赤城神社主婦失踪事件の真相は?霊視結果やホームビデオの人物についても

「赤城神社」という名前の神社ですが、実は関東を中心に至る所に存在します。その数なんと300社。その中でも、今回事件の舞台となった「赤城三夜沢(みよさわ)神社」はその300社の総本山なのです。三夜沢町にあるので「赤城三夜沢神社」と呼ばれます。

重要文化財や天然記念物の宝庫

同神社には、多くの重要文化財があります。大きな三本の俵杉(たわらすぎ)は県指定の天然記念物。平将門を倒したという藤原秀郷が寄進したと言われています。1869年に作られた本殿、中門などは県指定重要文化財、1870年に建てられた神代(じんだい)文字の碑は市指定重要文化財です。

また約3kmに渡る松並木は群馬県の自然環境保全地域に登録され、最大樹齢400年のものまであります。その下に、前述の山ツツジが約4000株植えられています。この美しい景色は古都保存財団による「美しい日本の歴史的風土100選」にも選ばれています。なんだか神社に行きたくなってきた!という方は、ぜひこちらの記事もご覧ください。

赤城神社主婦失踪事件・失踪後に無言電話が

法子さんの足取りが途絶えた後、2度に渡り、自宅に無言電話がかかってきています。しかしそれぞれ全く違う地方からの電話で、特に有力な手掛かりもなく切れています。どの地方からかかってきたのか、またその電話が本人からだという可能性はどのくらいあるのでしょうか。

関西地方と中国地方からの無言電話

千葉県白井市の自宅に二度かかってきた無言電話の局番を調べると一度目は大阪府から、二度目は鳥取県の米子市からかかってきていました。ただ、特徴的な物音もしないただの無言電話であったため、本人からのメッセージだったのか、それとも事件に関与した者からなのか、はたまたいたずら電話なのかは分かりませんでした。

志塚法子さん本人がかけた可能性

もしこの電話を本人がかけたとしたら、家族にとっても希望の光となります。もし自分から単に家出をしたのだと考えると、家族の声が聞きたくて電話をしたのかもしれません。また家族の誰かに秘密裏に伝えたいことがあり、その人が出れば話をするつもりだったが別の人物が出たので無言のまま切ったという可能性もあります。

また何か事故や事件に会い、そのショックで記憶を失ってしまったとすると、電話番号だけを覚えていてかけてきたが、本人も混乱しており切ってしまったということも考えられます。いずれも推測の域を出ませんが、本人からの電話という可能性もなくはないと言えます。

赤城神社主婦失踪事件・失踪当日のホームビデオを入手

法子さんが失踪してから7ヶ月後、とあるTV番組に一本のホームビデオが送られてきます。今まで一切手掛かりのなかった事件での初めての有力な情報ということで、世間も家族も手掛かりを期待し、色めきたちました。

「奇跡の扉TVのチカラ」で情報の呼びかけ

ビデオが提供されたのは、テレビ朝日系の生放送番組「奇跡の扉TVのチカラ」。この番組は主に失踪や殺人に関した未解決事件を解決するため、視聴者に経緯や写真を公開し、情報を募る人気番組でした。また、超能力で事件を捜査するという企画も様々な反響を呼びました。

番組開始から約140件の事件を取り上げ、またそのうちの58件、およそ4割を解決に導いたという実績もあったため、法子さん家族もこの番組に望みを託し生出演。法子さんに関する情報の提供を全国に訴えたところ、同じ日に神社にいたという観光客から、何か手掛かりになればと一本のビデオが送られてきたのです。

ホームビデオに志塚法子さんらしき人物が!

ホームビデオには、なんと赤い傘を差したピンクのシャツの女性が映っていました。その女性は誰かに傘を差しだすような仕草をしており、この女性が法子さん、差しだした相手がキーパーソンかと誰もが期待しました。しかし家族の確認の結果、この人物は法子さんではないという結論に至りました。

画面右下に志塚法子さんらしき人物!

その後更に映像を確認すると、画面右下にも赤い傘、そしてそれを差す女性が発見されました。この女性は解析の結果、法子さんと髪の長さが酷似しているということが分かりました。画質が粗く小さく映っていたため本人だと断定は出来ませんでしたが、法子さんである可能性も十分に残る結果となりました。

「奇跡の扉TVのチカラ」での超能力者による霊視結果

cocoparisienne / Pixabay

同番組では家族の希望により、海外の超能力者を招き法子さんの行方を霊視するといった捜査も実施されました。その超能力者はアメリカのゲイル・セントジョーンという女性で、彼女の透視は高い的中率を誇ります。彼女の霊視内容とはどのようなものだったのか。ここではその内容を解説します。

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