滝行ができるおすすめスポット16選!滝に打たれてリフレッシュしよう!

中枢神経系の神経伝達物質で「運動調節、ホルモン調節、快の感情、意欲、学習」に関わります。最近の研究ではドーパミンはこの先何かいいことがあると予想したときに出るそうです。滝行によって最悪な環境になり一気に落ち込んだ精神が、もうこれ以上悪くなる事などないと判断したという事です。

また滝に入りたいと思う

cello5 / Pixabay

ドーパミンの不足は無気力で困るのですが、過剰に出ていると「達成感と快感」を感じて幸せな気持ちになります。ドーパミンの過剰が依存症につながるそうです。しかし、ドーパミンが潜在能力を引き出すので本来の自分の力に気がつく事ができるのです。

極限状態から自然治癒力が発動

Free-Photos / Pixabay

そして体の方も体温が極限まで下がり続け、滝からの圧力に耐え、酸素が足りません。ピークを乗り切るために快適な日常生活では出番がない自然治癒力が目を覚まします。運動不足による肩こり腰痛くらいなら改善してしまう野生の能力が体調をサポートします。

滝行の歴史は長い!古くは奈良時代にまで遡る

神仏仏閣に関する歴史を紐解くのは大変な作業になり、研究者の皆さんが証拠を探して事実を突き詰めます。記入者が属する団体への期待を込めた書き方をするので曖昧な表現があり事実の追求を惑わせるのです。

最初の登場は「古事記」「日本書記」

滝行に関する内容が歴史で記載された最初の書物は古事記です。日本書紀の中に禊(みそぎ)が行われたと記載があり、おそらく滝行が行われたのではないかと解釈できるそうです。

奈良時代の修験道が始まりとされる

奈良時代には役行者を開祖とする修験道が水行・滝行を日本中に広めた記録があります。歴史の中で確実に滝行と特定できるものが見つかるのがこの記録からです。遥か昔の歴史ですので寺院仏閣での記録も確実ではない部分があり、いつから滝行が始まったかは特定が困難な状態です。

過去の天皇が修行したという言い伝えも

花山天皇(968~1008)は16歳で天皇に就任し、藤原為光の娘の忯子に熱愛し懐妊しますが出産で命を落とし花山天皇は出家して忯子の供養をします。わずか2年の在位でした。その後「花山法皇」と呼ばれ伝承の宝印を探し出し33の観音霊場を巡礼し法力を身につけます。その順路が「西国三十三所巡礼」として現在も継承されています。

滝行を行う際の注意事項

滝行が一般の人でも行えるようになり、悲しい事故や怪我も増えています。そこで注意点をまとめました。滝行は全て自己責任なので判断力の乏しい小さな子供にお勧めしている団体は少ないです。もし親子で体験したい時は指導者に相談し、無理強いはしないようお願いします。滝は自然そのもので落石などもあるので気をつけましょう。

必ず修験者や指導者の下で行う

「日本の滝百選」が1990年に環境省と林野庁で選定されました。日本全国から527滝の応募があり厳選されました。日本には滝がそれだけありますが、指導者や人のいない滝で滝行を行うのは危険が伴いますのでやめましょう。今回紹介した沖縄のター滝はツアーのインストラクターが仕事で訪れますが、誰も踏み入れない場所では助けが来ません。

妊娠中や体調不良のときは行わない

ほとんどの修行場では健康に自信のある男女が対象です。妊婦さん、小さいお子さん、心臓が心配な方にはお勧めできません。滝の水は山から流れ出る湧き水などでかなり冷たいです。真夏でも短時間で体から熱を奪います。見た目よりもかなりきつい修行なので体調が優れない時は遠慮するのが正解です。

修行の後はしっかり体を温める

滝行は体が冷えるので体調を崩さないよう、終わったら温泉や銭湯に案内してくれるので利用しましょう。近場に温泉や銭湯がなくても修行場でシャワーがあれば温まるようにしてください。それもない場合はカイロや羽織る服を用意しておきましょう。
NEXT 滝行は現代人に最適なデトックス