しかしながらクロコダイルがここまで流通してしまったのは手軽さという側面だけではなく、その依存性の異常なまでの高さにあるといわれています。次に世界一危険な麻薬と言われるクロコダイルの依存性について紹介します。
クロコダイルの真の恐怖は依存性の高さ
クロコダイルの真に恐ろしい点は、非常に強い依存性を持つという事です。1度服用するだけでも自力では克服することが不可能と言われるほどの強い依存性に襲われてしまいます。そして服用時の症状である強い幸福感と併せて肉体以外に精神まで蝕ばんでいくのです。
この強い依存性によって服用者は乱用を繰り返し、肉体が破壊され血管の流れが止まり外側から骨が見える程肉体が壊死してもクロコダイルの服用を続けてしまうのです。そしてクロコダイルを服用した人物の最期に行き着く先は逃れることのできない死となるのです。
クロコダイルの乱用者に待つ逃れられない死
クロコダイルはその致死性も非常に高く、乱用者の大半が服用しておよそ1年以内には死亡してしまっています。ヘロインなどの乱用者はその後回復をする可能性はありますが、クロコダイル服用者にはその可能性はまずないとされ、その危険性の高さが改めて伺いしれます。
このようにクロコダイルという薬物が非常に危険なものであることが分かったかと思います。違法な薬物を服用するという事は、月並みではありますが人間を止める宣言を自らすることと同義です。薬物に負けない強い心を持つことを常に心がけるようにしましょう。
バスソルトよりも危険と噂の超危険ドラッグフラッカ
ここまで数種類の違法薬物について見ていきましたが、なんとマイアミゾンビ事件で容疑者が服用したとの疑惑のあったバスソルトよりも強力で一部では毒薬とも言われる危険な違法薬物が存在します。ここではその超危険薬物フラッカについて見ていきたいと思います。
バスソルトの代わりと言われる危険薬物フラッカ
マイアミゾンビ事件で更に知られるようになったバスソルトですが、その後アメリカの警察の尽力によってそのほとんどが根絶されたといわれてきました。しかしその後バスソルトと変わって存在を知られるようになったのがここで紹介する違法薬物フラッカです。
フラッカはバスソルトと同じく中国で生まれた違法薬物で、その後アメリカに輸出されました。そして一気にアメリカで蔓延する事になるのですが、その理由が先ほど紹介したクロコダイルと同様安価で入手ができるという点です。フラッカはなんと日本円でおよそ350円で購入することが出来るのです。
服用者を襲う強い中毒性
フラッカという薬物は製造工程の時点で依存性を高めてある合成薬物で、そのせいで一度フラッカを使用してしまうと心が危険だと考えても体が勝手にフラッカを求めるようになってしまい、中々フラッカから克服をすることが難しくなってしまうという特徴があります。
フラッカを使用した後の症状としては強い幸福感の後非常に強い幻覚作用と強い不安感に襲われるようになります。この強い不安感により使用した人は凶暴的な性格になり、街中を走り回ったり場合によっては誰彼構わず攻撃をするようになるのです。
この際の攻撃的な行動はバスソルトと非常に酷似しており、さらに他の症状として非常に長期間幻覚が続くという点も挙げられます。さらに非常に高い発熱や痛覚が麻痺することによってスタンガンが通用しなくなるなど、バスソルトよりも服用後の症状が強力になったことが伺えます。
マイアミゾンビ事件が二度と起こらないことを願う
ここまで猟奇的な事件であるマイアミゾンビ事件について見ていきましたが、いかがだったでしょうか。人食いゾンビといったまるでホラー映画での出来事が現実に写し取られたかのような衝撃的な事件でしたが、真実はゾンビではなく、薬物によって錯乱した男性による暴行事件という結果でした。
しかしながら薬物の恐怖は世界のあらゆる場所に根を張り続けており、日本でもマイアミゾンビ事件が起きる可能性は十分に考えられます。薬物に手を出さない強い心を持つことを忘れずに、マイアミゾンビ事件が再び起こらないことを切に願います。