そこで描きあげられる味のある絵と、ホッキョクウサギのゆるさが実によく似ているのです。
ホッキョクウサギのビジュアル
観察も勉強もなしにイラストを描こうとするとかなり曖昧な仕上がりになります。このコーナーで生み出されたウサギもだいぶ奔放なデザインですが、もしこれがホッキョクウサギをモデルにしていたら…?
「ウサギらしくない絵」ではなく「上手なホッキョクウサギ」だと、視聴者が気づかなかっただけの可能性もあります。
絵心ない芸人が描く動物画
実際の画像をお知りになりたい方は、DVDで過去放送回を確認するか、またはLINEスタンプも発売されているのでそちらを購入してみましょう。
ウサギの他にもかなり個性的な動物画が盛りだくさんで、簡単に画伯気分を味わえます。トーク画面を混乱に陥れたい際はぜひどうぞ。
Contents
なぜホッキョクウサギの足は長い?
ここで気になるのが、ウサギという種類の大半は短い足なのに、ホッキョクウサギはなぜ不釣り合いなほど長い足?という点です。
彼らだって何も気まぐれに進化したわけではありません。実は、彼らが生きてきた環境に、きちんとその理由がありました。
ホッキョクウサギの足が長い理由
先に説明した通り、ホッキョクウサギは相当な極寒地帯に生息しています。彼らのようにある程度体重の重い動物は、体高が低ければ雪に埋まって身動きがとれなくなってしまいます。
そこで長い足が持つことによって、雪中の快適な移動を会得したのです。
ホッキョクウサギの走行スピードは時速60km!
後ろ足の脚力が特に強く、全力で走れば時速60kgにもなるという驚異のスピードを誇ります。彼らはオオカミなど肉食動物から逃げ切るため、その長い足を活用し、力強く進化させてきたのです。
あの白い体が雪原を猛スピードで駆け抜ければ、たいていの動物はあっというまに見失ってしまうでしょう。
ユキウサギも足が長い!
実はホッキョクウサギによく似た足長ウサギも存在します。
ユキウサギといい、特に冬毛はホッキョクウサギとうり二つなので素人目には区別がつかないぐらいです。次からは、そんな二種類のウサギを比較してみました。
ホッキョクウサギに負けないユキウサギの足の長さ
ご覧ください。こちらユキウサギも負けず劣らず実にすらりと伸びた足をしています。長さもホッキョクウサギと同じ割合に見えます。
立ち上がったり駆けたりする姿が、我々のよく知るウサギとかなり違っていて、なんともいえない違和感に満ちている点も一緒です。