ソフトクーラーボックスのメリットとデメリット
メリット
なんと言っても魅力的なのは、軽さと使わないときは折り畳めるのでコンパクトに収納できることです。保冷アイテムとしてアウトドアなどでサブクーラーとして使用されることが多いです。
デメリット
メリットであるその柔らかさが故に外からの衝撃に弱い点、保冷する効果がハードタイプと比べて低いため、長時間・大容量向きではないことがデメリットです。
ソフトクーラーの保冷効果を持続させる方法①:開閉の回数と時間を減らす
フタを開閉する度に冷気は逃げてしまう
ソフトクーラーボックスは入れたものを冷蔵庫のように冷やす力はありません。保冷剤を入れ、きちんとフタをして冷気を閉じ込めることで保冷しています。そのため、フタを開け締めする度に閉じ込めていた冷気が逃げるので保冷力が下がっていくのです。保冷効果を長く持続させるにはフタの開閉回数とフタを開けている時間を減らすよう注意することがポイントになります。
中身を取り出しやすくする
フタを開けている時間を少なくするには、中身を確認しやすい状態にすることも大事です。入れるものに合わせた形・工夫が施されているかをチェックしましょう。可動式の仕切りが付いていると中身を整理できるため、食材を入れるときに便利です。保冷力を維持するために画像のようなフタとは別の小窓が付いているタイプもあります。こちらもフタの開け閉めを最小限にでき、食材や飲み物をサッと取り出すことができるのでおすすめです。
ソフトクーラーの保冷効果を持続させる方法②:置く場所に注意する
日当たりが良い場所に置かない
ソフトクーラーボックスは直射日光は避けて、日陰に置くようにしましょう。これはキャンプサイトだけの話ではなく、移動中の車の置き場所でも言えることです。暑い季節だと知らないうちに直射日光にあたり、凍らした飲み物や保冷剤が全て溶けてしまうなんてことも起こります。車では日よけも兼ねてクーラーボックスにバスタオルをかけるといいでしょう。キャンプサイトではアルミシートをかぶせておくと直射日光を避けることができます。
直接地面に置かない
地面に直にクーラーボックスを置くのはNGです。地面から照り返される熱が保冷バッグなどのソフトクーラーボックスに伝わり、保冷効果が下がってしまいます。クーラーボックススタンドなどを使ってできるだけ地面から離し、地面の熱が伝わらないように注意しましょう。クーラーボックススタンドはこちらの記事で詳しく紹介しています。参考にしてみてください。
ソフトクーラーの保冷効果を持続させる方法③:入れる食材や飲み物は凍らせる
保冷状態を長く維持するためには、できるだけ冷凍しても問題ない食材や飲み物は予め冷凍しましょう。ペットボトル飲料を凍らせておくと氷の代用になります。徐々に溶けていきますが、そのまま入れる氷と違い、溶ければ飲み物として飲めて荷物も減らせて一石二鳥です。クーラーボックスに入れる約3~7日程度前から冷凍させておくのがおすすめです。
ソフトクーラーの保冷効果を持続させる方法④:箱自体を冷やす
箱本体も冷やす
ソフトクーラーボックスは、断熱素材で囲われているので熱を遮断することで保冷はできますが、箱本体が自ら冷たくなるわけではありません。冷たさをなるべく維持させるためには、氷や持参しない予備の保冷剤で予め箱自体をよく冷やしてから使用するのがおすすめです。
保冷アイテム①:氷
保冷のためにクーラーボックスに入れる氷は、溶けたら水として流せるので帰りの荷物が減る点ではメリットですが、結露の発生や氷を入れた袋が破れると中のものが濡れてしまうので水漏れ対策が必要になります。そして水に浸かっている氷は溶けやすいのでできるだけ水を貯めないように抜く必要があります。
保冷アイテム②:保冷剤
種類や大きさを選べること、溶けても水が出ないこと、繰り返し使える点は保冷剤のメリットです。しかし、保冷剤の中身は氷よりも溶けやすく、食材などの匂いが移りやすいこと、結露も発生するのでそれによって中に入れたものが濡れてしまうこと、そして再利用ができるため持ち帰る必要がある点はデメリットです。保冷剤は、氷点下まで冷えるものがおすすめです。
保冷効果を維持させる保冷剤や氷の入れ方
保冷効果を維持するには、入れ方にも注意しましょう。まずはじめに保冷剤または氷を底に敷き詰めます。その保冷剤の上に食材などを入れ、上に氷や保冷剤を入れ、食材を挟むようにします。上下で冷やす以外にも食材の隙間にも保冷剤を入れるとより保冷効果がアップします。
ソフトクーラーの保冷効果を持続させる方法⑤:二重にする
保冷剤をしっかり入れるだけでは不安・・・という方におすすめしたい方法は、重ねて二重にしてソフトクーラーを使用することです。サイズ違いで複数購入し、画像のように組み合わせて使うのもおすすめです。使用しないときはコンパクトに折りたたむことが可能です。
ソフトクーラー選び方のポイント①:ソフトクーラーの素材(断熱材)
アルミ断熱材
アルミ箔がもつ遮熱効果を利用して作られたのがアルミ断熱材です。保冷効果をアップさせるため、ほかの断熱材と組み合わせて使用されていることが多い素材です。
PVCターポリン
PVCターポリンは、布を塩化ビニル樹脂で加工した断熱材で防水性が高く、汚れが落ちやすいのが特徴です。保冷効果が高く、価格もお手頃でソフトクーラーのメジャーな素材です。
中綿・PEスポンジ
中綿やPEスポンジは、空気を含ませることにより、熱が内部に伝わるのを防いでくれる断熱材のため、厚みに比例する形で保冷効果もアップします。保冷効果の高さ故、高めの価格設定の商品が多いです。
ポリエチレン
ポリエチレンは、保冷力は低めですが、お手頃プライスで防水性のある断熱材で、気軽に使えるもの、お手入れしやすいものを選びたい、直接中に氷を入れられるものが欲しいという方にオススメの素材です。
柔らかいソフトクーラーの布には薄いながらも様々な工夫が施され、その素材によって商品の価格と保冷力に違いが出ます。そして同じ断熱材を使用しているものでも断熱材が厚いほど保冷効果が上がります。
ソフトクーラー選び方のポイント②:タイプ(形)は活躍シーンで選ぶ
使用用途別に合った形を選びましょう。
使用する理由や用途は人によって異なりますよね。今回は、3つの使用用途でそれぞれに合ったソフトクーラーのタイプ(形)をご紹介します。
活躍シーン①:日常生活
日常生活の買い物などでの利用の場合は、バスケットやトートバッグの形をしているものを選ぶといいでしょう。トートバッグ型は、気軽にどんな場所にでも持ち運びしやすく、バスケット型はスマートに荷物の収納が行えます。
活躍シーン②:ピクニックや運動会
ピクニックや運動会などお弁当や飲み物を入れて持ち運ぶようなイベントには、バスケット型がおすすめです。バスケット型のメリットは、置いた時の安定感が抜群な点と広い開口部と底部が特徴で荷物が出し入れがしやすい点です。さらに丈夫な持ち手が付いている商品が多いので持ち運びもぐらつくことなく行えます。
活躍シーン③:釣り
釣りで釣った魚を入れるクーラーボックスといえば固くて頑丈なタイプがメジャーですが、釣った魚は持ち帰らず、電車やバイクなどで釣りに出かける方には不使用時にはコンパクトに折り畳めて、四角の安定性の高い形状のものがおすすめです。釣った魚を入れる場合は、直接氷を入れても問題ない高い防水性のソフトクーラーを選びましょう。
ソフトクーラー選び方のポイント③:サイズを入れるものに合わせる
入れる物に合ったサイズを選ぶようにしないと使い勝手が悪くなり、保冷の効果が下がる要因になります。気密性の高い深底のもの、ものが取り出しやすい底が浅いものなど形もサイズも多様にありますので、ご自身のキャンプスタイルと中に入れるものにあわせて選ぶようにしましょう。
ソフトクーラー選び方のポイント④:密閉性が高いものを選ぶ
ソフトクーラーは布をつなげている縫い目と開閉するフタから冷気が逃げやすいので、密閉性が高さが重要です。縫い目部分は、高周波ウェルダーとも言われるRF溶着などで縫い目をなくす工夫をしているものを選ぶようにしましょう。
ソフトクーラー選び方のポイント⑤:手入れの簡単さ
汚れが落ちやすくお手入れがしやすい商品を選びましょう。アウトドアで使用していると、泥や砂で内部までいつのまにか汚れてしまうこともあります。そのため、簡単にお手入れができるように中身を取り出すことができるか、洗濯ができるか確認しておくといいでしょう。
ソフトクーラー選び方のポイント⑥:耐久性の高さ
保冷バッグやソフトクーラーボックスを購入するのであれば、できるだけ耐久性の高い商品を買いたいですよね。使用時に負荷がかかる部分の持ち手やベルトは、縫い目がキチンと補強されているかなど耐久性の確認もしましょう。
ソフトクーラーボックスおすすめ16選
工夫も形も多種多様、いろんなシーンで大活躍!
おすすめのソフトクーラー、保冷バッグをまとめてご紹介します。各ソフトクーラーボックス、保冷バッグの特徴も紹介していますので、参考にしていただき、ご自身のお気に入りのソフトクーラーボックス、保冷バッグをみつけてください。