夫婦が離婚しようとした時、子供がいると「離婚したら子供に辛い思いをさせてしまう」「父子家庭や母子家庭になったら、子供の将来に不利になるかもしれない」と考え、離婚せずに済むことがあります。
また、「子供に会えなくなるのが辛いので、離婚せずに夫婦でいる方がマシ」「まだ小さい子供を一人で育てていく自信がない」と考えて、結婚生活を続ける選択をすることもあります。このように、子供は離婚を思い留まる要因になるのです。
現代は家族も多様化している
昔は専業主婦の女性が多く、離婚すると貧困に陥るという理由から、離婚を思い留まることもよくありました。しかし、現代では女性の社会的地位も向上し、家族のかたちは多様化しています。それでも離婚を考えないでいられるのは、子供の影響があるためでしょう。
「子はかすがい」の良いパターン
子供ができると、それまでとは生活環境や人間関係が一気に変化します。子供がいることで夫婦の絆が更に深まったり、疎遠になっていた実家の両親との関係が良好化する、具体的なパターンをご紹介しましょう。
子供がきっかけで夫婦の絆が深まる
夫婦といえども、元々は価値観の違う他人です。そんな夫婦にとって、子育てとは共通の大きな目標になりえます。育児を通して人生の共同作業を一緒に行っていくことで、夫婦の絆が深まっていくのです。
実家との関係の良好化
反抗期からの両親とのギクシャクした関係や、結婚を反対されたことがある場合、実家から離れた場所に住んでいる場合などは、結婚後に両親と疎遠になることもあります。しかし、子供が生まれたことで、実家の両親との行き来を再開するきかっけとなるのです。
厳格な父親が、孫ができた途端に孫を溺愛して穏やかになったり、疎遠だった母親に子供を預かってもらったり離乳食の作り方を教わったりと、子供を介すことで交流が増え、実家との関係が良好化することもあります。
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