八幡の藪知らずに入ったものは神隠しにあう!神隠し伝承と現在の様子を徹底調査

江戸時代より続く禁足地「八幡の藪知らず」

江戸時代には八幡の藪知らずが禁足地であることが記されています。近づけば祟りがあると畏れられ、江戸時代の豪商伊勢屋宇兵衛が鎮魂のために建立した石碑が残っています。石碑の苔むした感じが時代を超えて受け継がれてきた伝承であることを物語っています。

八幡の藪知らずが全国的に有名になったのは江戸時代

江戸名所図会や葛飾誌略といった江戸時代の書物に八幡の藪知らずが登場します。その時には禁足地になった諸説が複数存在しています。しかし、江戸の時代にも「ここに立ち入るな」と書かれています。

「人あやまちてこのうち入る時は必ず神の祟りありとてこれをいましむ」引用:葛飾誌略

八幡の藪知らずは神隠しのミステリースポット

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八幡の藪知らずは古い伝承から受け継がれてきた神隠しスポットです。伊勢屋宇兵衛は治水や橋の建築にも尽力した人物。そんな人が石碑を建立し鎮魂の祈りを捧げたのですから、当時はのっぴきならないような恐ろしい出来事が起こっていたのかもしれません。

八幡の藪知らずで道に迷うことは不可能

八幡の藪知らずは先ほど説明したとおり約18m四方の区画。いくら鬱蒼とした木立が生い茂っていたとしても迷子になるような場所ではありません。やはり何らかのミステリーパワーにより異なる空間へつながる「神隠し」があるのかもしれません。

水戸黄門も神隠しに合う!?

時代劇でお馴染みの御老公様といったら水戸黄門。この水戸の御老公様は知的で博学、当時では最先端の教養を備えていた人物でした。その水戸の御老公様は霊的現象にも並々ならぬ興味があったご様子。自ら八幡の藪知らに入り神隠しにあったと伝えられています。

水戸黄門が八幡の藪知らすで神隠しにあった錦絵が現存する

水戸黄門が八幡の藪知らずに分け入り神隠しにあったという錦絵が八幡宮に所蔵されています。錦絵には白骨化した人間の死体や鬼の形相の畏敬の者が描かれています。現世ではない黄泉の国の穢れの中に迷い込んだように見える錦絵です。

白髪の老人により現世に戻る

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水戸黄門は黄泉の国から白髪の老人によって救出されます。白髪の老人がどのような人物なのか、神なのか仏なのか霊的能力を持った人間だったのかは定かではありません。しかし水戸黄門が黄泉の国へ足を一歩踏み込み間一髪のところで救い出されたのは間違いなでしょう。

白髪の老人は道祖神か?

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集落や村やの境界を守って祀られているのが道祖神。外からくる災いや魔物から守る神様だといわれています。そして常世や黄泉の国へ誤って迷い込まないように護っています。八幡の藪知らずの結界を護る道祖神が白髪の老人の姿でお護りくださったのかもしれません。

水戸黄門ってどんな人?

水戸黄門とは水戸藩主の德川光圀の俗称。実際に國光が諸国を放浪したという記録はありません。ドラマは架空の設定のようです。儒学者を各地に派遣し民俗資料を編纂する一方で、日本で初めてラーメンを食べたというハイカラな一面も持ち合わせています。

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