フェザースティックで火起こし達人に!ナイフ一本で作る手作り着火剤の基本とコツ

フェザースティックとは木材から自作する火起こしの着火剤のこと。ナイフを駆使して木を鳥の羽のように削るサバイバル技術ですが、キャンプの焚き火やBBQで使いこなせるとカッコいいテクニックです。今回はそのフェザースティックの作り方やコツを詳しくご紹介していきます!

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覚えておくと便利!フェザースティックとは?

フェザースティックをご存知ですか?初心者でも意外と簡単に作れて、キャンプ慣れしているように見せられるので知っていると自慢出来る上、便利です。まずは基本的な知識から説明します。

フェザースティックは木材で作る自作着火剤

フェザースティックとは、薪や木片、小枝などをナイフで削って作る、着火剤のことをいいます。まるで形が鳥の羽のように見えることから、この名前で呼ばれています。

サバイバルや焚き火・BBQの火起こしに便利

ナイフと木片さえあれば作ることができるので、いつものキャンプのときの火起こしはもちろん、例えば地震などで被災して、市販の着火剤など無い状況で火を起こしてサバイバルしなければならなくなったときなどにも役に立ちます。

もしも被災した時に、焚き火で発電できるバイオライト

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焚き火で発生した火力を電気に変えて、携帯電話などを充電できるストーブがあります。被災した時に困るのが携帯の充電がなくなり情報が途絶えるたり連絡がつかなくなることです。このストーブなら暖を取ったり調理も出来る上、携帯の充電にも困りません。

フェザースティックに必要な道具は?

ナイフと木材さえあれば作れますが、なんでもいいいわけでなく、より作りやすい木材やナイフがあります。どんな物が適しているのか解説します。

ナタ|木材や薪を適度な大きさに割る

木材や薪が大きかったり、長すぎるとが非常に作りづらいです。まずは適当な大きさと形に大まかに切り出す必要があります。そのときに必要なのがナタです。

ナタで切る際には木材を立てて切るのではなく、寝かせた状態で木材に食い込ませ、それから立たせて薪台や地面に叩け付けるようにして割切ります。

バトニング(薪割り)のやり方

バトニングとは、アウトドアで必須ともいえるテクニックのひとつです。ほかの木(バトン)を使って、楽に薪割りをすることができます。

バトニングの手順

  1. 薪を薪台に立てた状態にする。
  2. 薪にナイフを当てる。
  3. 垂直に他の木(バトン)を振り下ろし、薪を割り切る。(あまり力を入れすぎて薪が勢いよく飛んでけがをしたり、ナイフが破損したりしないように注意しましょう。)

クラフトナイフ|木材を鳥の羽のように薄く削る

ナタで適当な大きさに切った木材を更に細かく加工したり、フェザースティックの名前の由来である木材を羽のように薄く削るために必要なのが、クラフトナイフです。

いわゆる、普通のナイフなのですが、1本持っているといろいろなことに使えるので、このためだけでなくキャンプの必需品といっていいでしょう。

 フェザースティックには通称「ハマグリ刃」がおすすめ

ハマグリ刃とは、刃のしのぎ(段差がついている部分)から切刃に向かって少し膨らんだ形になっている刃のことで、はまぐりの貝の形に似ていることから、そう呼ばれています。

カッターのようにまっすぐになっている刃より、切る素材にスッと刃が入りやすいので初心者でも扱いやすく、厚みもある分、耐久性にも優れています。木を薄く切りだすのに適しています。

クラフトナイフをお探しならこちらもどうぞ

ファイヤスターター|火起こしにもこだわるなら

せっかくなら火起こしもちょっと工夫しましょう。ライターなどがあれば簡単に火起こしできますが、ファイヤスターターを使ってみてはいかがでしょうか?

ファイヤスターターとは、現代版の火打ち石のことでマグネシウムでできており、付属のヘラでこすると、マグネシウムの粉が火花となって飛び散ります。新聞紙などの紙や木を切ったときの削りかすなど、燃えやすいものに着火させます。

炭に火をつけるのに便利、キャプテンスタッグのおすすめ

キャプテンスタッグとは、炭に効率的に火をつけるためのものです。なかなか火がつきづらい炭に簡単につけることが出来ます。おすすめとともにその仕組みも説明します。

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火がつきづらい炭の火起こしが簡単に出来るのがキャプテンスタッグです。下の穴から空気が入り上へと対流することで煙突のようになり、効率的に酸素が送られるため、非常に燃焼しやすい状態となります。火起こしだけでなくコンロとして使うことも出来る上、折りたたみなので持ち運びも便利です。

商品詳細

  • 組み立てサイズ::約18.5×19×20.5㎝
  • 収納サイズ: :15×20.5×5.5㎝
  • 重量: 約1㎏
  • 材質::本体/鉄(めっき)、目皿・ハンドル/鉄(クロムメッキ)

フェザースティックに適した木材は?

どんな木でも火起こしに使えない木というものはないです。ですが火がつきやすい木とそうでない木があります。どんな種類や条件の木が適しているのか解説します。

乾燥した柔らかい針葉樹がおすすめ

当然ながら濡れた木は火がつきづらいので、乾燥していることが重要です。乾燥している木は踏んだり、手で折ったときに「パキッ」と簡単に折れるのでそれを目安に判断しましょう。

また中でも柔らかい針葉樹が火がつきやすく火起こしに向いています。松、スギ、ヒノキ、白樺、カラマツなどどこの森にもある木なので、見つけやすいでしょう。

太さ2センチ程度に加工したもの

木材はきれいに加工されている必要はありませんが、握りやすい太さでないとナイフで削りづらいので、太さ2㎝くらいに加工すると、大人の手で握って削るのにちょうど良いでしょう。

フェザースティック作りに挑戦する前の練習

いくら簡単といっても、いきなり本番で作るのはちょっと不安ですよね。実は事前に練習する素材として割りばしが最適なんです。練習台としてなぜ割り箸が優れているのかを解説します。

事前練習に最適な割りばし削り

割りばしがフェザースティックの練習台としてなぜ良いかというと、間伐材を利用して作られていたり安価な木が使われていることが多く、主な木の種類はアスペン(カナダ産の針葉樹)白樺、エゾ松、スギで十分乾燥もしており太さもちょうどいいので、ナタなどで加工する必要もなく、すぐに羽を作る練習をすることができるからです。

実践でも実は使える割りばし

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