか?
沖縄などの温暖な海に生息
冒頭部分でもちょこっとお話しさせていただきましたが、イチゴミルクウミウシは日本では沖縄をはじめとする、水温が暖かい海に生息しています。また世界的にもサンゴ礁が見らるような熱帯の地域などの海でお目にかかれるそうです。
ウミウシは水族館で見られる?
ではそんな幻想的なウミウシを見るのには、沖縄や海外などの温暖な海がある地域まで、足を運ばないといけないのでしょうか?日本にはいくつか水族館で、ウミウシを見ることができますが、飼育することが難しい故にとりあつかっている、水族館も全国的に見ても少ないのです。
家庭での飼育はできるの?
水族館ですら飼育も難しいということは、家で飼うことは難しく思えます。ですがきちんとした環境を用意して、ネットなどで下調べをすれば私たちもイチゴミルクウミウシを飼育することが可能なのです。
具体的に大切なポイントを紹介していきます。一つはエサです。生物学的にもまだはっきりとしたエサがわかっておりませんが、一部の海藻であるとされています。そして水槽内の塩分の濃度も重要になっていきますので、きちんとコントロールしてあげてください。小さな観賞魚くらいでしたら混水も可能です。
イチゴミルクウミウシは人気者!グッズも販売されている
そんなファンタジックな可愛い見た目や緩やかな動きのする、今各マスメディアなどの影響で日本の女性や子供たちが注目する大人気のイチゴミルクウミウシですが、その素晴らしく可愛いところと人気者なだけあって、各メーカーがぬいぐるみをはじめとするたくさんの様々なグッズが販売されています。