ホッキョクウサギのビジュアルが予測不可能な件について!ウサギは可愛いだけじゃない!?

ホッキョクウサギはまんまるで可愛い。しかし今、ホッキョクウサギが立った姿を見て衝撃を覚える事件が多発しています。ホッキョクウサギの衝撃的な立ち姿とは?知られざるホッキョクウサギの生態を解説しながらビジュアルはもちろん似ている動物なども紹介していきます。

この記事をかいた人

オカルト・ホラー・フォークロア・生き物全般に興味と情熱を注いでいます。
Array

ホッキョクウサギとは?

Noel_Bauza / Pixabay

名前だけでなんとなく把握できる情報は、ウサギであること、北極付近に生息していることぐらいではないでしょうか。

では、次からはホッキョクウサギについて、もう少し掘り下げた情報を学んでみましょう。ウサギを飼育されている方はご自分のペットと比較して観察すると分かりやすいです。

ホッキョクウサギの生息地

Free-Photos / Pixabay

ホッキョクウサギが暮らしているのは、カナダとグリーンランドが面した海側の寒地高原、いわゆる北極ツンドラと呼ばれる地帯です。

一年を通してきわめて気温の低い土地ですが、決して氷の世界ではなく、トナカイやキツネ、オヤマネコなど意外にも多くの動物が生息しています。

ホッキョクウサギの体長

AnnaliseArt / Pixabay

それぞれ個体差はありますが、だいたい40cm以上、重さは2kgから5kg前後です。大きな個体になると、70cm・7kgほどという超ビッグサイズに!

70cmといえば大型犬相当ですし、7kgは2リットルペットボトル3.5本分と考えれば、その小動物らしからぬ大きさに驚かされます。

ホッキョクウサギはメガサイズ

geralt / Pixabay

それもそのはず、ホッキョクウサギは世界最大クラスの大型ウサギになります。ちなみに世界最小種のウサギ、ネザーランドドワーフは、小さな個体であれば800gほどしかありません。

ですが、このメガサイズっぷりがいちばんの特徴というわけではないのです。

ホッキョクウサギの長すぎる足!

qimono / Pixabay

そう、ホッキョクウサギ最大の特徴。それはウサギとは思えないほどの、まんまるフカフカボディからするとアンバランスですらある、すらりと長い足なのです。

足の長いウサギ?どういうこと…?言葉で説明されても想像もつかない方も多いと思いますので、まず実際の姿を確認してみましょう。

雪だるまのようなホッキョクウサギ

これがホッキョクウサギです。白くてまるくて毛がフワフワ、長い耳が特徴的な、雪だるまか雪うさぎのようなかわいらしさですね。

雪国の動物らしい体色は、外敵から身を隠すためのカモフラージュであり、まさに雪そのものように真っ白です。ここまでは私たちがよく知る普通のウサギなのですが…。

ホッキョクウサギの違和感満載「立ち姿」

これです。これがホッキョクウサギの立ち上がった姿です。「えっ、長い?!なんと言っていいのか困るけど…思ったよりも、長い!」そうとしか言いようのない、すらりとした細長い足は、私たちが想像するウサギの立ち姿とはだいぶ違います。

まるで胴体と足部分が別種の動物であるかのようなものすごい違和感です。

ホッキョクウサギ VS 絵心ない芸人

bilgecangurer / Pixabay

まるで絵心のない人が「だいたいこんな感じだっけ…?」と想像で描き上げてしまったかのような奔放なデザイン…。そう、絵心がない人といえば、バラエティ番組・アメトーーク!内の人気コーナー『絵心ない芸人』です。

そこで描きあげられる味のある絵と、ホッキョクウサギのゆるさが実によく似ているのです。

ホッキョクウサギのビジュアル

marimari1101 / Pixabay

観察も勉強もなしにイラストを描こうとするとかなり曖昧な仕上がりになります。このコーナーで生み出されたウサギもだいぶ奔放なデザインですが、もしこれがホッキョクウサギをモデルにしていたら…?

「ウサギらしくない絵」ではなく「上手なホッキョクウサギ」だと、視聴者が気づかなかっただけの可能性もあります。

絵心ない芸人が描く動物画

RobinHiggins / Pixabay

実際の画像をお知りになりたい方は、DVDで過去放送回を確認するか、またはLINEスタンプも発売されているのでそちらを購入してみましょう。

ウサギの他にもかなり個性的な動物画が盛りだくさんで、簡単に画伯気分を味わえます。トーク画面を混乱に陥れたい際はぜひどうぞ。

参考はこちら:アメトーーク!絵心ない芸人スタンプ

なぜホッキョクウサギの足は長い?

Pexels / Pixabay

ここで気になるのが、ウサギという種類の大半は短い足なのに、ホッキョクウサギはなぜ不釣り合いなほど長い足?という点です。

彼らだって何も気まぐれに進化したわけではありません。実は、彼らが生きてきた環境に、きちんとその理由がありました。

ホッキョクウサギの足が長い理由

先に説明した通り、ホッキョクウサギは相当な極寒地帯に生息しています。彼らのようにある程度体重の重い動物は、体高が低ければ雪に埋まって身動きがとれなくなってしまいます。

そこで長い足が持つことによって、雪中の快適な移動を会得したのです。

ホッキョクウサギの走行スピードは時速60km!

Pezibear / Pixabay

後ろ足の脚力が特に強く、全力で走れば時速60kgにもなるという驚異のスピードを誇ります。彼らはオオカミなど肉食動物から逃げ切るため、その長い足を活用し、力強く進化させてきたのです。

あの白い体が雪原を猛スピードで駆け抜ければ、たいていの動物はあっというまに見失ってしまうでしょう。

ユキウサギも足が長い!

実はホッキョクウサギによく似た足長ウサギも存在します。

ユキウサギといい、特に冬毛はホッキョクウサギとうり二つなので素人目には区別がつかないぐらいです。次からは、そんな二種類のウサギを比較してみました。

ホッキョクウサギに負けないユキウサギの足の長さ

ご覧ください。こちらユキウサギも負けず劣らず実にすらりと伸びた足をしています。長さもホッキョクウサギと同じ割合に見えます。

立ち上がったり駆けたりする姿が、我々のよく知るウサギとかなり違っていて、なんともいえない違和感に満ちている点も一緒です。

ユキウサギの生息地

Larisa-K / Pixabay

寒い地帯に生息していて、シベリア含め広く分布しており、ポーランドやアイルランド、実は日本・北海道でもエゾ(蝦夷)ユキウサギという名前の亜種が暮らしています。

ホッキョクウサギと同じように、この長い足は雪深いところで暮らすのにとても適しているのです。

ユキウサギの体長

こちらもなかなか大型のウサギですが、平均して全長55cm程度、体重は最大個体で4kgを超えないということで、ホッキョクウサギよりは小さくて軽いことが分かります。

似ていても、二種類を並べてみれば、その違いははっきりと伝わることでしょう。

ホッキョクウサギの他にもいる!超あしなが動物たち

Kaz / Pixabay

スーパーモデルのごとき長い足を持つ動物は、実は意外とたくさんいるのです。次からはその他のあしなが動物たちを紹介していきましょう。

もし気に入った動物がいたら、中には動物園に行けば実物に会えるものもいますので、ぜひ直接観察してみましょう。

カナダオオヤマネコ

びっしりと毛に覆われた太い足のなんとも力強い、カナダオオヤマネコです。耳の先からちょろりと出た黒毛が特徴的です。

足裏までびっしり覆うこの体毛がかんじきの役割を果たし、雪の中に体が沈みづらい構造になっています。幼少期より人の手で育てるとイエネコのように慣らすこともできます。

タテガミオオカミ

タテガミオオカミは犬に近い顔立ちをしていて、狼とはいっても実は狐に寄った動物です。

NEXT タテガミオオカミ