マイアミゾンビ事件とは
人間がまるでゾンビのように人の肉を食らう、そんなフィクションのような事件がなんとゾンビ映画の本場ともいえるアメリカで起こりました。ここではまずマイアミで発生した猟奇的な事件について、その内容から説明していきます。
ゾンビのような犯人に男性が顔を食いちぎられた事件
今回起きた事件の概要についてですが、マイアミにある高速道路脇で二人組の男性が殴り合いの争いをしているとの通報を受け、マイアミ警察署の署員が現場に駆け付け全裸で寝そべった二人の男性を発見します。
ここまでならアメリカではよくある事件として終わりなのですが、駆け付けた先で争っていた一人の男の行っていた行動が、なんと人の顔面の肉を食らうという常軌を逸した行為だったのです。次からあまりに現実離れした猟奇的な事件を見ていきたいと思います。
マイアミゾンビ事件の概要
人の肉を食らうという異常な事件の現場となったマイアミですが、これ以外にも人肉をむさぼっていた犯人の男の精神と肉体両方の異常な状況も話題となりました。ここではマイアミゾンビ事件の経緯について迫っていきます。
被害者に噛み付いている犯人を発見!
駆けつけた警察署員が現場で見たものは、なんと男性のうちの一人がもう一人の男性の頭をかみ砕き、食べている姿でした。その姿はまるでゾンビ映画のワンシーンさながらで、警察署員からしてみればいったい何が起こっているのか訳が分からない状況だった事かと思います。
警察署員の男性は顔面を食べている犯人とされる男性を静止するように促しますが、犯人はこれに対し威嚇するように警察署員に対してうなり声を上げます。この時点で犯人の精神状態が異常なであることが伺えますね。
警察は静止するもやめず仕方なく射殺
犯人に対して静止を促し続ける男性警察署員でしたが、犯人は男性の顔面を食べ続けることを止めず、最終的には警察署員が構えていた拳銃を発砲し、犯人を射殺することで事態を収束させることとなりました。
ここで恐ろしいのは犯人が銃弾を受けたのにもかかわらずその後も変わらずに男性の顔面を食べるのを止めなかったという点です。さらに正気を失っているとみられる犯人の男性に向けて発砲した弾丸の数は6発にも及びました。
被害者は顔面の75%を食べられていた!
被害者にの負った怪我についてですが、なんと警察署員が犯人の男性を射殺するまでの間に顔面のおよそ75%を食いちぎられており、犯人の男性が射殺されるまで噛みつかれ続けたことで被害者は気絶してしまっていました。
被害者の男性は顔面の上部分の皮膚が完全にめくれ上がっており、非常に痛々しい姿で救出される事になりました。皮膚以外にも目の部分も食いちぎられており、眼球はむき出しの状態で瞼も犯人によって食べられてしまっていました。
被害内容を見るだけでも非常に凄惨な事件だったことが分かりますが、なにより恐ろしいのは人が人を食べるという倫理観を完全に無視した恐ろしい事件が現実の中で起きているという事です。スクリーンの中の出来事が現実で起きるとこうも恐ろしいのかとぞっとしてしまいます。
惨劇を捉えた動画も
じつはその惨劇の一部始終を捉えた映像がありますので、実際の状況を知りたい方の為、紹介をしておきます。実際には現場から非常に離れている場所からの撮影のため、非常に見づらいという事は留意してください。
また、遠い距離から事件の現場を撮影された映像ではあるものの、人が人を食べようとするという非常にショッキングな内容を含んだ映像である事は間違いないので、閲覧の際はこの点に注意をしてください。
マイアミゾンビ事件の加害者と被害者
マイアミゾンビ事件の凄惨な事件内容について見ていきましたが、ここでは今回の事件で死亡した男性、そして怪我を負った男性がどんな人物だったのか、なぜ犯行に及んだのかといった事についてここで触れていきます。
加害者はルーディ・ユージン
まず加害者の男性ルーディ・ユージーンについてですが、年齢は31歳、ホームレスをしていた黒人の男性です。高校在学時にはフットボールの選手としても活躍しており、結婚と離婚歴をもっていました。
マイアミゾンビ事件の犯行当日ルーディー容疑者は当時の恋人の家を午前2時に突如出ていき、その後自動車で友人の家に向かっています。そして友人からイベントに行かないかと誘われたものの一人で行くと断り、友人宅を後にしています。
その後運転していた車を乗り捨てた容疑者は徒歩で事件現場のあったマイアミの高速道路脇まで徒歩で向かっています。徒歩で向かう際、真夏の炎天下だったからか服を脱ぎ捨てていた形跡があり、その際に免許証も捨てています。この時点で容疑者の異常な行為の兆候が垣間見えているように感じます。
そして午後2時に事件現場で被害者の男性と遭遇し、今回の猟奇的な事件が発生することになります。事件当日の容疑者の不審な行動が気になるところですが、ここでは次に被害者の男性の情報について見ていきたいと思います。
被害者はロナルド・ポッポ
被害者の男性、ロナルド・ポッポ氏についてですが、彼もまた容疑者と同じホームレスの男性で、年齢は68歳と非常に老齢の人物でした。二人はお互いに面識は一切なく、ルーディ容疑者が突如ポッポ氏に向かって襲い掛かり、ズボンを脱がせようとしたとの証言があります。
このように動機といった動機の無い行為ということが分かったマイアミゾンビ事件ですが、実はこの事件の犯行の裏には、容疑者の持つある疑惑と人食いに関しての意外な真相がありました。次にその点を詳細に紹介していこうと思います。
マイアミゾンビ事件の疑惑と真相
猟奇的で現実離れした事件内容から一躍有名になったマイアミゾンビ事件ですが、実はその事件の陰には薬物によって容疑者が精神状態に異常をきたしたのではないかといった噂があります。ここでは薬物に関する疑惑、そして本当に容疑者は人肉を食べたのかといった事件の真相についても見ていこうと思います。
犯人は危険ドラッグのバスソルトを使用していた?
マイアミでの事件の容疑者の死亡後、解剖医による検死解剖の結果体内に未消化状態の錠剤がかなりの量摘出されたことが分かっています。摘出された錠剤が一体何だったのか、正式な回答はないものの、一部ではバスソルトという違法薬物なのではないかといった疑惑が浮上しています。
バスソルトとは合成覚せい剤の一つとして知られています。使用後の効果としては非常に暴力的になり、異常なまでに暑さを感じるようになり服を脱ぎ捨てるといった事件時の容疑者の状態と非常に酷似しています。
しかしながらその後の報道機関の調査によると、容疑者はマイアミでの犯行前に薬物を吸っていたことが分かっており、後に解剖時に摘出された錠剤というのはマリファナだということも判明しています。つまり犯人はマリファナによる精神の錯乱が原因で犯行に至ったというなんとも現実的な真相という事になりました。
犯人は顔面の肉を食べていた?
また、犯人が被害者の顔面の肉を食べていたとの疑惑についても、ルーディ容疑者の死体の解剖の結果、消化器内に人肉とみられるものは検出されず、実際には容疑者が人肉を食したという事実はありませんでした。
つまり犯行の際、ルーディ容疑者は被害者の皮膚をただかみちぎっていただけであり、その後肉の部分は吐き捨てていました。現場に肉の破片が散乱していたという情報からも、人肉を食べていたというのは噂が飛躍した誤情報だと考えられます。
このように実際には違法薬物接種での精神錯乱による暴行事件で、人肉を貪るゾンビの出現ということではなかったようです。人類にゾンビによる絶滅の危機が訪れるのは、まだまだ先の話になりそうです。
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「マイアミゾンビ事件」被害者のその後
凄惨な事件として知られる今回のマイアミで起きた事件ですが、事件被害者は事件の後、一体どうなったのでしょうか。ここでは事件後顔面のほとんどを失ったポッポ氏のその後についてを見ていきたいと思います。
被害者は健康的に回復
事件によって顔面のほとんどを失ってしまったポッポ氏ですが、なんとその後奇跡的なまでの回復を見せ、かみちぎられた目の視力を回復するまでには至らなかったものの、杖をついて歩くことが可能になるまでになりました。
こちらに事件後のポッポ氏についての現状などが紹介されている動画を載せておきます。動画の一部の部分に事件当時を映したショッキングな画像も含まれておりますので、閲覧の際は注意をしてください。