アンドレイ・チカチーロはロシア史上最恐の連続殺人鬼|狂気の犯行と殺人の裏側に迫る

ドゥームメタルとは、ヘヴィメタルの一種で、スピード感をだすというよりは、遅さやけだるさに重きを置く音楽です。

小説作品「チャイルド44」

チャイルド44 上巻 (新潮文庫)

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こちらも他国のイギリスの作家であるトム・ロブ・スミスによって執筆された作品です。チカチーロを参考にして、ソビエト社会主義共和国連邦を舞台にして作成されました。

この小説は、国家保安庁職員の行動を中心に物語が進んでいきます。追う側の立場から書かれたものが方々から出版されてのは、捜査の難航を物語っていたと言えます。

小説作品「撫で肩の男ーロシアの殺人鬼を追って」

撫で肩の男―ロシアの殺人鬼を追って

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撫で肩の人物がみんなそうでないですが、江戸川乱歩の作品でもそうですが撫で肩の人物はどこか不気味さを表現する上でよく起用されます。この小説は、リチャード・ラウリーという人が書きました。

こちらは、チカチーロを自白に追い込んだ取調官の目線で話が進行していきます。

映画作品「ロシア52人虐殺犯/チカチーロ」

アメリカ合衆国からは音楽だけでなく、映画の作品も作られています。監督、脚本はクリス・ジェロルモという人物です。この映画では、当時の体制下での操作がいかに困難だったかが窺えます。陰惨な出来事の映画化ですが、とても丁寧な作りをしていて、人の命について考えさせられるようなしっかりとした作品となっています。

映画作品「チャイルド44 森に消えた子供たち」

つい最近の2015年に発表された、アメリカ合衆国から出されたスリラー映画になります。こちらは、先ほど述べた小説「チャイルド44」をもとに製作されました。監督は、ダニエル・エスピノーサで、製作には「エイリアン」「ブレードランナー」「ブラック・レイン」などで数々の名作を手掛けたリドリー・スコットが携わっています。

ノンフィクションでは

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実際のことを忠実に表現したものもあります。これらのノンフィクションものは、映画などを作る上で広く参考にされました。特に有名なのは、「子供たちは森へ消えた」というものがあります。

イギリスのジャーナリストが発表したものなどもあります。どちらかというと、本国の社会的な環境上、他国の人間からとりあげられることが多いです。

「子供たちは森へ消えた」

子供たちは森に消えた (ハヤカワ文庫NF)

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前述の「ロシア52人虐殺犯/チカチーロ」は、こちらの情報をもとに作られた作品でもあります。1993年に発表されたもので、当時世界に異常な連続殺人鬼チカチーロの名を世に知らしめました。

チカチーロの手口である子供たちを森に誘うことをタイトルに掲げています。ロバート・カレンというジャーナリストが書いたものです。

「ロシアの死神(レッド・リッパー)」

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こちらは、イギリスのジャーナリストであったピーター・コンラッディという人物が発表したものになります。レッド・リッパー(赤い死神)という言葉を、より世の中に広めることになりました。

この別名からも、おどろどろしい感じへより拍車をかけています。こちらの作品は裁判の描写が多めに描かれています。

シリアルキラーの定義

果たして、どのような人物がシリアルキラーと呼ばれるのでしょうか。ここでは、言葉の定義といつから使われるようになったのかについて述べていきます。特に殺人者においてシリアルキラーという呼び方が浸透していますが、他にはどのような呼ばれ方をする殺人者がいるかについても紐解いてご説明していきます。

FBIの捜査官から

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1984年9月に、このような言い方が提唱されました。元FBIの捜査官であるロバート・K・レスラーという人物の案になります。当時、テッド・バンディというアメリカ合衆国で36人以上の女性を殺した連続殺人犯がいました。その時、そのような人物を示すために用いられるようになり、世間にその呼び方が定着していきました。

どのような殺人者のことを言うのか

一人、またはそれ以上の複数の犯人に対して使います。また、2人以上の被害者をだしているものとする場合と3人からとする場合もあるようです。事件が、同じ時に同時に複数の人を殺害しているというよりは、別の時にそれぞれ別個で殺人を犯している場合に当てはまります。このようにいくつかの定義が存在します。

大量殺人者とは違う

シリアルキラーの場合は、犯行のスパンが一定の期間を置いて行われるものとされていて、一度大量の人間を殺害するマス・マーダー(大量殺人)とは区別されています。

ちなみに、短時間の間に2箇所以上の場所で殺人を犯した者は、スプリー・キラーと呼ばれて区別されています。ちなみに、スプリーとは、乱痴気騒ぎを意味する言葉です。

アンドレイ・チカチーロとよく似たシリアルキラーたち

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この他にも、凶悪で常軌を逸した殺人者たちが世界では何人かいます。海外だけでなく、わたしの住んでる日本でも、世の中を震撼させた人物がいます。どれも、一度は耳にしたことがある人物かもしれませんが、改めてここでご紹介していきます。チカチーロにもひけをとらないような、人外ともとれるような恐ろしい人物ばかりです。

ミルウォーキーの殺人鬼「ジェフリーダーマ―」

アメリカ合衆国の殺人鬼で、17人もの少年の被害者が出ました。犯行のやり方は、絞め殺した後屍姦し、さらに死体を切断し食べるという、常軌を逸したものでした。

最終的に逮捕され、投獄されました。そして、投獄先コロンビア連邦刑務所で他の囚人によって、シャワールームでベンチプレスの鉄棒によって殴られて、死亡することになりました。

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