ウキ止め糸の片方の端を画像のように手前から折り返して輪を作ります。次の手順3で道糸に巻き付けます。
手順3
ウキ止め糸を輪に通して道糸とウキ止め糸をまとめて数回巻き付けます。巻く回数は好みや状況に応じて変更してください。
手順4
ウキ止め糸の両端を引いて糸を締め込みます。後で調整のために動かすこともありますので強くもなく弱くもなく糸を締めてください。
手順5
ウキ止め糸の端を3~4mm残してカットします。ウキ止めは狙うタナに応じて動かしてください。
きちんと湿らせてから画像のように結びましょう。結ぶ回数は好みで変えても問題ありません。ただし、一度に強く締めるとラインが潰れたり、強く締めすぎるとウキ止め糸の移動でラインに傷が入ったりします。ウキ止め糸は徐々に締め、一度に強く締めすぎないようにしましょう。浅い棚でグレに合わせてよく棚を調整するのでしたら、巻く回数を少なめにするといいでしょう。
なるほどウキ止めの結び方
なるほどウキ止めは、スピーディーにそしてしっかり結ぶことがとても簡単にできる結び方です。しかし、しっかり結びたい場合は、基本的なウキ止め糸の結び方でつけた方がいいでしょう。
手順1
ウキ止め糸を10cmくらい用意してください。用意したハリスを道糸の下で2つ折りにします。長すぎず、短すぎず、ちょうどいいウキ止め糸の長さにしてください。
手順2
二つ折りにした部分のウキ止め糸を道糸の下から上へ折り曲げてできた輪っかに、ウキ止め糸の端を両方とも通します。
手順3
結び目部分を湿らせて、道糸を張り、ウキ止め糸の両端を引っ張って輪を締めます。きちっとゆっくり締めましょう。
手順4
ウキ止め糸の余っている部分を道糸に巻き付け、コブの下にできた輪の中に再度ウキ止め糸の余っている部分を通します。これを何回か繰り返すとウキ止め糸をしっかり固定することができます。回数は好みで変えてください。
手順5
最後にウキ止め糸の余っている部分をゆっくり引き、3~5mm程度を残して、糸をカットすれば完成です!
V字ウキ止め糸の結び方
松田稔氏により考案されたウキ止めの結び方で松田式とも言われています。基本的なウキ止めの結び方でウキ止めをつけ、ハーフヒッチ(別名 ひと結び)を片方で行います。余りの糸が、ちょうどV字になるように結びます。「V」の下がウキ側になるように結びます。
ハーフヒッチは、釣り糸を接続する場合の結び方として単独では使われることがありません。しかし、糸がほつれないように結び目を留める必要があるときにはとても簡単で便利な方法のため、ほつれ防止のために使われます。
初心者におすすめのウキ止め糸
釣り初心者におすすめの方は、ウキ止めの結び方を知らない方でも簡単に使用できるワンタッチ式のウキ止め糸です。ウキ釣りで一番大切な道具は、エサと針です。針は種類も豊富で状況や対象魚などによって数種類~数十種類使い分けます。そのため、まずは針の付け方とサルカンの付け方などを覚えて、余裕ができたらウキ止めの結び方を習得するといいでしょう。
ウキ止め仕掛けをきれいに収納
おすすめアイテム1:パーツホルダー
釣りをする時、ウキ止め糸や潮受けゴム、シモリ玉をパーツホルダーにつけているとスマートに仕掛けの準備や交換をしやすくなります。パーツホルダーはなくても釣りはできますが、一度使うと手放せない、とても使い勝手がいい道具です。
おすすめアイテム2:ウキケース
ウキは浮力や大きさの違うものを数種類用意しておき、状況に合わせて使い分けをする必要があります。予備のウキは10個程度持ち歩いているといいでしょう。フローティングベストのポケットにそのまま入れるというのも手ですが、専用の収納ケースを用意していると分類して収納も可能なのでとても便利です。
ウキは消耗品と考えるといいでしょう。コンクリートや岩にぶつけて塗装が剥げる、割れることは珍しいことではありません。仕掛け回収時に道糸を切ってしまい、不運にも沖に流されてしまうとウキは回収不能となってしまいます。
ウキ結びを覚えてウキ釣りを楽しみましょう
ウキ釣りではウキ止めは必須道具ですが、ウキ止めの糸の種類や付け方にこだわりを持つ人はどれほどいるでしょうか。初心者でも扱いやすいワンタッチ式のものをおすすめしましたが、ウキ結びを覚えればどの結び方でもウキ釣りに活用できるので、ウキ釣りの楽しみも増えるでしょう。ぜひこの記事や動画などを見ながらウキの特性を知って、ウキ結びをマスターしていただき、ウキ釣りを楽しんでください。