八幡の藪知らずに入ったものは神隠しにあう!神隠し伝承と現在の様子を徹底調査

現代に残る神隠しスポット「八幡の藪知らず」に残る伝承と神隠しについて解説します。八幡の藪知らずはなぜ未だに禁足地として厳重に保存されているのか?本当に神隠しが起こるのか?検証しながら八幡の藪知らず以外の神隠しスポットも紹介していきます。

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釣りクアンプを愛するアウトドア系の男です。仕事はパソコンに向かう時間ばかり・・・だから取材を兼ねた週末は「楽しいことを探してワクワク」しています。
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禁足地「八幡の藪知らず」とは

八幡の藪知らずとは江戸時代より「神隠し」に合うとされた禁足地です。現在でも八幡の森は行政によって監理され立ち入ることができないミステリースポット。水戸黄門で有名な御老公様がここで神隠しにあったという興味深い伝承があります。

再開発で土地の整理で事故が多発

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禁足地を再開発しよう!という話が過去に何度も持ち上がりました。そのたびに予期せぬ事故やトラブルに合い、いつしか誰も手を付けることが出来なくなりました。今でもこの地を利用する計画は一切ありません。

八幡の藪知らずへのアクセス

八幡の藪知らずは千葉県市川市に存在します。国道14号線、通称千葉街道沿いにあり車の往来はとても多いです。本八幡駅から徒歩5分という立地の為か、目の前の歩道も人通りが絶えません。だけど八幡の藪の前だけは、やっぱり空気感が違い一種異様な雰囲気があります。

八幡の藪知らずの広さ

八幡の藪知らずは神隠しに合う「森」というイメージを持っている人も多いでしょう。ところが現地に行くと、ほんの一区画という表現が適当なほど小さいです。縦横の長さが約18mしかありません。

江戸時代の書物に「八幡の藪知らず」が登場

江戸時代の書物に登場した八幡の藪知らずは大きさが約10間と記されています。1間とはふすまを2枚並べた大きさ。ちょうど押入れの横の長さです。10間をメートルに換算すると約18mなので昔からほとんど大きさが変わっていないことがわかります。

絶対に足を踏み入れてはならない「八幡の藪知らず」

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八幡の藪知らずには足を踏み入れてはならないというのがこの地に伝わる古くからの伝承です。禁足地になった理由は複数の言い伝えがありどれが正しいのかは不明です。しかし、様々な言い伝えからこの地が何らかのパワーを持ち、人々から畏れられていたことは確かです。

禁足地とは

禁足地とは言葉のままで足を踏み入れてはならない場所という意味です。現在では各施設や軍事施設など立ち入りが禁止されている場所は多いです。しかし、宗教的な理由で立ち入りが禁止されている場所というのはほとんど聞いたことがありません。

八幡の藪知らずと神隠しの伝承

八幡の藪知らずは不知八幡森とも呼ばれます。小さな社が立ち社の鳥居には「不知森神社」という扁額が掲げられています。神社の周りは策に囲まれその柵の中においてのみ不知八幡森の中に足を踏み入れることができます。

江戸時代より続く禁足地「八幡の藪知らず」

江戸時代には八幡の藪知らずが禁足地であることが記されています。近づけば祟りがあると畏れられ、江戸時代の豪商伊勢屋宇兵衛が鎮魂のために建立した石碑が残っています。石碑の苔むした感じが時代を超えて受け継がれてきた伝承であることを物語っています。

八幡の藪知らずが全国的に有名になったのは江戸時代

江戸名所図会や葛飾誌略といった江戸時代の書物に八幡の藪知らずが登場します。その時には禁足地になった諸説が複数存在しています。しかし、江戸の時代にも「ここに立ち入るな」と書かれています。

「人あやまちてこのうち入る時は必ず神の祟りありとてこれをいましむ」引用:葛飾誌略

八幡の藪知らずは神隠しのミステリースポット

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八幡の藪知らずは古い伝承から受け継がれてきた神隠しスポットです。伊勢屋宇兵衛は治水や橋の建築にも尽力した人物。そんな人が石碑を建立し鎮魂の祈りを捧げたのですから、当時はのっぴきならないような恐ろしい出来事が起こっていたのかもしれません。

八幡の藪知らずで道に迷うことは不可能

八幡の藪知らずは先ほど説明したとおり約18m四方の区画。いくら鬱蒼とした木立が生い茂っていたとしても迷子になるような場所ではありません。やはり何らかのミステリーパワーにより異なる空間へつながる「神隠し」があるのかもしれません。

水戸黄門も神隠しに合う!?

時代劇でお馴染みの御老公様といったら水戸黄門。この水戸の御老公様は知的で博学、当時では最先端の教養を備えていた人物でした。その水戸の御老公様は霊的現象にも並々ならぬ興味があったご様子。自ら八幡の藪知らに入り神隠しにあったと伝えられています。

水戸黄門が八幡の藪知らすで神隠しにあった錦絵が現存する

水戸黄門が八幡の藪知らずに分け入り神隠しにあったという錦絵が八幡宮に所蔵されています。錦絵には白骨化した人間の死体や鬼の形相の畏敬の者が描かれています。現世ではない黄泉の国の穢れの中に迷い込んだように見える錦絵です。

白髪の老人により現世に戻る

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水戸黄門は黄泉の国から白髪の老人によって救出されます。白髪の老人がどのような人物なのか、神なのか仏なのか霊的能力を持った人間だったのかは定かではありません。しかし水戸黄門が黄泉の国へ足を一歩踏み込み間一髪のところで救い出されたのは間違いなでしょう。

白髪の老人は道祖神か?

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集落や村やの境界を守って祀られているのが道祖神。外からくる災いや魔物から守る神様だといわれています。そして常世や黄泉の国へ誤って迷い込まないように護っています。八幡の藪知らずの結界を護る道祖神が白髪の老人の姿でお護りくださったのかもしれません。

水戸黄門ってどんな人?

水戸黄門とは水戸藩主の德川光圀の俗称。実際に國光が諸国を放浪したという記録はありません。ドラマは架空の設定のようです。儒学者を各地に派遣し民俗資料を編纂する一方で、日本で初めてラーメンを食べたというハイカラな一面も持ち合わせています。

神隠しとは?

神隠しとはニュース原稿にも登場する言葉です。不思議な力である日突然目の前から人が消えてしまう事を「神隠しにあったようだ」といいます。人が消えてしまう。本当にそんなことがあるのでしょうか?

現世から神域へと足を踏み込んでしまう現象

神隠しは現世と表裏一体に存在するもう一つの世界である「神域」へと足を踏み込んでしまう現象をいいます。神域はコインの裏表のように、存在はするけれど決して現世からは認識することができない。そういう存在です。

神隠しと結界

現世にいる人間は神域を認識することも足を踏み入れることもできません。結界によって隔てられているからです。ところがこの結界があるところで途切れてしまうことがあります。そうすると霊的な体験や、神秘的な経験をすることがあります。八幡の藪知らずは何らかの原因で結界が途切れやすい場所かもしれません。

神隠しは迷信か?

神隠しは古くから伝わる伝承で、迷信だという人も多くいます。しかし、神隠しや神域と繋がることを日本人は非常に畏れてきました。家の外と中を仕切る境界線や、障子や雨戸には、結界を張るという意味が込められていました。

神隠しに会いやすい時間

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神隠しに会いやすい時間は丑三つ時や合摩時(ごうまとき)です。丑三つ時は午前1時から午前3時の間。合摩時は昼夜の入れ替わる薄暗い黄昏時の事です。暮れ六つ時ともいい災いや不幸が起きやすく、畏敬の者と出会いやすい時刻とされています。

黄昏時とはどんな意味?

合摩時よりも黄昏時の方が現代ではよく使われます。黄昏時の語源は「誰が彼」です。漢字の意味を想像すると背筋がそっと寒くなるような気がします。黄昏時に出会った彼はいったい誰なのでしょうか?みなさんも黄昏時に出会う人には注意を払った方が良いかもしれません。誰が彼なのですから。

八幡の藪知らずで神隠しに合う理由

八幡の藪知らずで神隠しに合う理由や禁足地として人々が足を向けなくなった理由を説明します。これらの伝承は現在では検証が出来ず真相を確かめることは出来ません。しかしこれらが口伝えに受け継がれてきたのには何かの理由があると考えるのが自然です。

神隠し説①八陣の法

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平将門が起こした乱を討伐するために平貞盛、藤原秀郷の軍勢がこの地に陣を構えました。その陣形が八陣の法。八陣の法の中でも鬼の通り道になる死門の位置が八幡の藪知らずだと言われています。平将門を打ち取った後もこの地に立ち入るべからずというお触れが出たそうです。

八陣の法とは何?

中国の古い兵法に書かれた8種類の陣構えです。考案者は、諸葛孔明や孔子が有力ですがはっきりとっしたことはわかっていません。直、円、曲、方、鏡の5行からなる構えや、八掛の方位に基づく陣構えが有名。単なる布陣ではなく陰と陽からなる易の考えがふんだんに盛り込まれています。

神隠し説②底なし沼

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八幡の藪知らずの土地は「すり鉢状」に中央がへこんでいます。ここには底なしの沼があり立ち入ると二度と抜け出すことができなくなるといいます。はたして底なしの沼が現代まで続く畏れになるでしょうか?

八幡の藪知らずの沼は放生会だった?

放生会とは八幡宮の行事の一つで生きた魚を逃がす神事。この神事で利用される池が八幡の藪知らずにあったのではないかと言われています。すり鉢状の中央は放生池だったのでしょうか?放生池だったら神域と繋がっていてる可能性も否定できません。

神隠し説③毒ガス説

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毒ガス説はまことしやかにささやかれてきた一説ですが、科学的に解釈すると疑問点があまりに多いです。屋外で人が倒れるほどの毒ガスを噴出すれば周りにも相当な被害が出るはずです。街の一角にそのような場所が残されるとは考えにくいです。

神隠し説④飛び地節

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飛び地節は非常に現実的な話です。飛び地は他の区域内に離れて存在する土地の事です。行徳村の飛び地であったために八幡の住人は立ち入るべからずという事から禁足地になり、どこかで神隠しになったという説です。しかし、飛び地だった記録は残っていません。

神隠し説⑤葛飾八幡宮の勧請地

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葛飾八幡宮の最初の勧請地で神聖な土地だから禁足地になったという説です。勧請とは神仏の来臨を願うことです。葛飾八幡宮の1000年を超える歴史は八幡の藪知らずの地から始まったのかもしれません。

八幡の藪知らずに入れる人がいる!?

八幡の藪知らずには神職の方は入ることが出来るようです。神職には最高位の浄階(じょうかい)から直階(ちょっかい)までの五段階の階級が存在します。どの位の方が八幡の藪知らずに入ったのかは不明です。

神職は八幡の藪知らずに入れる

神に仕える神職は八幡の藪知らずに入っても異世界へと引き込まれることはないようです。結界を張ることが出来る方たちなので引き込まれるのを防ぐことが出来るのかもしれません。過去には誤って入ってしまったボールを取りに神職が八幡の藪知らずに入ったという事があります。

厳戒態勢!八幡の藪知らずに入ったボールを救出

30年以上前に八幡の藪知らずにボールが入ってしまいそれを拾い出すという珍事が起こりました。珍事といっても厳戒態勢で警察まで出動する事態です。市役所の職員がタモでボールを寄せ、神職が拾い上げました。

八幡の藪知らずに毒ガスはない!

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科学的に八幡の藪知らずには毒ガスが発生していないことは明らかです。ではなぜ人々にこれほどまでに八幡の藪知らずに畏れを抱いてきたのか。科学では説明のつかない不可解な力が発生しているのではないでしょうか。

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