福島女性教員宅便槽内怪死事件とは?平成最初の未解決事件の真相に迫る

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事件直前のKさんの足取りにも不明な点が多数残っています。Kさんは死亡推定日の4日前から行方が分からなくなっていたのです。この空白の4日間は何を意味しているのでしょうか?また熱心に取り組んでいた選挙応援も姿を見せなくなっていたといいます。

発見される4日前に消息を絶つ

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発見される4日前からKさんは家族との連絡を絶ち行方をくらましています。家族には「ちょっと行ってくる」といっただけでどこに行くかは伝えていませんでした。そして消息を絶つ前日の送別会では青年会の後輩に「明日合わなければならない人がいる」とこぼしているのです。

車は教員宅近くの農協の駐車場に停車していた

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Kさんの使用していた車は事件発生後近所の農協の駐車場で発見されています。Kさん自身がこの駐車場に車を止めたのか、第三者がこの車を移動させたのかは不明です。車には鍵が刺さったままでしたがその理由も謎のままです。

福島女性教員宅便槽内怪死事件は選挙がらみの殺人か!?

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事件があったのは折しも村長選挙の真っ最中でした。近年まれにみる混戦で現職の村長と新人の候補が真っ向から対立する図式でした。Kさんは熱心に現職候補を推薦する応援者の一人。選挙演説にも何度も駆けつけて熱弁をふるっていたといいます。

当時は村長選挙中

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混戦の様相が深まる村長選挙。そんなさ中、ある日を境にKさんはプツリと応援に駆け付けなくなったといいます。それが憶測を呼びます。選挙に関わる使途不明の数千万円の不正な資金の流れがあったのではないか。それに気が付いたKさんは現村長を支持をすることが出来なくなったといいます。

真相究明を懇願する署名が4000人分集まる

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様々な謎を含む事件に村人から真実を求める声が上がります。当時の村の人口は約10,000人。そんな小さな村で4,000人の再捜査の嘆願署名が集まったのです。村人の約半数が警察の事故死という発表に疑問を持ったという事になります。しかし、その嘆願書は警察に受理されるものの再捜査には発展しませんでした。

いささか飛躍しすぎか?

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村長選挙で仮に不正な資金の流れがあったとしても人を殺すほどのリスクを取るものでしょうか?ましてその死体を便槽に押し込むというのは推理にいささかの無理があります。Kさんの身に何が起こったのかは選挙とお金という祖臆面だけでは語り切れません。

福島第二原発の事故

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1989年1月4日福島第二原発三号機で再循環ポンプの部品が破断し、原子炉内の炉心に大量の金属片が流入する事故が発生しました。この事故により長期間にわたり福島第二原発は停止を余儀なくされています。

インタビューを受けるKさん

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事故にまつわる取材インタビューを会社の組織としてKさんが受けています。これについてはKさんが「原発に賛成する思想を持っていた」ことによる人選だといわれています。しかし、事故の後からKさんの考えは反原発に傾いていったといいます。

現職の村長は原発賛成派

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現職の村長は原発に賛成する立場をとる人物でした。Kさんが選挙戦の途中から現職村長への応援に現れなくなったのは原発の事故が影響しているのかもしれません。原発には一言では語り切れない国家ぐるみの非常に深い闇があります。

原発の運転責任者であるKさんの先輩が自殺

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Kさんの同僚である原発の運転責任者が上野駅で飛び込み自殺をします。なぜ死んだのか?その理由は当事者が死んでしまった以上謎のままです。彼の足跡をたどりパーツを組み立てるように推し量るしかありません。しかし、彼の死はKさんに大きな影響を与えたことは間違いありません。

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福島女性教員宅便槽内怪死事件真相の考察①

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ここからはこの記事独自のプロファイリングで事件の真相を考察してみます。このプロファイリングは事実として公表するのではなく一つの仮説として考察したものです。Kさんの名誉や人権を汚すものではありません。

女性教員にストーカーがいた

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女性教員にはしつこく付きまとうストーカーがいました。いたずら電話が何度もかかってきました。女性教員と婚約者はストーカー被害に困ってKさんに相談をします。Kさんらはイタズラ電話を録音し警察に届けます。Kさんは個人的に犯人を探り出し、ほぼ相手を特定するに至ったといいます。

女性教員に好意を抱いたKさんの自作自演?

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仮にKさんが女性教員に好意を抱いて彼女に近づきたいと考えていたとしたらどんな方法を取るでしょうか?人間は往々にして表の顔と裏の顔を持っています。多くの人は裏の顔でも犯罪を犯すようなことはありません。Kさんは自らストーカーを作り上げ彼女に近づいたという可能性はないでしょうか。

女性教員は多くの村の男性と関係を持っていた?

女性教員は村の中の多くの男性と性的な関係を持っていたといわれます。その噂の中の一人にはKさんも含まれます。Kさんは村の中では人望の厚い真っ当な好青年でした。彼の心の中にはコインの裏と表のように倒錯した性的欲求が隠れていたのでしょうか。

自力で入った可能性が高い

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女性教員宅の便槽の中には自力で入ったとするのが定説です。非常に狭い空間に死んだ人間を押し込むのは非常に困難です。膝を曲げ折りたたむようにしなければその空間には収まりません。そして争ったような外傷もありませんでした。なぜそこに入ったのかは不明ですがとにかく自分の意思で便槽に潜り込みました。

もしかしてもう一人誰かが現場にいた?

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現場にはKさんを手助けしたもう一人の人物がいたのかもしれません。Kさんと共謀してストーカーという架空の人物を作り上げた捜査線上に上がってこない第三者です。このストーカーに成りすましたKさんが便槽内にストーカーとして潜り込んだのです。

出る時は足を引っ張るから

そこにいた第三者と例えば「脱出の時は足を引っ張る」と約束をしていたら便槽に潜り込むことはあり得るでしょうか?行為を寄せる女性の陰部を便槽の中に忍び込んで覗く、異常な性的趣向を持つ人ならやりかねないような気もします。

第三者は逃げ出した

便槽の中に忍び込んだKさん。打ち合わせ通りに第三者の男に助け出してもらうはずでした。しかし、Kさんを引き出すことが出来なかった。あるいは男は何らかの理由で逃げ出した。そしてKさんを裏切り放置した可能性があります。結果としてKさんは便槽の中で死亡しました。

福島女性教員宅便槽内怪死事件真相の考察②

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更に別のプロファイリングもしてみます。このプロファイリングの基礎となるのは女性教員が、元ヤンキーで多くの村の男性と性的な関係を持っていたという証言を元に組み立てています。このような女性の多くはS的な傾向を持ち、相手となる男性はM的な要素を持つ場合が多いです。

女性教員とKさんは性的な関係にあった

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女性教員と性的な関係にあったKさん。女性職員とKさんの関係は性的な趣向が女王様と家来の関係にありました。そういう関係の男女の中には小水を飲んだり排便する姿に興奮するスカトロを楽しむ人たちがいます。

Kさんはスカトロプレイの一環で自ら潜った?

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Kさんはスカトロという糞尿に興奮する性的プレイの一環で便槽に潜った可能性があります。便槽に潜り彼女の放尿、排便を顔面で受ける為です。常人には遠く理解の及ばない世界ですが、そういう世界観を持った人たちが少なからずいます。

Kさんは単独で潜ったのか女性教員に命じられたのか

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Kさんと女性教員がそのような関係だと仮定した場合、Kさんは自らの意思で単独で便槽に入った場合と女性に命じられて入った場合があります。どちらのケースにしてもKさんは過失によって事故死したと考えられます。

警察が覗き目的で便槽に侵入したとする説に合致

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警察はKさんが覗き目的で便槽に侵入したとしています。その説に立つのならKさんはスカトロマニアだという事になります。捜査の過程でそのような証拠が出てきたのかもしれません。しかし、それを社会に公表することができず捜査は尻切れトンボの様相になってしまったのです。

福島女性教員宅便槽内怪死事件を題材にした映画

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福島女性教員宅便槽内怪死事件は異常性殺人の可能性があり、マスコミにセンセーショナルに取り上げられました。その影響でこの事件を題材にした映画が作成されました。その映画のタイトルがバリゾーゴンです。

「バリゾーゴン」

映画パンフレット バリゾーゴン 渡邊文樹・監督

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バリゾーゴンは1994年位公開された映画です。映画のキャッチコピーには「便槽内で発見された腐乱死体を愛した女」というかなりホラーに寄った文言が並びました。原発問題や社会問題に深く切り込んだ作品だと前評判は上々でした。

あらすじ

あらすじは福島女性教員宅便槽内怪死事件をなぞっています。村を2分する村長選挙。女性教員宅の便槽内から発見される腐乱死体。家族が男の死の本当の原因を探るために映画監督の渡辺を頼り、そこから取材が始まるというストーリーです。

原発反対の自主製作映画だが

渡邊監督が映画の中で最も伝えたかったことは「原発反対」という原発の危険性や、核のゴミに関するドキュメンタリータッチの社会派作品でした。キャッチコピーで、腐乱死体を愛した女、失神者続出!!、といった言葉からキワモノ見たさに集まったホラー好きから酷評だらけで金返せコールが出る騒ぎになりました。

渡邊文樹監督とは?

渡邊監督は過去に宿泊代金を踏み倒したり、自主製作のポスターを1000枚単位で不正に張り付けたとして逮捕歴のある監督です。代表作品は島国根性(1990年) でカンヌ国際映画祭出品、日本映画監督協会新人賞(奨励賞)を受賞しています。

過去に起きた未解決事件

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日本で過去に発生した未解決事件や謎が多い事件を紹介します。日本は犯罪率が低く検挙率が高いといわれていますが「テロ事件」といっても過言ではない凶悪事件が発生し解決されていない事件が沢山あります。

警察庁長官狙撃事件

1995年時の警察庁長官であった國松孝次氏が何者かに狙撃された事件です。3発の銃弾を腹部に受け緊急搬送され一命はとりとめたものの瀕死の重傷でした。朝鮮人民軍のバッジや大韓民国の10ウォン硬貨が現場付近んで発見されました。また、オウム真理教への一斉捜査が行われた直後でした。

グリコ・森永事件

未解決事件の中でも特に有名なのがグリコ森永事件。江崎グリコ社長の誘拐身代金要求を手始めにして日本の有名食品企業を次々に脅迫します。ついには小売店で青酸カリの入った食品を混入させ無差別テロの様相を呈します。現金受け渡しで何度か犯人らしき人物の目撃情報はありましたが逮捕には至りませんでした。

地底湖大学生行方不明事件

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2008年日め坂鍾乳穴の中に洞窟調査に入ったグループがあります。そのグループの中の大学3年生の男性が鍾乳穴内にある地底湖で遊泳を楽しみました。しかし、そのまま姿が見えなくなり蒸発。警察に通報し30人体制で捜査が行われましたが、大学生は現在も見つかっていません。

長岡京殺人事件

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1979年スパーでパートの仕事をする主婦二人が山菜取りに出かけ山頂付近で惨殺された事件です。惨殺された女性2人に着衣の乱れはなく、財布や現金も残されたままでした。しかし、全身数十か所に殴打の跡がありアキレス腱が断裂し、内臓が破裂していました。

悪い人に追われている

主婦のポケットの中にはレシートに殴り書きをしたメモが残っていました。「オワレている、たすけて下さい、この男の人わるい人」メモにはこう書かれていました。不思議なことに主婦たちの荷物からは鉛筆は発見されていません。

福島女性教員宅便槽内怪死事件、あなたはどう考察しますか?

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福島女性教員宅便槽内怪死事件は日本の歴史の中でも稀にみる謎に包まれた事件です。変質者が覗き目的で事故死したという結果で捜査は終了していますが、事件を調べるとそれだけではない大きな謎があるように感じられます。是非皆さんもこの事件を考察してみてください。

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