ですが日本政府の急な身分平等化をすんなりと受け入れることができなかった朝鮮国民は、激しく反発し反対運動を繰り返したのです。ですが日本政府は「人は平等であるべき」と断固として主張し反発運動を鎮めていきました。
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白丁の現在は?
現在の身分制度は完全になくなりました。人はみんな平等であり、人としての自由な生活を自由に選択できることを掲げています。ですが、表向きは平等としていますが裏では差別に悲しい思いをしている人々がいるのも事実なのです。真相をご紹介します。
身分制度は廃止
人口が都市部に移動し始めたことで、差別は徐々に薄れていきました。ですがもともとの拠点となっていた済州島などの地域では、いまだに差別意識が残っており全て消え去ったとは言えない状況なのです。
人を罵るときに使う
「白丁」という単語は、今も見下す言葉として認知されていて、人に対して罵倒する際に使われることがあります。これは人としての生き方が出来ずにいたことの名残から、使わているのです。
結婚にも影響する
結婚を意識する子供の親世代は差別時代を知っている人が多いため、他人同士が家族となる結婚となると身分を気にしてしまう親たちが実際にいることも事実なのです。
工業化・民主化により白丁の集落は離散
過去に差別され日陰の屋根のない家にしか住むことのできなかった彼らの集落は、現在は姿を消しています。これは都市部の工業の発展に伴い、仕事を求め移住していったことから解散し、それぞれの人生を歩むこととなったのです。
焼き肉店の看板に書かれることも
過去ではネガティブなイメージが強かった「白丁」という単語ですが、現在のソウルには焼き肉店の看板に大きく書かれ高い場所に掲げられるほど、根強いイメージは薄れていっています。高い場所に掲げられるほど良い方向へと進んでいる証です。
日本にもあった白丁同様の身分制度
人種差別は朝鮮だけでなく、各国で昔は実在しており酷い仕打ちを受けてきた人々がいます。日本にもかつては差別が存在しました。どんな内容だったのかご紹介します。