スカート、ネクタイなど面白い名前のルアーが多いですね。
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タコベイトの歴史
日本国内だけではなく海外でも人気のあるタコベイト。その起源についても少し詳しく触れていきます。どんなものにも歴史ありですね。
その歴史を知ると、タコベイトを使用する時もロマンを感じられるかもしれません。
産みの親はYAMASHITA創業者
釣具で有名なYAMASHITA創業者、山下楠太郎氏。彼が12歳の時、不幸にも兄が乗り合わせた漁船が嵐で難破してしまう事件が起こりました。
帆も食料も流されてしまいました。太平洋を漂流する絶望的状況の中、乗員たちが風も無いのに船がぐるぐると旋回していることに気づきました。海面の下を覗くと海中に垂れ下がっていたマグロ縄の針に赤い布が引っかかっており、マグロが食いついていました。
乗員たちでそのマグロを釣り上げて食し、なんとか助かることができました。この出来事を聞いたことがタコベイトが産まれる大きなきっかけとなったのです。
試行錯誤を繰り返しタコベイトは完成した
新しいものを生み出す時、研究と失敗を繰り返すことは当たり前のことです。タコベイトもまたそうでした。
山下氏は擬似餌としてはじめて塩化ビニールを採用しました。しかしビニールが水分を吸収してしまい、白濁し固くなってしまうため最初はうまくいきませんでした。高分子化学の専門家である神奈川県工業試験所の田辺浦郎氏の協力を仰ぎ、二人三脚でついに完成させることができました。
世界へ羽ばたくタコベイト
サーモン漁船がタコベイトを使用したところ、効果があったことから海外でも人気が出ました。
タコベイトは、カナダやアメリカの主な漁業であるサーモン漁業にて大きな功績をあげました。サイズ、カラーともに豊富であるタコベイトの注文量もそれに乗じて増えていきました。
おすすめのタコベイトをご紹介!
こちらでいくつかタコベイト本体のおすすめをご紹介します。自作の際の参考にしていただければ幸いです。
おすすめのタコベイト①タコハチベイト
はじめは数も多く幅広く使いやすいものをご紹介します。なんともカラフルですね。見ているだけでもワクワクします。おとりにして使ってみましょう。
タコハチベイトの特徴
なんといってもサイズもカラーも豊富なところが魅力です。ソフトルアーなので初めての自作に向いています。太刀魚、カサゴ、真鯛、メバル、サーモンなどを狙えます。
タコハチベイトの魅力
暗いところで音と光で集魚力を発揮します。ターゲットに猛アピールしてくれます。耐久性も蓄光性も抜群です。色々な道具と組み合わせてみましょう。
おすすめのタコベイト②鯛歌舞楽(たいかぶら)
こちらは名前の通り真鯛釣りに特化したタコベイトです。オレンジ金のかなり派手な見た目です。通年釣れる真鯛なので試してみてはいかがでしょうか。
鯛歌舞楽(たいかぶら)の特徴
YAMASHITAが苦労して研究を重ねた「波動ベイト」です。真鯛が好む周期の波動を再現しています。真鯛専用のタコベイトということで期待度も大です。
鯛歌舞楽の魅力
目玉付近に食いついてくる真鯛の習性を解明したことにより、高確率でフッキングが可能です。とことん研究されているヤマシタ自慢の一点です。かなりメジャーな一点です。
おすすめのタコベイト③ヤマシタ タコ・オーロラ3号
なかなかに毒々しい色合いのタコベイトです。名前の通りかなりきらきらしています。1袋5匹入りです。幅広いサイズがあり色んなシーンで活躍します。
ヤマシタ タコ・オーロラ3号の特徴
ヒラメ、タチウオ、イナダ、ワラサ ブリ等、根魚から大型回遊魚まで狙える万能なタコベイトです。柔らかく、耐久性があるため繰り返し使えるのも魅力的です。